2009年02月13日

 根回しの上手な人


  根回しの上手な人


 立場が変わると、見方は違う。こちらからの言い分は、相手には全く通らない。単純な構造をもった人間は、一方通行の考え方を貫きとおす。それが強みで、目的に向かって邁進し、成功を収める場合もあれば、その逆になれば、奈落の底に落ちる結果も招く。会社の中で、持論、反論でまとまらない場を、上手にまとめることのできる人間がいる。いわゆる根回しの上手な人。口数は少なく、重要な所で、軌道修正できるような一言二言で、周りの人たちを、納得させる。そういう人がいる。

こちらから見れば、こう主張する事が、相手側から見ると、こう主張するだろう。どちらの言い分を互いに押し付けあっていると、争いに発展する。争いを避け、互いの言い分に耳を傾け、折り合える部分を探すことが、物事をより発展させ、より良い解決策を見出していく方法だ。相手が頭にきている時には、しばらく冷却期間が必要なので、ほっとおく、というのが一番の特効薬になる。冷まして、考える余裕が出来て、初めて意見を交換しあうことが出来るようになる。まずは、違いを認めること。本当はこのことは、なかなか難しいことで、これが出来れば、相手の言い分を聞ける。この部分とこの部分、良い方を取り入れて、効力をより多く発揮できるようになれば、お互いがハッピーになり、余分な労力を使わずすむ。ストレスはなくなる。
 直情型の人間は、熱く、正義感に燃えていると、錯覚している場合が多い。逆の方から言えば、おせっかいで、煩い人、プライバシーにずかずかと入り込んで、という判断がくだされることも多々ある。逆に、相手を喜ばせようと、常に相手の喜びそうな態度で接し、エンターテイメントにたける人は、陰に回ると、その人の態度の悪さ、横柄さを毛嫌いし、サービスに対して、お返しのなさを不満に思う。どちらも直情型の結果で出てくる答えは貧しくなる。予測に反して、期待したものは帰って来ない。
 自分にも、他者にも、中立な判断が出来る人、損得をわきまえている人、周りの空気を読める人、そういう人は、信頼され、あの人はなかなかの人物だ、と誰からも納得を引き出すことができる。その原動力となるスマートさ(頭の切れ)と能力(判断力)が必要であることは言うまでもないが。


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Posted by アッチャン at 01:34│Comments(0)日々の事
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