2011年05月31日

パリのラコステ


 

 
 ギャラリー、ラファイエットで40ユーロ以上の買い物をするために、出か
けたのだが、プランタンで、ラコステのコーナーに行き、10パーセント引き
のカードが使えるのか聞いた所、オーケーだと言われた。
ギャラリー、ラファイエットでは、ポアンルージュ(赤のマークのスタンド)
だから、だめ、と言われたので、ここでもだめもとで聞いてみたのだ。

本当に使えるの?もう一人の店員に聞くと、大丈夫だと言う。
机の上に、ラファイエットと同様の、ポアン、ルージュのマークがある。



そうなれば、買いたくなって、息子がほしがっているラコステ、長袖シャツと
半袖と、おまけにティーシャツまで買ってしまった。
 38のサイズだと言っていた。ラファイエットには、37,38、という
どちらになるか、わからないサイスになっていたので、合わなければ意味がな
いから買えなかった。
ラコステのホームページを見ると、何軒かの専門店の中に、プランタンは乗っ
ていたが、ラファイエットは乗ってなかった。
日本でも専門店は幾つかあって、神戸でも大丸だとか、扱っている。
値段は、日本とフランスで、それほど変わらない。
なので、複数買って、免税をしてもらわないと,パリで買う値打ちがない。



オープン、テニスのグッズは、ギャラリーラファイエットにしかなさそうだけ
ど、ラコステから出しているロランギャロスの、ティーシャツは置いていた。



今は、何も買わなくて良い、と遠慮する。
ほしいだろうな、と思うと、こんな機会は滅多にないのだから。


結局、ギャラリー、ラファイエットでは、何も買わなかった。
ラファイエットの食品売り場で、日本人がお土産を買っている。
これも、175ユーロを超せば、3パーセントの免税対象になる。

私は、今回、ラドレーのサンド一ッチが食べて見たかった。
石橋貴明が、美味しそうに食べていた。世界で一番美味しいサンドイッチ
だそうだ。食通の石橋貴明だから、きっと凄く美味しいのだろう。
30ユーロで世界一値段の高いサンドイッチだとか。

ギャラリーでシャンペンコーナーがある。優雅な人人。

でも行かなかった。
外食と言えば、サン,ミッシェルの「ミラマ」で、海老餃子の入ったラーメン
を食べただけ。
以前は、美味しいと思ったのに、たいして美味しいとは思わない。
一杯の人で、テーブルとテーブルが付き付きで、トイレに立つことも出来な
い。
カップル出来ている人は、2,3品頼むけれど、一人では、ラーメン一杯で終
わり。



それはさておき、ラ、ドレ。プランタンにラ、ドレのマカロンを売っている。
マカロンというのは、パリの子の近くの店、日本でも買ったことがあるけれ
ど、それほど美味しいと思ったことがなかった。
せめて、ラ、ドレのマカロンでも、とたった一つだけ、買ってみた。


私の好きな、ココを撰んだ。

これが美味しくて。へー、皆が買っているはず。初めて美味しいと思った。
きっとサンド、イッチも、美味しいのだろうな。

マカロンを6つ買った。なんとか日本に持って帰って、母に食べさせてあげた
い。



地下パスはないので、今日からはチケット。ポールのパンを買いたくて、ピラ
ミッドまで歩いた。
ポールにも、マカロンがある。それも買ってみた。大きさは、ラ、ドレの半分
以上小さなもの。味は、日本に帰ってから。

ついでに、モノプリによって、頼まれたチーズを買った。ワインも残りが少な
いので、半分のサイズを一本買った。
お総菜売り場で,ハムを買うのに並んでたら、いっこうに進まない。パリの人
は辛抱強いのね。私はパス。



アパートに帰り、いつもと同じ食事。サラダとパンとチーズにワイン。これが
一番美味しいと思う。生ハムを添えて。今夜は、サーモンを添えて。

今日は一日、買い物日だった。
  

Posted by アッチャン at 20:56Comments(0)パリにて

2011年05月30日

モロー美術館


 


日曜日,いくつかの美術館が半額、もしくは、割引きがある。
長い間、訪れていない、モローの美術館に出かけた。
地下鉄の12番線、トリニテから、歩いて5分、アパルトマンの一角にある。
途中で、そういえば、確か、昼の休みがあったなあ、と思い出した。
初めて行った時に,閉まっていて、昼から開くまで、そのあたりで時間を潰し
たことを。


