2013年11月18日
海岸線を走ってサンルイ、オビスポへ

カリフォルニア海岸の旅の終点は、サンルイ、オビスポに決めた。
最初計画していたのは、サンタバーバラまで行き、砂漠地帯を走ってサンフランシスコにもどるというものだったが、近場でのんびりしてしまって、サンルイオビスポまでがやっと。
カーメルからサンルイオビスポまでは、海岸線を走る,ダイナミックなコース。
パシフィックコースト,ハイウェイPCHと呼ばれる,州道1号線,サンフランシスコからサンルイオビスポまでの、カーメルからのドライブコースを走る。

海辺の景色は、17マイル道路で満喫しているので、ひたすら走ったら、2時間半ということだったけれど、途中でトイレ休憩したり、景色を見たり、昼食を取ったりするので、 延べ6時間以はかかった。
道は狭く、ピンカーブがきつい所も多くて、運転に自信のある人しか走れないだろう。 人里離れた道を走るので、途中にモーテルとレストランをかねたものがあると,何か買うつもりで,トイレに。


険しい道を登って、海が眼下に見える。雲がすぐそこにかかっている。途中で,ハイキングや,山歩きをしている人に出会ったり、自転車であえぎながらこの道を行く人にも時々出会う。
ヘンリーミラーの家は、このあたりだった。岸壁に家が建っている。
映画「イソシギ」で、リチャードバートン分する牧師が、崖の上から、エリザベス、テーラーが浜辺で絵を描いている風景を思い起こす。
途中で、渋滞。崖崩れを修理している。大雨で崖が崩れたのか、青いビニールでカバーされている。
こういう所は、インターネットが全く入らないので、ナビを頼っていたら困るけれど、道は一本道で、そこから別れる道は一つもない。それも困るだろう。

こういう所で住んでいる人がいる。環境破壊され、天候がおかしくなっているので、
いくら、高級別荘地と言っても、危険なのではないだろうか。
カリフォルニアは、海辺のせいか、砂地が多い。山肌が見えて、白い土が流れているのが見える。
途中で、ランチを食べる。野外にテーブルが幾つか置いていて、カウンターで注文する。番号が呼ばれるまで大分時間がかかった。番号を呼ばれた女性が、二人分以上もある牛肉のサンドイッチをかかえて、テーブルに座った。身体が大きくてごっつい感じ。

フィッシュサンドを注文して、それもあのくらい大きいのかと思ったら、フィッシュサンドは小さくて、マクドナルドのフィッシュバーガーを大きくした程度。
凄く美味しい。サンドイッチは、どこも外れがない。もっと食べたいくらいだった。
車に乗って、また走る。息をの飲む。15マイルが制限のピンカーブが続く。

やがて、広々とした平地になり、車のスピードも早くなった。
モーテルとレストランがあり、沢山の車が停まっている。

川の辺で、景色の良い場所だ。 すごく長い車がやってきた。あんな車で、あのカーブを走れるのかしら、と不思議に思われた。若い人達が出てきた。
サンルイ、オビスポからやってきた車では?この先行くと引き返すかもしれない。
オビスポまでの道は、葡萄畑が丘の上の傾斜地に続いている。丘の上の城らしいものが見える。
サンシメオンという所にさしかかった時だった。今夜はこの辺りに宿を取っても良い感じだけど、私はオビスポに是非行って見たかった。

カリフォルニアを楽しむには、もう倍くらいの日程が必要だ。
モロ,ロックに似た岩山のような,奇妙な大きな岩があった。オビスポまでいかないといけないので、それもパス。それは、オビスポの名称の一つで、先住民マッシュの聖なる岩だった。
最初はゆっくり,宿を早く取らないと、と焦りだして、ネットで探す。
オビスポのダウンタウンが望ましいが、安くて、評判の良い所も魅力なので、3つ星の、
レキシントンホテルに決めた。

3つ星で、59ドル。帰りの高速道路101の側だというのも選択の理由だった。
その辺りは、沢山ホテルが並んでいた。
ホテルは、期待した以上の良いホテルだった。そこからダウンタウンまで、公共のトランスポーテーションを使って行こうと考え、フロントで聞くと、コインをくれた。
トラムとバスが走っている。
美味しいレストランを尋ねると、すぐ前の、アップルファーマー、というレストランが良いと。

私は、料理の美味しい所を直感でわかる。アップルファーマーを覗いて、ここは絶対に美味しいと感じた。
ホテルに予約を入れてもらって、町には見物だけに行こう。 しばらくトラムを待っていたが、来そうにないので、車にした。アルコールは飲めないけれど。
明日は、このまま、高速に乗って帰ることになるので、見物は今夜のうちに。
サンルイ、オビスポ、と言う名の通り、この田舎町も、ミッショナリーが出来て、それを中心として,町が出来た。
ミッション。サンルイス、オビスポ、デトロザは、1772年、スペイン宣教師、デトロザが、カリフォルニア5番目の伝道所。フランス、トウールーズのルイ司教の名を冠したもの。

外からしか観られなかったけど、どこもそう変わらないだろう。
町はオールドアメリカン的で、建物が美しく、この町は、ベストアメリカン建築に撰ばれている。
とても小さい町なので、くるっと回っても、20分かからないくらい。
レストランらしい店が見当たらない。伝統的なピザハウスらしい店があって、そこのピザは、毎年、ベストピザに撰ばれている。

ホテルから、歩いて来ても、それほど遠くなかった。2,30分で来られるだろう。
アップルファームの予約は、8時にしてもらっていたけれど、早く帰って来たので、
レストランに行ってみた。
すぐに席を用意しますから、と言われてしばらく待っている間に、美しく飾られた店内を観て回り、ワインは沢山飾ってあるので、値段を見たり。70ドルのワインが主流だ。中には100ドル以上のものも。

席に通され、アメリカンフードの店なので、初めてステーキを注文。
プライムリブが食べたかった。週末だけのもので、ニューヨークステーキしかなかった。
ワインは、アップルファームのワイナリーで作っている赤ワイン。29ドルだけど、すごく美味しい。
スープはボウルと皿がある。大皿一杯のスープが来た。コーンスープ。甘くて美味しい。

隣に、老人のグループがいて、彼らは、スープだけの夕食だった。女性はボウル、男達は大皿のスープ。パンと一緒に。その前にサラダでも食べたのかもしれない。サラダバーがあって、13ドルだった。

サラダとスープとニューヨークステーキに、赤ワイン。パーフェクトな食事。


今夜もまた、お腹が破裂しそうな状態。3つ星のホテルだけど、初めてバスタブがなく、シャワーだけだった。バスタブがついていても、使わないので、シャワーがあれば充分。
Posted by アッチャン at 13:56│Comments(0)
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