2008年12月20日

1日でシンガポール通になった

 
 



 飛行機の中は、比較的空いていて、空いている席が多かった。飛行機が飛び立つとすぐに、朝食が出された。ラウンジですませていたので、お腹が空いていなかった。それよりも、ワインでも飲んで寝たいと思ったが、コーヒーかジュース。朝からアルコールも頼めない。飛行時間は6時間くらいだから、このフライトは朝食だけなのかしら。
 12時になると、ちゃんとした昼食が出た。その前に、飲み物が振る舞われ、白ワインを選ぶ。ドイツのリースリングだった。赤ワインの方が美味しそうだ。ラベルに見覚えがある。チャンポンすると気分が悪くなるだろうか。白ワインは私の口に余り合わない。



 食事の選択は、やはり日本食にした。鶏と栗の炊き合わせ。味は良い。あばあちゃんのぽたぽた餅、というせんべーがついている。デザートは棒状のアイスクリーム。皆、綺麗に平らげた。何も残さず。
 映画は、好きな番組を選ぶことが出来る。「犬と10の約束」という日本映画を見て泣いた。映画のラストシーンは、娘の結婚式で、私の好きな賛美歌が流れて、よけいに泣けて来た。「慈しみ深き、友なるイエスは、」で始まる賛美歌。
学生時代、チャペルの時間と、キリスト教学の講義が好きだった。クリスチャンに鳴った友人がいる。彼女は、白内障を手術したばかり。どうしているかな。

 


 もう一つ、ブロードミュージカルの「マンマ、ミーア」を見た。メリル、ストリープが、自由本望な母親を演じている。3人の男性のうち、誰の娘かもわからない。娘は3人を結婚式に招待する。母親には内緒で。楽しいミュージカル、日本でも四季がロングラン。
 時々、眠けが起こり、ちょっと寝ると、また元気になる。足はまだ痛む。
 今回の小旅行、使ったお金は5千円まで。2ドル残っている。土産は別として。
 1ドルを大切にしながらの貧乏旅行だったが、リッチな旅でもあった。そしてなにより、私は、たった1日でシンガポール通になった。歩き回ったからだ。



 ベルトコンベアー式の、団体旅行なら、こうはいかない。人を頼りにしていると、覚えていないことが多い。シンガポールはパリのように、小さな町だということがわかった。
行っていないのは、イタリア、アラブ通りくらい、あとは制覇したことになる。町だけだけど。 




 考えてみると、こんな旅行に付き合ってくれる人はいないだろう。タクシーは使わない。地下鉄も出来るだけ乗らない。高級レストランはパス。ショッピングはしないし、見ない。 シンガポールの庶民が、生活するようなスタイルで旅し、食べるものを食べる。こんなにリッチな経験はなかなか出来ない。そして、もう会うことのない人々と一期一会。
心に強烈に残っているから、忘れ得ぬ人々だ。彼らの笑う笑顔が浮かんでいる。どこに行っても、そういう人達が存在する。  

Posted by アッチャン at 22:15Comments(0)旅行

2008年12月18日

空港のラウンジで夜を明かす

 




シンガポール空港は24時間オープンなので、空港のラウンジも24時間開いている所が多い。ラウンジは、空港のサービスによって様々な違いがあるようだ。シンガポール空港のゴールドラウンジは、スターアライアンスメンバーのゴールドメンバーが利用できるようになっている。シャワーを備えているかなと期待したがなかった。普通の椅子だけで、横になれるようなものはない。トラスファーのコーナーにあるソファーの方が眠れそうだし、空港の中にシャワー設備も、どこかに備えている。なので、ラウンジを利用しなくても、空港の中で夜明かしは出来るだろう。




 空港につくと、まず、チケットカウンターに行き、明日のチケットを交換してもらった。隣が空いた席があれば、変えてほしい、と。ついでに、マイルがインプットされていることを確かめた。以前に席を変えてもらったら、マイルが入っていないで、後で申告するのに手間がかかったことを思い出したからだ。
 空港のラウンジに入ると、客は誰もいない。明日の朝までお世話になります。給仕が、カレーを引き上げる所だった。ビールとサンドイッチを取り、椅子にどっかり腰をすえる。今日は一日中、歩き続けた足が痛む。焼けているような痛さ。延べ10時間以上歩いた。 お湯に足を浸けると楽になるのだが。階下にある、プライオリティークラブのラウンジに行けば、シャワーがあり、仮眠ようのカプセルがあるが、もう歩きたくない。また荷物を持って移動する元気はなくなっている。ビールを飲んでも回らない。何か、緊張して張っている感じがする。

