2009年03月31日

 千葉の知事選について


 

千葉の知事選挙は、西松事件の影響で、あたかも民主党の敗北のように、マスコミでは揶揄している観がゆがめないが、それは全く違う。その点において、麻生総理の発言は真をついている。一日に一集会をこなしていたというから、当選すると思った、と発言している。並々ならぬ努力が功をそうしたというわけだ。加えるなら、このところのタレント知事の活躍ぶりが後押しした。熱血森田健作なら、千葉を活性化させてくれるだろう、という期待が無党派層を取り込んだ。無所属であることを前面に出して、クリーンなイメージを植え付けたが、実は自民党に席を置いていた。
 橋本知事や、東国丸知事の場合とは、違うような気がしている。役柄のイメージを武器に、正義感溢れる熱血漢のように、本人は振舞っているけれど、別名(本名)で、自民党の支部長をしている。自民党の支持をバックにしていたことは明らかだ。一日一度の集会をこなすには、多額のお金も使っていただろう。自民党の中で、自民党の勝利だと喜ぶ議員が多数いるには、裏がありそうだ。
無党派層の支持を得たのは、知名度と橋本さんや東国丸さんにあやかって、タレント知事の活躍を期待しての事だ。自民党が今まで、得意としてきたタレントの知名度を使っての選挙、これもその勝利の一つ。
 自民党の中から、このまま選挙に突入すべきだという声が上がって来ている。民主党に勝てるから、と。自民党が、少しでも有利な道を模索するのなら、この時期を逃してはいけない。小沢さんへの風当たりは、いつまでも続くとは思えない。世論は、次第に冷静になりつつあるように思われる。民主党が、小沢さん続行を決め、一枚岩でやっていくかぎり、民主党支持は、増えて行く。ぶれないことで、本物だと思う力が働いてくる。麻生さんの支持が増えてきたのは、叩かれてもめげないで頑張っているからだろう。小沢さんを攻撃しないことで、人柄の良さもアピールしている。
 小沢さんを支えて、民主党が苦難を乗り越えて、頑張って行けば、どれほどマスコミが小沢さんに不利な言動を続けても、民主党が以前よりもさらに信頼を得るにふさわしい党に成長するに違いない。マスコミの報道や、世論調査などにまどわされないことが大事。
  

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2009年03月30日

朝まで生テレビで、小沢さん続投支持66パーセント


 

 金曜日の夜中、朝まで生テレビは、小沢さん、続投を支持するのか?それとも支持しないのか?その理由は?というアンケートを募っていた。
電話は、混み合っていて、かからない。番組の間中、ずっと受話器を握り、繰り返し絶え間なく、リダイアルした。たまに話中の音になるが、ほとんど「ただいま大変混み合っておりますので、おそれいりますがあとでもう一度おかけ直しください。」そのうちに、これでアンケートを終了させていただきました、という表示が画面に出た。
 結果は、66パーセントの人たちが、小沢さんに続投してほしい、という意見だった。私のように、ずっと電話をかけて、つながらなかった人は随分いるに違いない。インターネットからアンケートが出来ないだろうかと、ホームページを開いたがだめだった。おそらく、回線が充実してれば、支持はもっと多かったのではないだろうか。勿論、私は、続投を支持している。だからこそ、熱心にどこかでつながらないだろうかと絶え間なくかけ続けた。それだけ反響がすごかったのかもしれない。とすれば、小沢さんにエールを送る人は、想像以上に多いということになる。
 世論調査では、70パーセントの人が支持しないという結果が出ているとか。その中に、この問題を正面から真剣に考えている人がどれだけいるのだろうか。マスコミの報道を鵜呑みにしているだけではないだろうか。民主主義の根幹にかかわる問題だというのに。
 いみじくも、今日「チェンジング」という映画を見た。市民の安全を守るはずの警察が、権力を使って、不正や過ちを隠匿する為に、どんなことでもやってのけることの出来る恐ろしさと、その不当な権力に、勇気を持って立ち向かって行く、善良で無知な女性、彼女を支持する市民。腕利きの弁護士と、警察の腐敗に立ち向かう宣教師と彼と共に戦う人達。
 この映画は、アメリカのロスを舞台にいているが、実話にもとずいている。小沢さんへの検察の介入は検察の特捜部の背後に、どのような力が働いてるのか、不当な圧力がないかどうか、正義の為に、明らかにしなければならない。小沢さんを支持するのは、私達一人一人の、人権を守る為でもあるのだから。
  

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2009年03月27日

小沢さん、降りないで


 


小沢さんが降りたら、国の圧力、権力の乱用に屈することになる。民主主義を守るためにも、小沢さんは今、代表をやめてはいけない。
民主党の中からも、公然とやめるべきだという声が上がっている。選挙に勝てない、国民の支持が得られないと。もともと小沢さんへアレルギーのあった人達だ。それなら、また元の民主党の体制に戻ったらよい。労働組合母体の旧社会党、官僚上がりのエリート議員、大都会の無党派層の票をあてにすることの出来る議員、名前の売れたタレント議員、彼らだけで、政権は取れない。地方の自民党議員が強い地盤を、ひとつづつ打ち崩す努力が、この前の参議院選挙での民主党の躍進を生み出した。小沢さんが、民主党議員の甘さ、サラリーマン的な認識では、選挙は戦えない事を、徹底して教えてきたおかげで、ようやく民主党が、自民と戦える党に成長した。どぶいた選挙には、お金がかかる。ポスターを何枚、交通費に、会合費、選挙活動にかかる費用はおおければそれだけ有利なのだ。
有権者にもいろいろある。話し合いが持たれ、まとめてどこに入れるかを決めるという所が、地方には多い。それも、議員が自分たちの為に何をしてくれるのか、で決めるのである。各種団体もそう。医師会、歯科医師会、農協、すべて、自己の利益を期待して、支持を決めた人物、政党に入れる。悲しいかな、選挙は金と連動している。そういう体質を壊すために、小沢さんは頑張っている。企業からぶんどったお金で、民主主義を確立する。小沢さんは、灰色ではなく、公表しているから、つつかれるのだ。多額の献金を受けているのはおかしい。不動産を所有しているのはおかしい。全て公開されているからたたかれる。多額の献金を受けてることは罪ではない。それが収賄につながらないのは、小沢さんが断言するように、建設会社に甘い汁を吸わせていないから。だから、建設会社の下請けから、こういう献金を割り当てられてされていた、というのような不満が出てくる。
 私は一度も嘘をついたことはありません、と小沢さんはどこででも公言してる。剛腕小沢と言われ、統合と分裂を繰り返しながら、小沢さんはぶれなかった。甘い汁を吸うよりも、自己理想にために、行動してきた。
 今やめることは、国家権力に屈すること、なんとしてでも戦ってほしい。真の民主主義の実現のために。
  