時計は、11時を回っている。まあ時間んまでせっく来たのだから。
入ると、5ユーロ。半額ではないのですか、と聞くと、第一日曜日だけ、
無料だ、という。以前は,半額だったのに、この調子では、どこもそういう恩
恵はなくなったのでは。
ルーブルだって、夜間料金廃止だった。



モローの館、アトリエを、そのまま美術館にしているので、アパートの内部
も、アトリエとして、どのように描いて居るのか、描きかけ、未完成で亡くな
った作品,画家が勉強になる美術館だと思う。



靜かで、いつも空いている。以前はだけど、今日も空いていた。
団体があって、絵画を占領して,説明していたのは、モローが完成した
,最後の作品だった。





友人の画家で、裸婦をテーマにしている人が、大好きなモローの,とブログで
読んだが、彼女が描く女性の顔によく似た絵があった。





12時半までだと言われたので、時間を気にしていたが、他の人達が見ている
し、何も言われない。








12時45分に出て来て、広場の時計は12時15分。また遅れているわ、
と他でも、パリの時計は,間違っていたりするので、そう思っていた。
トイレを催して,一旦アパートに帰ることに。
地下鉄に乗って,時計を見ると、反対につけている。
してみると、私が出たのは,12時15分だった。
どうりで、皆さん、ゆっくり見ているはずだ。
それなら、館内に戻って,トレイ借りれば良かった。
あと15分居られたのに。



アパートに帰り,お腹が空いているけれど、日本館のバザーで、何か食べよう
と思って、空かせたまま、再び出ていった。
でも、これで、夜の8時過ぎまで,飲まず食わずになるはめに。

  

Posted by アッチャン at 18:39Comments(0)パリにて

2011年05月30日

パリの大学都市,日本館で希望祭


 



希望祭と名前をつけて、パリの大学都市の中にある、日本館で、東日本の地震
災害に募金を集めようと、バザーが開催された。
シテ、ユニベルシテ、という駅は、アパートから、27番のバスに乗り、終点
から、Tという電車ですぐ。パリは、ポルトなんとか、という名前の地下鉄が
幾つもある。それは、パリ市への入り口を示していて、パリの、1,2区間の
チケットで通用する最後の所が多い。



 大学都市のは、各国のメゾンが点在している。メキシコ館でも、催しをして
いるようで、人が沢山来ていた。その奥に、日本ん館がある。

私は、ここに来るのは初めて。




ものすごい人だ。
日本人はこんなに多いのだ。パリだけではなく、近郊の町からも、地方からも
来ているのだろうけれど。



食べ物を買うのに、辛抱強く並んで、やっとのことで、買って、美味しそうに
食べているのは、たこやき。

従姉妹がバザーに出すというので、この催しを知った。
私は,午後2時半を過ぎて行ったので、店はなかった。
売り切れて帰ったのだろうか。



3時まで、と書いている。
ある女性が、戸口で、どこかわからなくて、聞いて来た。
私も初めてだというと、彼女は遅れている、もう少しで終わってしまうので、
と慌てて。
案内の戸口がわかって、先に行く彼女を呼び止めて、ここからですって、と。

彼女は,踊りが終わってしまうことを気にしていた。知人が踊るとか。

郡上八幡踊りの準備をして、着物姿の人が並んでいた。



館内は、様々なグッズを売っていた。
日本館の正面を入った所に、藤田嗣治の大きな絵があった。馬の絵。
人がこれほど居なければ、目立ったのだけど、人が多すぎて。

グッズを売っている部屋の、舞台になる所にも、藤田の大作が。
絵画どころではない。人と熱気とがらくた市場の商売と。
絵画は、脇にやられて、金色があせてみえた。




踊りが始まった。
リーダーの男性は、多分、郡上八幡出身の人なのだろう。上手に、悦に踊って
見せた。
郡上踊りは、富山の,風の盆と共に、有名な踊り一つ。
中の飛び入りで入って,真似ながら踊りの輪に人が入っていく。
パリで,郡上踊り、日本人の心の中は、そこに留まっているのだろうか。