 

給仕さんが、カレーの変わりに、スパゲッティーを持ってきた。ピリ辛のスパゲッティーに、更にタバスコをふって食べる。美味しいので、お変わり。コンピューターをしながら、夜を明かそう。写真を見ていると、台所とお掃除を受け持っている女性が、後ろから覗いた。オーチャード通りに写真を見て、綺麗ですね、と。オーチャード通りだと云うと、「高い。値段が高い。」そこで、可愛いい写真を見せますね、と、妹の赤ちゃんの写真を見てもらった。「可愛い、可愛い。」と。片言の日本が飛び出す。
 話をしてみると、彼女は日本で働いた事があるそう。「どのくらい?何年?」と聞くとよくわからない。1年か、1日か、1ヶ月なのか。1がつくことは確か。




 彼女は、また自分の持ち場に帰って行く。急に眠くなって来た。トイレに行き、顔を洗い、寝る準備を整えて、椅子に座ると、何時のまにか人が二人入っている。
 椅子では寝られない性分だけど、1時間くらい眠っていた。起きると、沢山の人がいる。時計は5時半になっていた。朝食に、お粥が出ていた。スパゲッティーもまだ残っている。サンドイッチは飛ぶように出ていく。朝の食事をラウンジで済ませる人が多い。コーヒーとサンドイッチ、それにお粥もいただいた。
コンピューターのアクセスが出来なくて、見てもらったり、やり直してみたり、時間を忘れていた。時計を見ると、7時半だ。あわて荷物を整理して、受付の人に聞くと、調べてくれた。まだ間に合うから、18ゲートまで行きなさい。電車よりも歩いて行く方が早いですね。7時45分までに行けば良い。




 いつものこと、走りながら、18ゲートを目指す。すみません。急いでます。エスカレーターの前の人に断ってあけてもらい、汗だくになって18ゲートまでたどり着く。
まだゲートは空いていなかった。私のチケットには7時20分に、と書いていた。
 ほっと一息、トイレに行く。いつもこうなのだ。いつも走り、あわてて、心臓の鼓動を聞きながら、無事、飛行機に間に合っている。
   

Posted by アッチャン at 16:48Comments(0)旅行

2008年12月18日

オーチャード通り

 

 



 地下鉄のシティーホールの駅で、オーチャードまでの切符は1ドルになっている。デポジットが1ドルと書いている。空港から来るときに、2ドル60セント払ったのは、その中に1ドルのデポジットが含まれていたということらしい。上の看板を見ていると、後ろから、若い男の人が、助けましょうか、と言ってきた。デポジットというのは?と聞くと、彼のチケットを販売機に入れようとして、こうすれば戻って来るはずだと、試してくれたのだけれど、旨く行かない。すると、又別の人が、リターンのボタンを押して、ここに入れるように指示をした。彼も本当は知らなかったのだろうか。私に、日本人かと訊ね、自分はベトナムから来たと言う。親切で人なつっこい感じの人だった。ありがとう、と言って別れて行く、エトランジェ。



このあたりが一番賑やかな場所。この中に伊勢丹がある。

地下に日本と同じようなパン屋さん。


 オーチャード駅は、シティーホールから3つめの駅で、外に出ると、タカシマヤというネオンが目に入った。そのお隣にはイセタンがある。日本のデパートが競い合って並んでいる。オーチャード通りは、クリスマスのデコレーションが豪華で美しい。人もすごい。 通りで、イベントや、子供達のために作られた、家や人形、ぬいぐるみの像など、色鮮やか、クリスマスソングが流れ、溢れるばかりの活気に満ちている。

 


 大阪の御堂筋にイルミネーションで飾りたいと、意気込んでいる橋下知事が見たら、羨ましくて地団駄踏みそう。お金が惜しげもなく、ふんだんに使われている。オーチャード通りは、リッチな人達の、懐温かい通り。
 大盤振る舞いのデコレーションは、無料と書いていて、誰もが楽しめるのだから、貧しい人にも、目の保養というクリスマスプレゼント。