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2009年03月26日

リラックスタイム

 
 
夜、コナミから車で帰る道、ラジオから、シャンソンが流れてきた。その中で、美川健一が歌う「サントロぺの思いで」という曲にしびれた。
テレビで見る、美川健一は、化粧が厚く、ぎらぎらしていているので、歌う歌までも粘り気があって,濃い感じがするのは、視覚と連想するからだろうか。ラジオから流れるシャンソンは違っていた。淡谷のりこから、あなたはシャンソンを歌えば良い、と言われたとか。言葉の切れが良くて、余韻があり、寂しげで、それでいてきっぱりしたところがあって、とても素晴らしかった。思わず、拍手してしまった。他の二人の女性歌手も、旨かったけれど、身震いすることはなかったが、美川健一の歌は違った。「今年の夏、サントロぺにはまいりません。」という繰り返しでは始まる。サントロぺに行ったことはないけれど、想像の中で、風景が広がる。田舎家の、愛する人と過ごした美しい家
 
 家時までのほんのわずかな時間に、嬉しい感動とリラックスタイム。
  

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2009年03月24日

小沢代表の記者会見

 
 

今夜、NHKは、9時半から行われた、小沢代表の記者会見を流した。小沢さんは、最初に声を震わせ、次第に涙が流れ、支えていた精神力がくずれるように、国民と民主党の仲間や支持者に心配をかけ、迷惑をかけたことをわびると共に、小沢さんにエールを送り、支えてくれた支持者と民主党の仲間の支えがなければ、ここまで耐えることはできなかった。暖かい支援への感謝を述べた。そして、身の潔白を改めて訴え、総理の椅子にも政治の職にも未練はまったくないこと、40年間、政治家として目指してきた、議会制民主主義の実現と、国民の為の政治の実現、この目標を達成する、最後の機会であり、自分に課せられた。最後の使命を果たしたい、と述べた。議会制門主主義の実現は政権交代によって、実現できる。目標は政権交代により、官僚の上に立った、自民党政権を打破し、政権交代によって、国民の為の政治を実現すること、それだけが自分に与えられた最後の使命だ、と述べた。NHKは、ありのままに記者会見を流し、解説でも、小沢さんの主張を要約し、淡々とありのままを述べていた。
 ところが、10時から始まった6チャンネルの報道ステーションでは、記者会見の模様を、自分たちの都合の良いように、カットし、編集したものを流している。
あれでは、起訴されていても、続投の意思と、目指すは政権交代で、政権を交代すれば、時期の総理大臣に収まるという意向になっている。
そこで、コメンテーターは、小沢さんが、民主党の代表に留まっていて、納得得られるものだろうか?という疑問を投げかける。
 こういう風に、私達は、テレビの画面を通して、カットされ、編集された部分だけを見せられている。今日のNHKでの記者会見の事実を、事実のままに見た人が、どれだけいるだろうか。4チャンネルでは、WBCの決勝戦を流している。昼間会社で見られなかった人達はそれを見ているだろう。報道ステーションを見る人は、曲折された、記者会見の模様を見ているだろう。これは、おそろしいことだ、と思った。
 コメンテーターの、ワイドショー的な発言にも、怒りを覚えるが、それよりも、作られたものを受け入れ、マスコミに先導され、批判的な言動をする町の人たちの声(これも編集されている)を聞くのも悲しい。
  

Posted by アッチャン at 23:46Comments(0)日々の事

2009年03月23日

 ETC車載、土日千円にだまされてはいけない


 

何故ETC車載でなければならないのか
月末から、高速道路料金が土日に限りどこまで行っても、自家用車は1000円になる。ただし、ETC車載に限る、というので、ETCが売れに売れ、品切れ状態が続いている。高速道路には乗れない私まで、ETCをつけなければ、とあせってしまった。だが待てよ、踊らされてはいけない。
この週末、一部の高速道路が、この割引を始めたら、たちまち高速道路に車が殺到して、混雑ぶりを露呈した。
 そもそも民主党は、高速道路の無料化を訴えていたはずだ。それに対抗して、自民党が打ち出した、方針が、ETC車載を条件に、しかも土日だけ千円にするという対抗案だ。これを有難がっていてはいけない。
 無料になれば、維持費がかからなくなる。自家用であろうと、業務用であろうと、全て無料になれば、一番必要としている、業務用の経費節減になり、その結果、消費者である私達に、その恩恵は回って来る。いつでも、というと、土日に殺到して混雑することも免れる。
 信号のない高速道路は、交通事故や渋滞を回避し、時間の短縮になるので、安全性を増し、労働力を増加させる。経済に及ぼす効果は大である。
 一方、ETCを車載していても、機械の故障に備えなければならないし、人員の削減は出来ないし、土日の渋滞で、トラックやバスなどは迷惑を被るだけ、負担が増えるだけである。このような愚策に、国民はどうして小躍りして喜ぶのだろうか。すんでの所で、私も踊らされる所だった。
 我々が、要求すべきは、高速道路の全線無料化、無駄なETCを買うべきではない。目的が達成されるまで、高速道路使用拒否運動をすべきなのだ。
 
  

Posted by アッチャン at 22:23Comments(0)日々の事

2009年03月23日

一瞬の永遠

 

