2007年04月08日

シャンゼリゼ劇場で、フランス国立管弦楽団の演奏



劇場の前のブティック


ジャクリーンのアトリエを出て、シャンゼリゼ劇場に向かった。
フランス国立管弦楽団の演奏は8時から始まる。シャンゼリゼ
劇場近くの地下鉄「ポン、アルマ」から出ると、大雨になっていた。
劇場は7時半に開場するので、雨を避けて、戸口の前に犇めき合い、
待つ人々で芋の子状態だった。

階段

 私の席は、最上階の一番安い席、8ユーロ。舞台は見えませんよ、と釘を刺されていた。
最上階のボックス席は、案内人が鍵を持っていて開けてくれるのに、案内人はいない。各ボックス席の扉は閉まったままだ。待ちかねた人が、階下に案内人を探しに行った。しばらくして案内人と一緒に戻ってきた。私の扉74番の前に、もう一人、婦人が待っていた。彼女は、最前列の席に座り、友人と買ったので、今日はこの席だけれど、いつもは下のオーケストラ席だと言った。



私は4番で、二列目の奥の席、あとから夫婦が入ってきたが、すぐに階下の空いた席を探しに出て行った。そのまま、彼らは帰って来なかった。前列の連れの一人が入ってきて、前に座った。それからしばらくして、もう一人の男性がやってきて、3番の席を持って、どこかしら、という風なしぐさをするので、私は、あなたの席はそこですよ、と一つ空いている前の席を指すと、彼は私に、席を変わりましょうと言ってくれた。何度か遠慮したけれど、頑として彼は譲らず、私は親切を受けることになった。彼は後ろでずっと立ったまま舞台を見ていた。後ろにそういう気配を感じながら、前に座っているのは居心地のいいものではない。気がそちらにいって、演奏を聞く耳は集中出来なかった。歌舞伎の時のように、おばあさん達が座っている横にひじをついて覗かしてもらうというような
リラックスな状態ではなかった。途中で変りましょうといっても、彼はレディーファースト、笑ってそのまま最後まで、後ろに立ったままだった。
 バイオリンの女性演奏者のテクニックも素晴らしかった。終わって、前にいた婦人と連れの男性は、素晴らしい、素晴らしいと。私にも同意を求めてくる。


 オーケストラ席に幾つかの空席が見えていた。幕間になると、誰かがコートをその席にかけて置いている。始まる頃になると、皆空席は埋まった。私のように上から見ていた人がいち早く空席を確保したのだ。


 二部はオーケストラの演奏で、その頃になると、気持ちも慣れてきて、演奏を楽しませてもらった。
若い女性達の合唱がクライマックスに向けて入り、彼女達は、突如私の前の一段下がった通路に立ち並んだ。ひざ上くらいの鉄柵の前に立ち、楽譜を両手に持って歌っている。高所恐怖症の私なら、とても立てない場所だ。見ているだけで、体がぞっとして、身のけがよだち、倒れそうな気分になる。透き通る、天使のような歌声が響き渡った。

ポンアルマから見たエッヘル塔と観光船


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Posted by アッチャン at 00:31│Comments(0)旅行
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