 


 地下鉄の駅で、デポジットを払うのに、どういう理由があるのだろう、ややこしいではないか、と思ったけれど、リターンにチケットカードを入れると、カードは出てこないで、1ドルが出てくる。これは、清掃をかねているし、カードを再利用しているのかもしれない。チケットが捨てられる心配がない。その上、お金が返って来ると気分がリッチになる。 1ドルと言えども、シンガポールでは、地下鉄の乗り賃なのだから。日本で言えば、220円戻って来るようなもの。

 


 カクテルを飲まなくjてもライブを共有




 地下鉄でオーチャードまで来て、帰りは歩いて帰るつもりで、地図を見ると、このイルミネーションが、昨夜泊まったホテルの前のイルミネーションにつながっていたのだということがわかった。足はずきずき痛み出していた。それでも、パーフォーマンスなどを見ながら歩くのは楽しい。

 


小さな女の子が二人、アクロバットを披露している。身体が柔らかく、二つ折れになり、そこから首を出して、三つ折れ状態になる。骨は一体どうなっているのだろう。祭りの見せ物小屋で、奇怪なものを見た子供の頃の思いでが重なって来る。二人の少女を操る、女性は、恐ろしい人買いではなかろうか?

 


 今度は、壇上に家族連れが上がっていて、司会者が、ぬいぐるみの人形を放り回しながら、大きな声で、わあわあ言っている。ある家族が前に出て、その人形を捨てると、人形はお腹を向けて倒れる。すると司会者が、その家族の負けだから、と人形を同じ姿勢をするように命令する。嬉しそうに床の上に倒れて、ポーズをする親子。それをカメラマンが撮影する、というゲーム。皆、陽気で嬉しそう。はい、次の家族は? 中国人の家族に変わって、インドの衣装を身にまとった親子が。ごろっと床に寝るというだけの単純な遊びだけど、可笑しさがこみ上げて笑いを誘う。


 

しばらく行くと、西洋人形になった二人の女性が、動かないポーズで鳩を手にして、無表情。誰かがお金を入れると、鳩は手の中でパタパタし出す。腕が動き、鳩を飛ばすような仕草をして、また動かなくなる。次に動き出すのが見たくて、見物人は動かない。誰かがお金を振る舞うの待って。






 しばらく見て、私はまた歩き出す。観光案内所に入り、座って休んでから、また歩き始める。途中に、食堂の灯りが見える頃、おそらくホテルまでそう長くはないような気がして、そこで一休み。お腹がそれほど空いているわけではなかったが、食べていない焼きめしを食べてみたくなった。





エビの焼きめし、シンガポールの屋台で、エビばかり食べてきた。最後はえびの焼きめし。少なくしてほしいと頼んだが、この量しかないと言われた。勿体ないけど、半分食べられなかった。えさになるだろうと都合の良い考えをさせてもらって。



カールトンホテルのネオンは見えているのに、歩いても歩いてもなかなかだった。YMCAがあり、友人の事を思い、キャセーというホテルの側に、テント張りのマーケットがあり、本や宝石などを売る市が出ていた。
日本語が聞こえた。「安いね。明日また買いに来よう。現金がないから・」という夫婦ずれ。この近くのホテルに泊まっているようだ。

 カールトンホテル


 今朝行った美術館の前を通り、ようやくホテルに着き、荷物を受け取って、しばらくソファーで休む。時間は、10時45分。そろそろ空港に行っても良い時間になった。   

Posted by アッチャン at 11:33Comments(0)旅行

2008年12月17日

マーライオンから中華街に

 




シンガポールの繁栄を願って作られたというマーライオン、随分以前に、お正月の家族旅行でやってきたときに、見たけれど、それほど記憶に留めていなかった。父が生きていた頃、毎年、お正月は家族全員で海外旅行に出かけた。父が費用を出してくれた。ハワイには何度か、タイ旅行についで、シンガポールに決まった年は、母のパスポートが切れていることを忘れていて、父は、費用だけ出して、母と日本に残った。

 