 先日、京都に母を連れて行ったことへの礼と、母はそのことを何も覚えていないこと、なんとも精がなくて悲しい限りだ、という文面のメールが入っていた。
 私は、母の為に、京都に行ったのではない。母を喜ばせたい、散歩して足腰の運動をしてほしい、少しでも元気になってほしい、という私の言わば、自己満足の為に、母を京都に誘ったのだ。だから、感謝しているのは私の方だ。元気な母と、こうして楽しい時間を持てることの喜びは大きい。京都で歩き回り、寝る時に、私は、合わない靴のせいか、足が痛くて寝られないのに、母と言えば、コテンキューなのである。寝酒に、チュウハイの缶を二人で分けて飲む。甘いもの好きの母には口当たりが良いらしい。美味しいわね、と言いながら、私の量が少なくなることを心配する。私が酒飲みだから。「ホテルの廊下に行けばいくらでも買えるから。」と私は言う。廊下の氷を取りに行くというと、母は心配してついてきてくれる。部屋の向いにあるというのに、なにか起これば大変だから、と。

 


 錦市場で、母はバッグを買った。最初は、私に買ってあげるのだと言って、物色してるうちに、最後には自分用に買う事になる。安いから、一度食事をするぐらいだから、というのが、最近の母のくちぐせになっている。昔は良く、勧められては衝動買いして、「しまった。こんなものを買ってしまった。」と母が愚痴る。父は笑って、[お前は、自分で買ってきて、こんなに良い買い物をしてきたと言ったことがない。]と言っていた。
頼りにしていた父が亡くなってからは、母は安いものしかほしがらなくなった。母は中でもバッグが大好きなのだ。友人にもバッグが好きという女性は多い。女性とバッグは切り離せないものらしい。ブランド品から、エコバッグに至るまで、おしゃれと実用両面で、関心が深い。
 とにかく、母はバッグを、あれやこれや、と探している時には、喜々として幸せ、元気なのである。そういう姿を、私は見ていたい。



 母は言う、「こうして歩けるから、なんとか来られるから、有難いわ。」そこが京都であるのか、どこであるのか、忘れていても、把握出来なくても、そんなことは重要なことではない。一瞬という永遠の時間を、生きているという実感が大切なのだ。美味しいわね、と思える瞬間、周りの景色に足を止め感動できる瞬間、車窓から、ホテルの窓越しに、朝のレストランから、それらの瞬間の一つ、一つは、私にとっても、母にとっても、共に生きる永遠の時間なのである。この体験とそっくり同じものは、つかめない。だからこの一瞬は、かけがえのないものなのである。
  

Posted by アッチャン at 17:50Comments(0)

2009年03月21日

京都のホテル、モントレー


 


烏丸から歩いて5分、池坊会館の前にそびえ立つビッグホテル、京都モントレーホテルは、なかなか良いホテルだ。受付の対応も丁寧で、一流ホテルを目指しているのがよくわかる。外国からの客も多い。全国にあるモントレーホテルチェーンの一つだが、2年前に出来た、京都のホテルだけあって、他との競争からか、グレードが高い。最上階にある天然温泉施設にしても、大阪のそれとは比べ物にならないくらい、インテリアから持てなしまで、心が行き届いている。リラックスチェアーから、ガラス窓を通して、5山の送り火が鑑賞できる。泉質は、褐色の不透明な色をしていて、露天も結構な大きさがある。気に行ったのは、原泉風呂、大きくないので、4人入れば一杯という感じだ。38度くらいもないかもしれない。いつまでも入っていたい気分。サウナも良い。広くて、ミストが多いので、熱いけれど、楽。肌のも喉にもいかにも効きそう。

 


 備え付けのシャンプー、トリートメントから、化粧品まで、すごく良い。帰りがけ、受付で売っているので、みると、KITAYAMAという商品だった。舞子さん肌を目指しているとか。買わなかったけれど、これも心が残った品だった。
 各階のエレベーターから、部屋に入るのに、鍵を置いてドアーを開けるようになっていて、外部からのセキュリティーもしっかりしている。
レディースフロワーは、12階にあり、天然温泉の階下にある。

 

 


 朝の朝食は、2100円だから、そう安くはないけれど、私は朝食無料のコースを選んだので、それは有難かった。最初に日は、バイキングで、和と洋の両方を好きなだけ選べた。10時までの注文で、遅れてやってきた中国人風の女性は、テーブルに一杯並べて、写真を撮っている。同伴者はまだ来ていないようだ。彼女は、何度も、サラダをお変わりして、私達のテーブルの前を行き来している。サラダがすごく美味しいことは、知っていた。母もサラダが美味しいわね、と。でも、最近、そう食べられるものではなくなっていて、私は、せいぜい、コーヒーをお変わりする程度で、最後に一切れずつだけ取った果物も、母は食べられないと、躊躇していた。

 

 



 次の日は、和食にしようと思っていた。2階にある、和食の店で、2周年記念の朝食が、特別価額で2100円だと書いている。出てきた品は、昨日のバイキング会場にあったものと同じだった。違うのは、湯豆腐を個別で炊いてくれるのと、白粥、それぞれが器に盛られていることと、窓辺から池坊会館や、行きかう人達、車の往来が眺められるということ。
 だから、朝食には、バイキングの方が断然御勧め。種類が豊富で、素材が良い上に、フランス料理のレストランと和食のレストランから、腕を振るった品々が出ている。どれも上品な味で、最上のものばかり使っている。部屋に備え付けられた、お煎茶にしても、京都の面目十分な味。
 


近距離なので、日帰りで十分な京都だけれど、小旅行を味わいながら、リラックス出来るので、お勧めのホテルだ。
  

Posted by アッチャン at 12:22Comments(0)旅のグルメ

2009年03月19日

大谷さん






 お彼岸なので、大谷さんに、母を案内した。毎年2回、春秋に、お盆にも、母のお供で時々お参りに行っていた。父が生存中は、息子も一緒に4人で。いつだったか、父が途中で、お腹を壊して、大変な思いをしたことがある。息子はまだ幼く、喜んでいたけれど、父は悲壮だったに違いない。
 母は足が悪く、大谷さんの坂を上がった所で下ろしてもらおうと、タクシーに乗った。ところが、今は裏側の坂道には、車は入られなくなっているという。進入禁止になったのだと。何のためにタクシーに乗ったのか。それなら、500円のバスパスで来るのと変わらない。