トイレに行くと、東京から帰って来たばかりだという女性と、フランス人と結
婚しているのか、女の子にも浴衣を着せて、浴衣姿の女性が,順番を待ちなが
ら,話していた。





福島の原発事故が及ぼす,放射能について。
「私は、東京ですから、問題ないです。何でも食べて、雨降っても、出かけ
て、気にしないで良かったです。東京は関係ないですから。」
着物の女性は、秋田出身で、これから10日間里帰りするという。
「どうなるのでしょうね。大気中にでなければいいけど」と聞いた。
「どうにもならないでしょうね。このままいくんじゃないですか。汚染水が
流れて、海に行くでしょう。」
「それなら、安心だけど。」



え?この人達、海に流せば大丈夫だと思っているの?大気中に出なければ、
それがどれほど恐ろしいことであるか、という認識はなさそうだ。

アパートの近くに住んでいる、アーティストは、反原発の為に、一日中費やし
ている,日本の友人にも,随時ニュースを送り続けている。
その彼が、フランスでも、地下水が汚染されていて、子供に水道水を飲ませて
はいけない、と言っていた。




「希望祭」をしていただけるのは、福島を始め、東日本の震災者にとって、
有りがたいことだ。
 けれど、反原発の声も高めていかなければ、恐ろしいことになる。
知らされずに、垂れ流して来たのではないのだろうか。原発が安全なんて
あり得ないのだから。
 



 何も、アルバ社に膨大なお金を払わなくても、日本に,ちゃんと汚染の浄化
施設が存在する。大型のタンカーで、そこに運んで、浄化すれば良いこと。
小出さんが、ずっと言っているのに、何故、政府は取り上げないのか?
フランスにも、日本にも、共通する、政府、企業、研究の利権にからんだ
欲の構造が立ちはだかっている。
  

Posted by アッチャン at 17:39Comments(0)パリにて

2011年05月29日

アレージアのストックならずに、ストップしてスリップ


 


 まだ、充分時間がある時は、だらだら、身体を慣らしながら。
帰る日が近くなると,急に慌てだす、というのが、私のいつものパターン。
なんでいつも、こうなってしまうのか。
 地下、バス共通のチケットは、1週間で買っているから、日曜日で切れる。
月曜日からは、カルネ(10枚)を買って、慎重に使わねばならない。


 
 土曜日、まず、化粧品を買いに行った。日本で使っている、味の素のジー
ノ、結構高いのに、私の素が悪いのか、あまり。
 お土産用に、といつも行く店で、新しいメーカーのものが入っていて、買っ
てみた。油が売り物の商品。アパートに帰って、調べたら、フランスにしかな
い商品。
合わなかったらどうしよう。

 従姉妹は、化粧品がどれも合わなくて、オリーブオイルを塗っているとい
う。テカテカ光ってつやつやしていた。
パリは凄く乾燥して、皺が増えた。水が硬質で、更にごわごわ。
こちらの人は、お肉と、オリーブオイル、バターなどで、脂肪はたっぷり
取っているから、まだ持つのだろう。
 私も、来てから,久しぶりに,顔にぶつが出来た。
普段は脂肪をほとんど取らないので、お顔に脂肪が足りません、と肌チェック
で言われる。



雑談はさておき、化粧品を買い、一旦アパートに置きに帰って、今度はアレー
ジアまで。
 アレージアに行けば、ストックの店が多いので、そこで何か探そうというわ
け。昔、アレージアの古物商で、レオノール、フィニのリトグラフを買った。
店主が、開けて,偽物だから売れない、というのに、それを信じなくて買って
来た。つくづく馬鹿。その一件は、自分の馬鹿さ加減と思い上がりの教訓にな
っている。
 今でも、変わっていない。
アレージアはお祭りで、出店が沢山出ていた。
出店の前に、ブティクが軒を並べているので、人がいつもよりも多いのだろう
か。
出店を見ながら、ブティックにも入る。



靴屋さんがあって、サンダルをほしいと思っていたので、入ってみた。
小さな店で、値段が黄色の紙に書いてて、男物のシューズが店頭に、半額以下
の値段に訂正している。
 店で勧められたのは、ジェオックスというメーカーのもの。
出してくれた靴は,履きやすくて,楽そう。これなら履けそうだけど、
かかとが全くないのが気にいらなかった。
 一旦は断って、出て来た。でもストックだから、値段が安く買えると思い、
タックスフリーにしてもらうために、もう一足、探してもらって、キャンペー
ル、というメーカーの靴を買った。足にきつのだけど、店の人が,私の履いて
いる靴は、ぶよぶよで足に悪い。きちっとした靴でないと、という。