弟と妹の家族と出かけたが、父母を残しての、私達だけの旅行なので、楽しさも半減していたように思う。オーチャード通りにある屋台で、注文した料理の値段が観光客用に高かった。弟が、最高の果物で旨い、と云って注文したドリアンが運ばれていると、その匂いだけで、誰も食べられない。運んで来た係の女性が、首をふりながら持ち帰った。弟は、「こんなに旨いものをと云っているよ。」と云うが、勿論言葉がわかるはずはない。その記憶は強烈に残っている。ホテルの地下にある、中華料理の名店?で食べた味が良かったということも覚えているが、値段は安くなかった。「観光客にはぼったくる。」と弟が言っていた。何というホテルだったのかも覚えていない。弟の奥さんが、象に乗っていたこととか、水上マーケットを船で巡ったこととか、漠然とした記憶しかなく、シンガポールに期待しないでやってきたのだが、時間がとても足りないほど、おもしろそうな町だ。

 




マーライオンまで、公園の中を歩いて行くと、それはシンガポールのトレイド通りに入っていて、記念塔など順番に見ていくようになっていて、散策しながら歩くのに最適な場所だ。
マーライオンの回りには、沢山観光客がいて、象を前に、手を出してポーズをしながら、写真を撮っている。オレンジの僧服に身を包んだ坊さんの団体もいて、嬉しそうだ。口から水を吹き出しているだけなのだが、愛嬌があり、しばらくは見ていたいと思わせる。




やがて、海辺に沿って、歩き出した。地図で見ると、中華街まで歩いて行けそうだ。
足は大分疲れているが、回りを見ながら歩くのは楽しい。キョロキョロ、写真を撮りながら、地図を頼りに歩く。











中国文字の銀行が現れ、中国文字と建物が所どころに見受けられるようになり、中華街に入っていった。寺院の上に人形を積み上げて盛りあっがった奇妙なものが見えた。そこはイズラム寺院だった。お祈りにやってくる人達が靴を脱いで入って行く。観光客には、入場料を要求するという案内が。






その隣の細い通りから中華街の店が群がるように並んでいる。どれも安い。ニューヨークの市でもパリの市でも安売りでよく見かける、パシュミナのショールが、4枚で10ドル。一枚が200円足らずで売っている。私が好きな冷蔵庫に貼り付けるマグネットに陶器で彫刻を施したのが、一つ1ドル。何もかも、めちゃくちゃ安そうだけれど、私は手持ちのお金が寂しいので、何も買わない。中国人のシンガポールでのルーツを展示している寺院があり、そこでは、観光客ツアーがあるらしい。






地下鉄の駅が、その路地裏の終点になっている。地下鉄に乗ろうかと思案して、再び歩き出した。今度は、ホテルのある方向に向かって。シンガポール最大のショッピングセンターがあり、やがて、リバーサイドから、レストランの光が浮かび上がっているのが見える。






シンガポール消防署
あたりはすっかり暗くなっている。そうかここがリバーサイド、海鮮料理が豊富に、と言う所のよう。右に左に目をやりながら、痛い足を引きずって、歩ける所まで歩いて行く。やがて、見覚えのある場所に来た。今日、アダプターを買った、コンピューターのショッピンぐセンターだ。向かいに、シンガポール消防局の由緒ある建物がある。そのまま歩いて行くと、「シティーホール」の駅が右てに見えてきた。まだ時間は充分ある。地下鉄に向かって歩く。  

Posted by アッチャン at 17:53Comments(0)旅行

2008年12月16日

ラッフルズホテル



 
 4時にチェックアウトをすませ、お腹が空いているので、近くにある中華のホーカーに行く。昨日食べたゴマ団子が美味しかったので、そこで、飲茶のエビ蒸し物とゴマ団子を買った。二つで2ドル60セント。持ってきた水を飲みながら食べ終わると、まだ物足りない。ぐるっと回って、4ドルの大エビ入りラーメンを買う。

  



昨日美味しそうだと目をつけていたもの。海鮮スープの味が良い。ビーフンにすれば良かったかな、なんて欲張りながら、平らげた。やはり私の食べ物に対する臭覚は確かだ。どれも美味しかった。



 

 




