2009年03月10日

丹波篠山、雛祭り

 

 丹波篠山、雛祭り

よく晴れた日、気温も穏やかだ。丹波篠山にある、もとは県営だったが、民間に移行した「新丹波荘」に電話すると、和室も洋室も空きがあるという。とりあえず、母を夙川に迎えに行った。家に戻って、予約を入れ、そのまま丹波に直行。高速道路は、運転出来ないので、176号線で、のんびり行く事に。途中「サンマルコ西宮インター店」で昼食を取った。出来るだけ軽いものに、というので鳥料理を選んだのに、結構なボリューム。

丹波篠山、雛祭り

母は食が細くなっているので、夕食が食べられなくなるのでは、と気にかかる。出来たてのパンを何度も持ってきてくれるけれど、断って調整。広々とした空間が確保されていて、気持ちが良い。隣席の女性ばかりの4人グループのおしゃべりが響いていた。2時前にその店を出て、
 丹波篠山に、3時過ぎに到着した。ホテルにチェックインする前に、市街に行く。毎年、お正月を迎えて、お参りしていた、春日神社に、まずはお参りをすませておこう。能舞台は閉じられ、神社はひっそりと静まりかえっている。甘酒を振舞っている場所は、絵馬がかかっている。春日神社の、薪能は、4月にもあるらしい。時折、行われるのだろう。
 足の悪い母を気遣って、行く先々の駐車場に車を止めて、少しだけ歩くようにする。小さな町だけど、至る所に市の駐車場があり、45分以内に出れば無料なので、ありがたい。


 丹波篠山、雛祭り

 丹波400年祭と、ひな祭りが、まだ開催中だった。町屋で、お雛様を展示しているとか。丹波になんども行っているのに、こういう通りがあることを知らなかった。
 河原町妻入り商家群への入口にあるパーキングに車を止める。夫婦らしいカップルが車の傍にやってきて、わからないことがあれば?という感じ。駐車場のマークがないので、止めてもいいのかと尋ね、お雛様が展示されていると、観光案内所で聞いてきたことを告げると、通りはそこから始まると教えてくれた。
 風情のある古い町並みが続いている。通りの家の前や、土間に、家自慢のお雛様を飾っている。とても立派なお雛様飾りのある家の前に来ると、犬を抱いた人が、良く見えるように硝子戸を開けてくださった。90年以上昔のお雛様、こちらは60年、これが40年、と3つのひな飾りを展示している。顔つくりが見事だ。

 丹波篠山、雛祭り


 中国人形風の可愛いひな飾り、古風な顔立ちのもの、など、いろいろ特徴がある。さっき、親切に声をかけてくれたご夫婦が、手招きして、ここにもあるよ、というように合図してくださる。
 「秋の黒豆の収穫が始まると、店がたくさん出て楽しいですよ。そのころに是非来られたら。」
 「いつごろですか?」
 「体育の日を挟んだ頃、10月10日頃から。随分人出で混んでいますけど。」
 お二人はこの近くに住む人達のようだった。観光ボランティアに力を入れているので、そういう人達だったのかもしれない。
ホテルには、5時頃に入り、お風呂に行くと、結構沢山の人が入っている。通って来る人たちだった。回数券を買うと、お風呂屋さんよりも安い値段で、清潔だし、サウナはあるし、というので、家族連れでやってくる。

丹波篠山、雛祭り

 翌朝、大雨が降っていた。気象情報の通り、昨日のうちに、観光をすませておいて正解だった。途中にある「みのり館」で、野菜やお餅、桜餅にお漬物など、農家からの持ち寄りの品々が生産者の名前入りで売っている。そこに寄って買い物をして、そのまま直行して家に帰った。どしゃぶりの雨の中、それでも、結構早く家に帰ることが出来た。
 丹波篠山は、いつ行っても、四季折々の楽しみがある。豊かな大地に育まれ、みのりの多い所だ。高速道路は、トラウマがあって、走れないが、地道なら、どこまでもいけそう。高速料金が、3月の終わりから千円になるから、地道はすいすいいけそうだ。

 お雛様は4月初めまで展示されています。


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Posted by アッチャン at 13:53│Comments(0)旅行
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