 

 タクシーを降りて、母と裏側の坂道を登っていく。母は先に見えていても、あそこまで行くの?と大儀そうだ。途中に出店がある。甘納豆の店で、味見をして買うつもりなので、帰りに、といって断る。いつも買う花屋により、ろうそく、線香、花を買いそろえて、本堂に。久しぶりのお参り、最近は、私が一人、母の代わりに参っている。
 以前に母が元気だった頃、車椅子でやってきたお年寄りを見て、大変だわね、と話し合っていたのに、母はまだ歩けるけれど、階段はきつくなった。長くは歩けない。

 

 階段をよけ、坂道を下ると、再び甘納豆の 出店を通らばければならない。母は、5袋千円の甘納豆を買った。以前は、塩昆布の店で必ず買い物えをしていたが、味見をして、辛いから、とやめた。嗜好が変わっている。
 500円パスを買い、どこでも良いからバスに乗ることにした。




熊の神社という場所で降りる。バス停の前のブティックに、立ち止まり、その店でしきりに物色。千円と2千円の品がワゴンとハンガーにかかっている。千円のものはよくないが、2千円のセーターは上質だった。母は千円のセーターをかうつもりでいたが、私が反対した。店の主人が出てきて、私の言うとおり、そちらは勧められません。2千円の、これはとても良いものですよ、と。そこにバスが来たので、あきらめて飛び乗ったら、母はその店が気になって、もうちど行きたいよう。北山植物園で降り、鴨川を歩いて、しばらく歩く。




そこからまたバスに乗り、乗り換えて、やっと熊野神社前に。そのブティックにたどり着くと、すでにシャッターが閉まっている。まだ5時なのに。母はがっかりして、呼び鈴を押しても、と名残惜しそう。
 さすがにその勇気はない。あきらめざるをえない。確かに、良質のものを安く売る店で店主も感じよかった。欲もなさそう、5時にシャッターを下ろすのだから。
 トイレに行きたいのを我慢していたので、もう限界。隣に、からふね屋という見覚えのあるコーヒー店がある。裏側にもあったから、と母を歩かせて行ってみる。裏側の店の方が安そうだから。  

Posted by アッチャン at 12:42Comments(0)日々の事

2009年03月19日

京都で見つけた素敵な店「BONBELL」

 


 京都で、良い喫茶店を見つけた。熊野神社の裏側にある細道に、喫茶店が二軒、ひっそりと。花が一杯飾ってある店のウィンドーに、コーヒー300円からという文字が見えた。
 安い方が良いと入ってみたら、この店は、とても素敵な店だった。
 店内に客が3組ほど、それぞれに常連さんのようで、くつろいでいる。本棚の本を読んでいる若い人、3人の家族が、食事を終えて帰る所で、店主としばらく話をして、出て行った。店のメニューは、どれも安い。コーヒーを二つ注文すると、ご主人らしい人が、サイフォンでたてているので、できればお持ちします、と。朝食以来何も食べていないので、お腹はすいている。夕食が間近なので、まだ食べたくない。スペシャルサンドッチとコーヒーのセット650円というプレートが目に入った。
 店主が、トースト2枚なので、重くないですよ、と説明してくれるので、コーヒーを一つそれに変えた。薄いトーストにハム、卵、チーズ、トマトや野菜、がたっぷり入っている。女主人が、ナフキンを持ってきてくれた。母はサンドの中身を出して食べ始めた。すると女主人がやってきて、「口が開かなければだめだけど、一緒に食べて頂いた方がおいしいですよ。」そのためにこぼしても良いように、ナフキンを持って来てくれたようだ。


 

 栄養たっぷりのバランスの良いサンド、中身がこぼれるくらい入っている。この店は、きっとどれを注文しても、心づくしが行き届いていて、美味しいに違いない、と思った。
 サイフォンでたてたコーヒーが、とても美味しかった。口の広い暖かみのある白磁のコーヒーカップは、ノリタケ。カウンターの棚には、店主が好んで選んだ食器が並べてある。 感じの良い夫婦で、二人とも優しさがにじみ出ている。
「良い店ですね。皆さん、くつろいでおられるのがわかります。」と私は思わず言ってしまった。こんなに安くて良いの?と心配するけれど、商売氣は全くなくて、常連の客達と話し、美味しいものを提供し、心豊かな暮らしを楽しんでいる、本来の「喫茶店」が京都らしさとして存在してるのだ。コーヒー缶に、BON BELL と書いているので、そういうブランドなのか、と聞くと、あんな店主が言った。

 


 コーヒーの知識が全くなくて始めた店で、コーヒー豆のブレンドの達人が、この店のためにブレンドしてくれたものとか。存続している間、生きていてね、とお願いしているのですよ、と。苦みはなく、コーヒーが自然に飲めるようにブレンドされている。
 コーヒーと、サンドセットで980円だった。ランチも、夕食も、一度食べてみたい。近くならいいのに。


   

Posted by アッチャン at 11:41Comments(0)旅のグルメ

2009年03月18日

東山花灯籠

 




 京都のホテルに2泊で予約を入れた。連泊なら朝食ゲットというのにつられて。母を久しぶりに京都に、と思ったからだ。ホテルモントレーは、四条烏丸から近く、近くには錦市場も、京都博物館も、イノダコーヒーの本店も。足の悪い母でも、ちょっと散歩のついでに文化の香りも楽しめるかな、と。
 四条河原町で降りて、久しぶりに「梅の井」に。キャリーバっグを引っ張って、まるで旅行者。昼食に間に合わうように。で、昼の献立に目がくらみ、それ注文。

 

 

  







 鯉の洗いは、さばいたばかりのよう。お作りもおいしい。鰻は久しぶり。サイズは小さくなっている。私たちにはこの方がありがたい。突きだし、作り、鰻丼、デザートまでついている。すっかりお腹が大きくなったところで、思い出した。梅の井に来るまでは、蕪蒸しを食べるために来たのだということとを。去年来た時には、終わっていた。で、今年ももう終わっているだろうことを期待して聞いてみると、2人前残っている、といわれた。明日は定休日なので、これが最後の蕪むし。なんで忘れてしまっていたのかと悔やまれる。「夜に来てください。30分にうちに出てしまったら終わりですが。」ですって。
 ここに先にやってっきたのは、明日が休みだったから。タクシーに乗って、ホテルに。


