2010年02月23日

 小沢主義は、日本では理想主義


  小沢主義は、日本では理想主義


長崎知事選挙は、自民党と公明党推薦の候補が勝った。町田市長選の民主党は惨敗。民主党に風は吹かなかった。
 政治と金の問題で追求した、自民党は、鬼の首を取ったとばかりに、これからもそれでやっていこうと意気込んでいる。
  これで、また、国会は、お金の話で、国民の嫉妬心をあおる。悪いやつだと、叩きにかかる。
 「小沢主義」という小沢さん直筆の本が、文庫本になって、出ている。私はこの本を読んで、小沢さんの理想主義は、小沢さん自身が懸念しているように、実現出来ないだろうと感じた。
 「国民以上の政治家は出ない。」 まさにそうである。
国民が選挙で選んだ、政治家が、政治をするのだから、結果は、国民に帰ってくる。
国民が、その責務をおうことになる。それが民主主義なのだ。
 日本では、真の民主主義は、確立出来ないのでは、という小沢さんの懸念は当たっている。 日本人の特徴として、「他力本願」があげられる。
 自分達が納めている税金で、国が御上がなんとかしてくれる、という観念が根付いている。官僚が、国民に利益を分配してくれれば、不公平がなくて、平等だ、という考えだ。  その平等主義は、他人が持っているものを、自分もほしがる嫉妬心をあおる。
 日本中が国民的にブランド志向に走った。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、から車に、マイホームまで、隣の芝生が青く見え、まで、平等主義の嫉妬心。
 最近では「世界に一つの花」が大ブームになった。そうとはいかない現実、それでは満足出来ない。だからブームになる。
 自己責任、という考え方は、日本では育たない。自由主義は、自分勝手主義として導入され、自由に伴うはずの「自己責任」は「他力本願」なのだ。
 選んだ政党、政治家が、即効性の利益をもたらしてくれないと、「しまった、とんでもないものを選んでしまった。」と言って、他に責任政党、政治家を捜し始める。
 今回の、長崎知事選挙も、まさにそのような、結果になった。
早々と、見限り現象が始まっている。
官僚は笑い、自民党は、返り咲きの可能性が出てきたというので、勢いずいている。
 付けは、必ず、国民が背負うことになる。
 国民レベル以上の政治家はいない。政治家の顔は、国民の顔、すなわち自分の顔なのである。


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Posted by アッチャン at 03:13│Comments(0)日々の事
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