 マーライオンを見に行くのに、最短の道を地図で探すと、昨日も歩いたラッフルズ通りを行って、海岸の方に行くのが近道になっている。昨日は、夜だったので、レストランのような灯りが見えていた角を曲がると、植物が生い茂り、花が咲く庭園になっていて
植物の中を行くと、ラッフルズホテルの正面玄関に。観光客が、玄関口を背景に写真を撮っている。クリスマスのデコレーションと、白い建物、回りに生い茂る植物園のような緑と花、プルメリアの白い花が、所どころに花を落としている。









 息を飲むほど、優雅で美しいホテルだ。車寄せの玄関に格式を備えたボーイがいるので、入りにくいかな、と思ったが、中から見えている、クリスマスツリーに引き寄せられ、入って行く。男女4人のカップルが、同じように入ろうとしていた。ボーイが、男性の服装では入ることが出来ないと断っている。女性は許されると言われ、二人の女性だけが中に入った。私も良いのだろう、入って行く。








 入って右手はバーになっていて、シンガポールスリリングの赤ピンクのカクテル前にしたカップルがいた。木製の階段の上にはは廊下と客室が回りを囲むように見える。左手は、レストランになっている。エキゾティックで優雅なホテル。泊まらなくても、充分雰囲気を味わったので、幸せ。






 プルメリアは、ハワイで沢山見られる。匂いが良くて、清楚な美しさがあり、好きな花。ホテルを出ると、雨がやんでいた。雨上がりの緑が鮮やかに濡れて美しい。
  

Posted by アッチャン at 17:11Comments(0)旅行

2008年12月16日

シンガポール美術館

  

 


 ホテルのすぐ近くに、シンガポール美術館がある。シンガポール航空のチケットを見せれば半額になる。乗り降り自由の観光用のバス半額、レストランやショッピングにも割り引いてもらえる所があるらしい。美術館に入ると、ジャパニーズアートとの2館共通で、10ドルの半額になる。安い料金だけれど、展示物は、それほどのものもなく、美術館というのは、建築物の方をいうのなら、そうだろう。


韓国アートの展覧会の開催中で、それぐらいしか見るものはない。ジャパニーズ館というから、宝物でもあるのかと期待したら、コンテンポラリーアートと、後はゲームと漫画の原画など。漫画を自由に読むコーナーと、ゲームのシュミレーションのようなアート? 

ガンダム



美術を見るよりも、この方が訪れる人を喜ばせていた。私も、野球ゲームをやって見たら、面白い。無気になってバッターを振る変わりに、コネクターを振っている。

 




 ホテルのチェックアウトまでに、マーライオンを見ておこうと思ったけれど、コンピューター プラザの側を通って、アダプターを買っておかないとと思いついた。今夜空港で必要になる。世界150カ国に通用するのと、シンガポール専用と買うのに迷ってしまった。手持ちの現金がないので、シンガポール用のものを9ドルで買った。

アート遺産通り







日本円に換算すれば、安いのに、手持ちのドルがないと不安になる。空港でとりあえず変えたのは、60ドル、日本円で5千円足らず。地下鉄に乗るのに困るからと、少量変えて、シンガポールに来てから変えるつもりだったが、まだそのお金でまかなっている。 時計は2時半を回っている。一旦ホテルに帰り、チェックインをすませてからにしよう。 ホテルに着くと、部屋の鍵がロックされている。受付で、4時のアウトだと言って、カードを新しくしてもらった。

 

 通常は、延長6時まではホテル料金の半額、それ以後は一晩の料金が追加される。ホリデーインのプライオリティークラブに入っていると、空いていれば、4時まで延長してくれる。ドイツのケルンで一度、延長してもらったことがあった。それで随分助かった思い出がある。  

Posted by アッチャン at 16:05Comments(0)旅行

2008年12月14日

欲だ、元気だ、

 
 エブリシングのオムレツ

昨夜、こちら時間の3時に寝たのに、6時前から目覚めていた。外はまだ真っ暗だ。
ベッドの中に7時前までいて、仕方なく起きると、薄暗いはず、雨が降っている。
 シャープの液晶大型のテレビにスイッチを入れたら、電源が入らない。番組表に、日本のNHKが入っているので、真央ちゃんの演技が見られるかと期待したのに。

 