 


 ホテルに入ると、母は、このホテルの豪華さに驚いた。値段も高いに違いない。でもその心配はない。ホテルを取るなら、エキスパートの私だから、大丈夫。それでも、今回は、普段の予算を少し超えている。あちらこちらとチェックしたあげくに、温泉施設もあるこのホテルに決めた。英国風インテリア、部屋は26平米あるからゆったりしている。
 会員になるとチェックアウトが3時間延長だということを知って、にわかに登録して、
チェックアウトを2時にしてもらった。禁煙で入れたのに、部屋に入ると、たばこのにおいがする。フロントに電話すると、レディースフロアーに変えてくれた。レディース用のグッズがついている。チェックインの際に、1050円足すと、レディースフロアーの角部屋にできるといわれたけれど、エグゼクティブでいいだろうと断っていた。部屋の中で見ると、角部屋は、倍の広さがあり、1室だけのスイートだった。

 

しまった、変えてもらえばよかった。「くつろいでいただけます。」と言われていたわけだ。52平米の部屋だとすごい。
 母を誘って、阪急の京都烏丸まで歩くと、母の足では結構ある。錦市場をちょと歩き、お菓子を買い、大丸の一階でハンドバッグを見て歩く。母はハンドバッグが好きで、売り場に来ると熱心になる。ここも入るし、ここもこう使って、と、やたらに元気になる。
 ホテルには帰らずに、6時もすぎたので、そのままタクシーに乗って、丸山公園に。
 ホテルに来る時にタクシーの運転手さんが、丸山公園まで乗ると、坂を登らずに、楽だからと聞いていた。東山花灯籠を、少しでも見せてあげたいと思っていた。


 


 灯籠の行事は、三条から、高山寺あたりまで、歩きながら、様々なイベントを見ながら2、3時間ぐらいかかるそうなのだ。タクシーの運転手さんが言う。南と北と両あるので、どちらなのだ、と言われるが、わからない。北側にお願いした。丸山公園の大木の桜の前に灯籠が沢山飾っていて、大賞作品だ、というのを見て、八坂神社で、舞妓さんと写真を、というのを見て、それだけで、帰ってくることに。母は、もう歩けない。人力車に乗ろうかと、聞いてみると、おまかせで、きれいな場所を見せてくれるらしいけど、値段が高い。明日の夜、もういちど分けて来ようと、タクシーに乗って、ホテルに帰って来た。しばらく休み、ホテルから一番近いところで夕食を。京野菜を使った「京アポロ」町屋を使って、人気の店で、一杯だった。
人気のせいは、どうも値段にあるらしい。とにかく安い。食欲旺盛な若い人が一杯だった。
 味は、ともかく飲んで安い所がよいのだろう。京野菜のサラダがおいしかった。向かいのカップルは、カツの盛り合わせ、この店自慢の餃子など、脂っこいものが次々に。
 私たちは、おでん、サラダ、えんがわの造り、だし巻きと生ビール。お酒が足りないので、コンビニで買い足す。シュークリームも。コンビニが近くに沢山あるので、朝食なくても、夕食をコンビニ弁当にしても良かったかもしれない。









  

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2009年03月16日

芦屋川でコンサートとマックライトに出会う


  ルナホール


 演奏会のチケットをいただいた。芦屋ルナホールで、アルカディア音楽芸術振興財団主催のアルカディアイースターコンサートが催された。
招待券なので、入口で渡すと、「おひとりですか?」と聞かれた。自由席で、一番前も空いていた。パンフレットに会員募集の要項が書いてある。
特別、法人、個人とあって、個人は年間2万円で、4回の定期演奏会に2名の招待券がついている。特別会員は一口三十万円で、20名の招待券。
ちなみに特別会員は11口だというから、それだけで220名の招待券が毎回配られている。会場に来ている人達は、2,3百人を超えないくらいで、ほとんど、招待者のような感じがした。音楽好きの人ばかり、盲導犬を伴っての目の不自由な人たちも。
 バッハの「ブランデンブルグ協奏曲 」「ピアノ協奏曲」ヴィバルディーのフルート協奏曲の、管弦楽演奏に続き、モーツアルトの「ミサ。ソレムニス」を、オペラ歌手と合唱団と共に。


 

どれも良く知っている曲ばかりなので、耳に馴染んで聴きやすかった。時々、こういう演奏会に行くのも良いなあ、と思いつつ、チケットを買ってまで行く余裕はない。せいぜい、海外に出た時に、5ユーロの立ち見のチケットに並ぶか、10ユーロくらいの演奏会席を買うぐらいの贅沢しかしない。教会の無料コンサートを探して、のこのこでかけるとか。
 だから、日本では、ほとんど行く機会がない。





 芦屋川に沿って歩くと、大木の桜の木に硬いつぼみをつけた枝が、川面に広がるように垂れている。一斉に花を咲かせる日もそう遠くないようだ。昔、学生の頃、芦屋に住んでいた、脚本家を父親に持つ友人について、芦屋川に来たことなどを思い出しつつ、北の奥には山、南には海を望むと、ノスタルジックな文学的匂いが漂っている。
 着物姿で、ふらっと出てきた風情の、脚本家が、眼に浮かぶ。




 駅の山手を歩くと、ハンター坂に、淀川迎賓館があると聞いていたけれど、見に来る機会がなかった。駅の広告にお雛様公開、と書いていたので、帰り道、ついでに行ってみた。閉館時間なら、建築の外観を見れば良い。



 4時に閉館したばかり、まだ門は空いている。マックライトの建築らしさがよくわかる。緑の自然と溶け込むように、まるで、緑の中に削られた岩肌のよう雰囲気を漂わせている。小窓は、マッキントッシュの装飾風。



 シカゴから車で、旅行した時に、マックライトの家を見に行ったことがある。ライトの建築は、それで十分と思っていたので、あえて淀川製鋼所の、迎賓館までみなくてもと思っていたが、もう一度、マックライトの家に出会えたような感覚を持てた。



