2009年03月16日

芦屋川でコンサートとマックライトに出会う


 芦屋川でコンサートとマックライトに出会う ルナホール


 演奏会のチケットをいただいた。芦屋ルナホールで、アルカディア音楽芸術振興財団主催のアルカディアイースターコンサートが催された。
招待券なので、入口で渡すと、「おひとりですか?」と聞かれた。自由席で、一番前も空いていた。パンフレットに会員募集の要項が書いてある。
特別、法人、個人とあって、個人は年間2万円で、4回の定期演奏会に2名の招待券がついている。特別会員は一口三十万円で、20名の招待券。
ちなみに特別会員は11口だというから、それだけで220名の招待券が毎回配られている。会場に来ている人達は、2,3百人を超えないくらいで、ほとんど、招待者のような感じがした。音楽好きの人ばかり、盲導犬を伴っての目の不自由な人たちも。
 バッハの「ブランデンブルグ協奏曲 」「ピアノ協奏曲」ヴィバルディーのフルート協奏曲の、管弦楽演奏に続き、モーツアルトの「ミサ。ソレムニス」を、オペラ歌手と合唱団と共に。


 芦屋川でコンサートとマックライトに出会う

どれも良く知っている曲ばかりなので、耳に馴染んで聴きやすかった。時々、こういう演奏会に行くのも良いなあ、と思いつつ、チケットを買ってまで行く余裕はない。せいぜい、海外に出た時に、5ユーロの立ち見のチケットに並ぶか、10ユーロくらいの演奏会席を買うぐらいの贅沢しかしない。教会の無料コンサートを探して、のこのこでかけるとか。
 だから、日本では、ほとんど行く機会がない。



芦屋川でコンサートとマックライトに出会う

 芦屋川に沿って歩くと、大木の桜の木に硬いつぼみをつけた枝が、川面に広がるように垂れている。一斉に花を咲かせる日もそう遠くないようだ。昔、学生の頃、芦屋に住んでいた、脚本家を父親に持つ友人について、芦屋川に来たことなどを思い出しつつ、北の奥には山、南には海を望むと、ノスタルジックな文学的匂いが漂っている。
 着物姿で、ふらっと出てきた風情の、脚本家が、眼に浮かぶ。


芦屋川でコンサートとマックライトに出会う

 駅の山手を歩くと、ハンター坂に、淀川迎賓館があると聞いていたけれど、見に来る機会がなかった。駅の広告にお雛様公開、と書いていたので、帰り道、ついでに行ってみた。閉館時間なら、建築の外観を見れば良い。

芦屋川でコンサートとマックライトに出会う

 4時に閉館したばかり、まだ門は空いている。マックライトの建築らしさがよくわかる。緑の自然と溶け込むように、まるで、緑の中に削られた岩肌のよう雰囲気を漂わせている。小窓は、マッキントッシュの装飾風。

芦屋川でコンサートとマックライトに出会う

 シカゴから車で、旅行した時に、マックライトの家を見に行ったことがある。ライトの建築は、それで十分と思っていたので、あえて淀川製鋼所の、迎賓館までみなくてもと思っていたが、もう一度、マックライトの家に出会えたような感覚を持てた。

芦屋川でコンサートとマックライトに出会う

 芦屋川の駅事態、古さが残っている。どこか、他の駅とは違う。のんびりしていて、各駅の、プラットホームが細長くて、ちょっと押せば線路に落とされそうなくらいの狭さ。一人ずつ間をあけて、ぽつん、ぽつんと、並ぶようにして、電車を待っている。雨避けもなく、風避けもなく。

芦屋川でコンサートとマックライトに出会う


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Posted by アッチャン at 02:51│Comments(0)日々の事
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