 昨日、部屋でフリーのインターネットをしていて、電源が入っていないことに気づき、入れようとしたら、差し込みが違っている。デジタルカメラの充電も出来ない。バッテリーがなくなりかけている。店はもう閉まっている。受付で聞いたら、なんら心配することはない、アダプターを貸してくれた。差し込んで、これで安心だと思って使っていたら、電源を切り替えるか、充電してくださいというアナウンス。え?これでもだめなの?一瞬びくっとしたが、コンセントの電源がオフになていた。一晩中、コンピューター充電をして、今朝から、デジカメの充電を。テレビは、そうはいかなかった。電池がないので、朝食のついでに受付に行こうと思って部屋を出たら、ハウスキーピングの係の女性と男の人がいるので、聞いてみた。掃除中の部屋のと交換してくれた。テレビが違うからどうかな、と云いながら。中を覗くと、アナログテレビの小さいのが置いてある。確かに部屋も丁度も格上の部屋になっているけれど、電気がつかなかったり、水道の蛇口に問題があったり、シャワーの水が外に溢れて水浸し。ヘヤードライアーはないのに、アイロンの設備はある。 

 


 朝食は、ビュッフェになっていて、種類はものすごく豊富。飲茶があるので、まずそれを頂く。いつもは食べない卵だれど、マッシュルームを始め、トマト、タマネギ、ハム、チーズ、全ていれてもらってオムレツをオーダーしたら、それだけでお腹が一杯になりそうだった。コーヒーを3杯お代わりして、サラダに、果物、チョコレートケーキまで食べてしまった。欲は恐ろしい。でふと思った。
 タルを知る、というのも大事だけれど、もうこれでいいのだ、というのは、生命力に反するような気がする。欲は、人を生きることにかりたてる原動力なのだ。

 ここは無料の客ばかり。勘定の心配がないように。

欲が深いと、嫌われる傾向にある場合が、多々起こるだろう。自己主張が激しくなり、人と衝突も。それこそが生命力、力の力学だ。衝突を起こして、エネルギーが生まれる。
 最近、私は人と争う気力がなくなっている。昔は、譲らず、いい加減にしろと言われるくらい、母とも言い合っていたが、今はお互いに優しさだけ。思いやる心と、気遣いばかり。ガス抜けがしてしまっている。良いことだと思っていたが、そうでもないのかも。エネルギーが不足して、一歩死の方に近づいているといういことだ。

 今朝の窓から
 悟りを開いた、と云われて、喜んでいたら、とんでもない。元気がなくなっているだけの話だ。
 朝食で、卑しいから一杯食べて、そう悟りを開いた。欲ぼけを、これからは全面に出して行こう。ある人が言った。「あなたは最後の最後まで、他の人が死んでも、なんとか生き残ろうと必死になる人だ。」云われて、自分の求める私のイメージとのギャップに、がっかりしていたが、そうではない。生命力の問題なのだ。

朝が動き始めて

  

Posted by アッチャン at 12:32Comments(0)旅のグルメ

2008年12月14日

ホーカー(屋台)


 噴水

 夜の町に飛び出した。お腹が空いているけれど、夜の噴水を先に見よう。フォンテン、オブ、ウェールズ(富の噴水)という。世界最大の噴水で、夜には、レーザー光線のショーがある。今夜見ておかないと。
 
 噴水に、クリスマスツリーや、となかい、文字が時々浮かび上がって見える。色が変わるので幻想的で綺麗だ。回りには巨大なホテルが立ち並んでいる。パン、パシフィックホテル、マンダリンホテル、これがそうか、と関心しながら、ホーカーを探して歩く。


ホーカー(屋台)は海辺にある

 マカンストラ、グラトンズ、ベイ ローカルグルメガイドの「マカンストラ」が優良店を集めて、期間限定のホーカーを開催した。その時、好評だったので、そこに、常時開催すつようになったという。12軒出ていて、人が待っている所で、定番人気だという、えびの焼きそば「フライド、ホッケン、ミー」を食べて見た。 4ドルの一番少量でも、お腹が大きくなって、他のものまで食べられなかった。帰りにホテル近くで、中華の屋台が並んでいて、大好物のごまだんごを一つだけ買った。こちらは80セント。





 
 ココナツのジュースは2ドル、おそばと、水とジュースを買って、10ドルかからない。探していたコンビニは、ホテルの裏側にあった。そこで、ゴマ団子を見つけたのだけれど、このホーカーの方が、値段は安く、庶民的な感じがする。