 芦屋川の駅事態、古さが残っている。どこか、他の駅とは違う。のんびりしていて、各駅の、プラットホームが細長くて、ちょっと押せば線路に落とされそうなくらいの狭さ。一人ずつ間をあけて、ぽつん、ぽつんと、並ぶようにして、電車を待っている。雨避けもなく、風避けもなく。


  

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2009年03月13日

和歌山市居酒屋「千里十里」


 



 和歌山は、有吉佐和子の小説「紀ノ川」「華岡青洲の妻」でも良く知られているが、大阪からは近いのに、和歌山市街は初めてだった。母方の祖父母の出身地でもあり、高野山の麓にある、繁野という村や、祖父母が住んでいた、神室という場所には何回か訪れたことがある。紀の川が近くにあり、泳ぎ自慢の父は,亀のように子供を背中に乗せて、紀の川で泳いでいた記憶がある。上流にあたるのだろう、流れ着いて、海に合流する模様が、和歌山城の天守閣から見える。海の上に輝く夕日が沈むにはまだ随分時間がありそうだった。お城の入館は4時半までで、5時に閉館するので、天守閣からぐるっと城下町を眺めて、見渡す限り、山あり海あり、さすが紀州の御三家、豊かな町の風情がある。近代的な建築の和歌山美術館が、すぐ近くの森に囲まれた場所に。大きな白い鳥が、森の木々に沢山羽を休めているのが見える。


 

 岬公園に近い浜辺で、打ち上げられたワカメを取っていると、散歩していた老人が、傍にやってきた。しばらくいて、その場を去ったのだろうと思っていたら、見事なワカメを沢山取って来てくれた。水際で取ったのだとか。



有難く頂き、思わぬ収穫で、凱旋するような気分で、堺の町にその夜は宿泊つもりだったけれど、堺への道路が混んでいて、せっかくここまで来たのだから、和歌山に変更することになった。岬公園から、和歌山までは時間がかからなかった。
 和歌山城のすぐ近くのホテルを予約し、日没まで、城を見学したり、そのあたりを歩いたりする時間が出来た。
ホテルに入り、インターネットでお目当ての居酒屋を探す。



太田和彦の居酒屋で引くと、「銀平本店」にも行っているが、「千里十里」という店の方が、居酒屋風で良さそうだ。随分人気のある居酒屋なので、席がないのでは?と心配したが、店のご主人の前で入口に一番近いカウンターが空いていた。
 聞けば、東京や、各地から長期の出張でやっていた日人達が、通いつめ、名残を惜しんで帰るという。さもありなん、である。新鮮さは、当たり前で、その中でも勧められないものは、こちらが注文しても、断わられる。こんな店なら、通いつめたい。一晩で去るのはなんとも心が残る。

 

 


 それも、これも、絶品揃い。お酒もこの店の為にと、特別のものを仕入れている。松前寿司は、もう一度注文したくなるほど美味しいし、最後に注文した、出し巻くセットの出し巻きは、京都の「梅の井」に負けずおとらず、其のうえ、口の中で溶けそうな柔らかさ。

 

 随分食べたのに、あとで全く喉が乾かなかった。是非、また行きたい店、通いつめたい店だった。

  

 千里十里

 和歌山市元寺町1-70
073-433-4480
  

Posted by アッチャン at 17:31Comments(0)旅のグルメ

2009年03月10日

丹波篠山、雛祭り

 

 

よく晴れた日、気温も穏やかだ。丹波篠山にある、もとは県営だったが、民間に移行した「新丹波荘」に電話すると、和室も洋室も空きがあるという。とりあえず、母を夙川に迎えに行った。家に戻って、予約を入れ、そのまま丹波に直行。高速道路は、運転出来ないので、176号線で、のんびり行く事に。途中「サンマルコ西宮インター店」で昼食を取った。出来るだけ軽いものに、というので鳥料理を選んだのに、結構なボリューム。



母は食が細くなっているので、夕食が食べられなくなるのでは、と気にかかる。出来たてのパンを何度も持ってきてくれるけれど、断って調整。広々とした空間が確保されていて、気持ちが良い。隣席の女性ばかりの4人グループのおしゃべりが響いていた。2時前にその店を出て、
 丹波篠山に、3時過ぎに到着した。ホテルにチェックインする前に、市街に行く。毎年、お正月を迎えて、お参りしていた、春日神社に、まずはお参りをすませておこう。能舞台は閉じられ、神社はひっそりと静まりかえっている。甘酒を振舞っている場所は、絵馬がかかっている。春日神社の、薪能は、4月にもあるらしい。時折、行われるのだろう。
 足の悪い母を気遣って、行く先々の駐車場に車を止めて、少しだけ歩くようにする。小さな町だけど、至る所に市の駐車場があり、45分以内に出れば無料なので、ありがたい。


 

 丹波400年祭と、ひな祭りが、まだ開催中だった。町屋で、お雛様を展示しているとか。丹波になんども行っているのに、こういう通りがあることを知らなかった。
 河原町妻入り商家群への入口にあるパーキングに車を止める。夫婦らしいカップルが車の傍にやってきて、わからないことがあれば?という感じ。駐車場のマークがないので、止めてもいいのかと尋ね、お雛様が展示されていると、観光案内所で聞いてきたことを告げると、通りはそこから始まると教えてくれた。
 風情のある古い町並みが続いている。通りの家の前や、土間に、家自慢のお雛様を飾っている。とても立派なお雛様飾りのある家の前に来ると、犬を抱いた人が、良く見えるように硝子戸を開けてくださった。90年以上昔のお雛様、こちらは60年、これが40年、と3つのひな飾りを展示している。顔つくりが見事だ。

 


 中国人形風の可愛いひな飾り、古風な顔立ちのもの、など、いろいろ特徴がある。さっき、親切に声をかけてくれたご夫婦が、手招きして、ここにもあるよ、というように合図してくださる。
 「秋の黒豆の収穫が始まると、店がたくさん出て楽しいですよ。そのころに是非来られたら。」
 「いつごろですか?」
 「体育の日を挟んだ頃、10月10日頃から。随分人出で混んでいますけど。」
 お二人はこの近くに住む人達のようだった。観光ボランティアに力を入れているので、そういう人達だったのかもしれない。
ホテルには、5時頃に入り、お風呂に行くと、結構沢山の人が入っている。通って来る人たちだった。回数券を買うと、お風呂屋さんよりも安い値段で、清潔だし、サウナはあるし、というので、家族連れでやってくる。



 翌朝、大雨が降っていた。気象情報の通り、昨日のうちに、観光をすませておいて正解だった。途中にある「みのり館」で、野菜やお餅、桜餅にお漬物など、農家からの持ち寄りの品々が生産者の名前入りで売っている。そこに寄って買い物をして、そのまま直行して家に帰った。どしゃぶりの雨の中、それでも、結構早く家に帰ることが出来た。
 丹波篠山は、いつ行っても、四季折々の楽しみがある。豊かな大地に育まれ、みのりの多い所だ。高速道路は、トラウマがあって、走れないが、地道なら、どこまでもいけそう。高速料金が、3月の終わりから千円になるから、地道はすいすいいけそうだ。

 お雛様は4月初めまで展示されています。
  

Posted by アッチャン at 13:53Comments(0)旅行

2009年03月09日

小沢さんの世直し

 



 小沢さん下ろしが,始まっている。テレビ朝日のサンデーモーニングに、以前からの出演依頼で、今回の公設秘書逮捕とは関係なく、出演していた、田中真紀子さんが、初めて、アメリカのCIAが背後にいる可能性を、ある本を例に出して述べた。
 確かに、自民党時代、小沢さんは、黒い金の中心にいたというのは事実だけれど、そういう自民党のやりかたではだめだ、と言うので、自民党を出て、政治献金の、入りと出を全て、公開することを、真っ先に提唱し、実践してきた人だ。
 小沢さんが民主党の党首になり、政治の根本は、国民の声を直接に聞き、国民の為に尽くすことである、と、選挙に疎いインテリ議員達を教育した。体を使って、地方の隅々まで、歩いて国民の声を聞くには、それそうとうのお金がかかる。その資金は、政党助成金だけで、果たして賄えるのだろうか。小沢さんは、私利私欲の為に、献金を使っているのでなく、国民の為に使っていることは、マスコミは一言も言わない。
 入りの献金が、多いければ多いほど、良いではないか、と思う。オバマ大統領だって、豊富な献金があればこそ、戦えたのだ。どの国のどの政党でも、そう。豊富な資金がバックになければ、勝利を勝ち取ることは難しいし、津々浦々まで、国民の声を聞くために足を運べない。
企業の利益の為にもなり、国民の為にもなれば、それにこしたことはない。受注を受けた、西松建設は、仕事に上で定評があった。地味でしっかりした企業、仕事の能力は高い、と昔から聞いていた。そこに賄賂性がなければ、談合がなければ、正当な手段で、受注していれば、何も問題はないはずだ。
 金持ちから取って、貧しい人達に分け与える、余裕のある所から、出してもらって、国民の為に使う。小沢さんの「世直し」の根本には、そういう信念があるのだと、私は思う。入金と、出金も、クリーンに全公開する。どこから、入って、何に使われたかを、公開する。それが政治腐敗を防ぐ、方法であると訴える小沢さんの何処に非があると言うのだろうか。

 官僚政治を打破し、国民のために政治を取り戻そうと、命をかけてきた小沢さんを、私は信じ、応援して行く。
  

Posted by アッチャン at 12:37Comments(0)日々の事

2009年03月04日

小沢さんの公設秘書逮捕の背景

 
 



昨日、コナミのサウナに入っていると、小沢さんの公設秘書の逮捕というニュースが耳に入った。即座に、これは謀略だ、と思った。田中角栄が失脚させられた、ロッキード事件が頭をよぎった。アメリカの陰謀だった。ロッキード事件の全公判の傍聴席に座ったのは、小沢さん、ただひとり、失脚し、脳溢血で倒れてからも、最後まで田中首相の私邸に、足を運んだのも小沢さん、ひとりだった。
 政治家が、お金の入りと出所、何に使ったかを、オープンにして、そのよし悪しの審判を国民に仰ぐ、というのは、小沢さんの根本的な、政治姿勢だ。民主主義の原点は、オープンにすることで、隠匿して隠すことが、政治の腐敗を招くと、言ってきた人だ。
 今朝の記者会見でも、小沢さんは、国の不当な圧力がかかっていること、いずれ疑いは必ず晴れると明言しているが。仕組まれたものなら、
小沢さんを失脚させるまで、でっち上げでも、国の国策なら出来るだろう。アメリカからの圧力も考えられる。クリントン氏が小沢さんと会談したが、小沢さんが、アメリカにものが言える人物である事は読み取れただろう。そして、小沢さんの、アメリカの軍備援助に関して「七連隊の海軍くらいで十分ではないか?」という発言が出た。以前に書いたように、小沢さんは、国連中心主義を主張している。国連の要請に従って、民主主義を押し進めて行く考えだ。アメリカ軍への膨大な資金援助を切られると、一番困るのは、アメリカだ。西松建設の問題は、海外支店で得た利益を、国内に運んできていたことから始まった。ロッキード事件が、アメリカの謀略であったように、どうもアメリカが絡んでいる匂いがする。自民党は最早死に体である。政局は、確実に小沢さんに有利、国民の支持も、次期総理に小沢さんを望む声が広がっていることを、重く見ているのは、アメリカである。クリントン長官が、異例ともいえる会談を要請してきた。小沢さんが、最初断ったのは、時間の調整がつかないだろうという理由から、と小沢さんは言っているが、そうはとっていないだろう。日本を骨抜きにしておきたいアメリカに、立ち向かおうとする人間を、失脚させる事は、アメリカと現政府との一致する利益である。大きな力が背後にあるような気がしてならない。
 懸念に終わること、潔白が証明されることを、望んでいる。
  

Posted by アッチャン at 13:43Comments(0)日々の事

2009年03月03日

 犬の遠吠え

 

 