 カメラを向けると、答えて。客のいないバー


ホテルの前の通りは、クリスマスのイルミネーションが美しい。 バーやレストランが多く、シンガポールは、夜のナイトライフとショッピングの町のよう。

ゴマ団子の屋台  

Posted by アッチャン at 03:08Comments(0)旅のグルメ

2008年12月14日

カールトンホテル

 


 ラッフルズホテルの向かいにあるマーケットプレイス

 空港から、地下鉄の売り場で、親切な人がいて、10ドルを細かく変えてもらった。その上、チケットの買い方まで教えてもらう。地下鉄に乗る前に、衣服をバッグにつめて、そのままファスナーを閉めるのを忘れていたので、電車に乗ると、中のものが飛び出した。そこでも、親切な人が拾う手助けをしてくれた。地下鉄で、彼女は、観光ガイドの役まで買って出て、いろいろな建物の説明をしてくれる。名刺までもらった。シンガポールの人達はとても親切だ。さて、シティーホール駅から、外に出ると、ホテルへの道がわからない。空港のラウンジでもらった地図を眺めていると、グループで歩いてきた、若い男の人が、手助けしましょうと。日本語がすごく旨い。彼も良くわからず、別に人に訊ねてくれた。皆、皆ほんと親切。彼はどうみても日本人には見えないけれど、ハーフなで日本人なのだと。まだ学生さんのよう。






カールトンホテルに着くと、受け付けの女性が、デラックスルームから、アップグレードしてくれた。それでなくても、充分安い値段で、朝食付き、インターネット無料(普通は27ドルかかる)、レイトチェックアウトを4時まで、というハッピー料金なのに。




  部屋は快適そのもの、14階だから眺めが良い。バスタブとシャワー室に分かれている。キングサイズのベッドに、バスローブとスリッパが2人分。お隣は、シンガポールで一番のホテル「ラッフルズ」 この界隈は、アートディレクトリーと呼ばれている。



  

Posted by アッチャン at 02:23Comments(0)旅行

2008年12月14日

シンガポール航空

 
 


シンガポール航空に乗ってみたくて、シンガポールにやってきた。降りたくないくらい居心地とサービスがよいと聞いていたからだ。確かに、サービスは良い。エコノミー席はユーナイテドに比べて余裕がなく、足下が狭いけれど、足置きがついているので、私には楽に感じられる。新聞も豊富、毛布は柔らかく温かい。お酒も無料、食事は選択出来て、日本食を選んだら、すきやきが美味しかった。茶そばの料もたっぷりあって、前菜も。デザートにアイルクリームまでついてくる。関空から直接6時間くらいだから、楽なのかもしれないけれど、関空にあるラウンジも充実していた。サンドイッチや、ちょっとした食事まで用意されている。顧客のニーズを大切にしているから、人気があるのだ。

 



 ノースウェストを皮切りに、ユーナイテドも、アルコール飲料が有料になった。以前は、エコノミーにも新聞を配っていたが、とっくの昔になくなっている。最近、アルコールに加えて、毛布や枕まで有料になったとか、顧客をないがしろにするのも、いいかげんにしろ、と云いたくなる。ユーナイテドでは、マイルを使って、ビジネスにアップグレードすることが多いけれど、座席を除けば、シンガポールのエコノミーと変わらない。来年から、ユーナイテドでは、マイルに加えて、お金を払わなければ、ビジネスに乗れなくなる。アメリカの航空会社が、軒並み破綻の危機にあるのは、サービスの悪さに原因があるような気がする。それでいて、添乗員は横柄で不親切、美的感覚は全くなく、年寄りが多い。





 GMなどのアメリカ自動車会社、トップ3と共通点があげられる。給料を下げるのはいや、顧客のニーズを無視して、実用性のない車を作って来た、驕りは取れることはない。GMは破産の準備をし始めているという。ユーナイテドも再建会社だ。
 シンガポール航空に乗って見て、乗務員は皆、笑顔で親切、その上スタイルはみめ麗しく、ほっそりして優雅だ。休む暇なくサービスをしてくれる。こういう会社だから、経営が旨くいっているのだ。どの世界にも同じ事が言える。政治家を見ていても、歴然たる違いが見える。

 
   

Posted by アッチャン at 01:49Comments(0)旅のグルメ