明日、定額給付金が、衆議院の3分の2で通過する。小泉さんは、昨夜蕎麦屋で会合を開いて、今後政局には一切口を出さない、と言ったとか。
明日の本会議を欠席すると明言しているから、でないのだろうが、反対なら渡辺さんのように、堂々と否決表示をするべきだという意見がコメンテーターから出ているけれど結局、政治家としての信念などない事が証明されただけの話だと思う。小泉さんも、世間の親バカの一人、お祭り好きの派手な、政局を動かす立て役者であった、ということだろう。
 私達は、どれほど痛みを強いられ、我慢させられればよいのだろう。麻生さんは死に体を引きずって、首の皮一枚ひっつけて、総理の座にしがみついている。取り巻き連中は、麻生総理を見限ってはいるけれど、なんとか自民党の巻き返しはないものだろうか、自分の首は大丈夫だろうか、私利私欲の為に目を白黒させているだけ。
 小池ゆりこさんは、ポスト麻生を狙って、自民党員の地方票固めに動き始めた。元防衛大臣の経験を持ちだして、かつてラブコールを送った小沢さんの発言を批判する。自民党の中で、ただひとり、私が政治家として認めているのは、与謝野さんだけだ。この前の選挙で、与謝野さんが選ばれることがなかったという現実に、自民党に、生命をかけた政治家がほとんどいないことを証明している。
小泉さんは、未だに国民からの人気が根強いと言われている。そういう国民だから、政治は良くならないのだということが証明されている。堂々と、反対票を提示する勇気もなく、息子に地盤を遺産として残したいと思うような人を熱烈に支持したのは、国民なのだ。
我々は、臆病者の犬の遠吠えに、ついて来たのではないだろうか。
  

Posted by アッチャン at 12:11Comments(0)コラム

2009年03月02日

リーガロイヤルで陶芸展

 

リーガロイヤルで陶芸展
3月1日、2日の二日間だけの陶芸展をされる方がいて、その案内状が送られてきた。なんと巻物風に達筆で筆書きを和紙に印刷したものだった。
その方に、一度だけある会席でご一緒させていただいたことがあり、友人夫妻と4人でよく出かけられると聞いていた。その人の噂はかねがね聞いていたので、それなりにゴージャスな個展をなさるのだろうとは思っていたけれど、まるでパーティー会場で、受付にはドレス姿の女性が何人か、入口のテーブルの上に、花束がまるでどこかのスターのパーティー会場の様に。贈られたものだろう。中に入ると、なんという華やかさ。招待状をくれた友人は、ビデオ係のようだ。奥様と親しくお話させていただくのは初めてだが、とても気さくに応じてくださって、客用のテーブルでコーヒーでも飲みましょうと誘っていただいた。

 


友人はタキシードで来るように言われたとか。シルクの綾おりの光沢のある3つ揃え、滅多に着る事のない特別仕立ての背広、奥様は、パーティードレスが優雅でよく似合っておられた。ホテルの従業員が、コーヒーやお茶、ビールなどのサービスを。テーブルの上には、すし萬の茶巾寿司が、洋菓子と共に振舞われている。来ている人達はほとんど皆礼装なのに、私はいつもの普段着。これほどとは想像が付かなかったけど、ここは、社交界なのだ。阪大の総長とか、ロータリークラブの代表とか、様々な名称が友人の口から聞かれるが、私とは無縁の世界。友人夫婦と結構長い間おしゃべりさせてもらって、楽しかった。

 

 陶芸作品は、どれも素人とは思えない立派なもので、清水の先生も参加されて、説明されている。ひな祭りにつなんで、お雛様が四対ほど。1可愛らしい、色ズけのものと、銀色の作品が出ていて、私は、その素朴な銀のものが好きだった。こつこつと長年続けられて来たのには、陶芸に対する情熱がすごかったのだろう。それが、どれも見事な作品に表れていた。

 

 帰り際、お土産までいただいた。会場に訪れる人すべてに、手渡される。陶芸の箸置きと京菓子。いたれりつくせりのおもてなし、せめてブログで、その方の作品をご紹介することで、お礼にかえさせていただきたい。

  

 

 



 



 

 
  

Posted by アッチャン at 11:44Comments(0)art

2009年03月01日

日本の農業政策の誤り

 


 

 国民が支払う税金は、国民の暮らしを豊かにし、安心して生涯を全うできるように使われるべきである。米の減反政策は、国民の生活を苦しめ、農家の人達から、生きがいを奪い、日本の実り豊かな、貴重な大地を荒廃させる結果をもたらしている。この政策を、ただちに改めるべきだ。
 日本の米作りは、まさに国策である。日本の農家は、おいしいお米つくりを競い合い、世界で一番おいしいお米を作ること、生産可能なかぎり大量のお米作りをすることは、国民の暮らしを豊かにし、海外への有力な輸出品にもなる、日本の宝を増やすことなのだ。
 減反をやめれば、米の価格が暴落する。結構なことではないか。海外では、お米はカリフォルニア米の高級品でも10キロ、14ドルくらいまでだ。日本のお米は、3倍以上する。高級品になると、4,5倍する。だから、日本のおいしいお米を買えない人、格安で提供しているレストランなど、コストを抑えるために輸入米を使っている。
 政府が助成金をださなければいけないのは、優良なお米を育て、心をこめて作る農家に対してであって、仕事をやめて減反する農家にではない。
国民は、お米が安くなれば、それだけ家計は潤うだろう。国民が払った税金を、農家に助成することで、お金がめぐって国民の為に使われている結果になる。まずは、輸入米と同額で、日本の優秀なお米を作れる環境を整えなければならない。
 国内で100パーセントの自給率を達成し、海外のグルメ志向の人々に輸出する。海外から買わなければならない輸入米は、食べらない人々への援助として、国内外に無料で提供する。そうすれば、全ての人々に、米が役立つことになる。お米は、実質的な価値のある「宝」なのである。
 世界的に食料が不足して、危機が叫ばれているというのに、日本は、「自国の畑を耕す」ことを怠ってきた。
 米作り、再生プロジェクトを立ち上げ、働く意欲のある人達の雇用促進を、今すぐに初めてほしいものだ。
  

Posted by アッチャン at 10:40Comments(0)