 
 後で、買わなきゃよかった、と思った。そんなときには、五木寛之の言葉で
慰められる。
「靴には苦労します。100足買って、その中で自分の足に馴染むのは、1足
くらい。歩くのに、ぴったりの靴は、そうそうあるものではない。」

 下駄箱に、100足はないが、履けないでおいている靴が何足かある。
あるのに、もったいないと思うけど、私も、靴には苦労している。
サンダルはだめだと、毎年、暑くても、運動靴を履いている。
 買っても、合わなかったり、膝に来たりで。



 タックスフリーの書類を作ってもらい、アパートに置いて、次にギャラーラ
ファイエットに。
苦労して手に入れた、10パーセント引きのカードを使って、40ユーロ以上
の買い物をするために。
40ユーロ以上の買い物をすると、ラファイエットの袋がもらえるらしい。

マドレーヌで降りて、3回も行った、旅行鞄とバッグの店もついでに。
閉店時間で、上がって行くと、買い物した客がずらっと待っている。
 割引きのある店は、皆よくしっている。



サムソナイトの、60センチの鞄があるかどうかをチェック。もうなかった。
見当たらなかったというべきか。相当売れてしまっていて、さすが、2つ買え
ば、3つめは1ユーロ、というので。
この店は,ロンシャンまで10パーセント引き。サムソナイトは15パーセン
トも引いてくれる。その上,デパートがつけている値段よりも,少し安い。
 ある人は、よその値段を持って来て、店員に見せていた。交渉するためだ。

ギャラリー、ラファイエットに行き、息子がほしがっている、ラコステのコー
ナーに行って、10パーセントの値引きカードは使えるかと聞いたら、
ポアン、ルージュだから、だめ、という。
 アナウンスがあって、もうすぐ閉店です。タックスフリーの申請は、地下で
していますので、お早めに来てください、と。

フォーションのカフェ

 買い物してる時間はなさそうだ。閉店時間まで、買った靴と同じのが有るか
を見に行った。
 すると、ギャラリー、ラファイエットには、メフィストの靴もある。去年は
なかったように記憶している。
 メフィストは、ポアン、ルージュで値引き対象になっていない。
私が買った,ジェオックスもあった。
買った店では,黒しかない、と言われて。ここでは幾つもの色がある。その
上、値段は同じだ。
 キャンペールもあった。こちらは、最後の一足だということで、買った。
色違いがあって、値段はこれも同じ。黄色い紙で書かなくても、靴の底に
小さく値段が書いている。


 フォーションの隣の美術館

アレージアの、ストックの多い店の中で、いかにも安そうに書いて、客はだま
される。
あのあたりに泊まっている日本人客が良く来ると言っていた。

ありがたがることないのよ。みせかけだけ、いかにも安くしていますよ、と。
全然。ほしい色なくて、これだけだ、と言われて、買わなくちゃ、と思わせ
て。

千歩譲って、良かったことは、ギャラリー、ラファイエットで、タックスフリ
ーしてもらおうと、並んでいる人の数。ぞっとするほど並んでいる。
それに、デパートでは、買わなかった。
ストックだと思いこんだから、買ったのだもの。
  

Posted by アッチャン at 17:05Comments(0)パリにて

2011年05月28日

ルーブル「レンブラントとキリストのフィギュール」


 

 ルーブルに着くと、7時を回っていた。
夜とあって、並んでいる人が少ない。
普段は5時半までだが、水曜日と金曜日は、10時まで。
以前は確か9時までだったはず。夏だから?
荷物の検査をすませて、下に降りる。



6ユーロの夜間料金はなくなっていて、美術館だけだと10ユーロ、
レンブラントの特別展だけだと11ユーロ、併せて14ユーロになっている。
普通の料金なら、もっと時間がある時に来た方が、ドラクロワの美術館もつい
ている。
一旦は諦めようと、上に上がった。でももう日がない。土日は混むので,炎天
下並び、中も混雑なんていやだ。
レンブラントの特別展は、なかなか見られるものじゃないから、見たい。
従姉妹には、メールで9時までには、アパートに帰っていると言ったので、そ
ちらも気になって、やめようと思ったのだが、今夜の約束とは限らないし、
そうであっても、私は、レンブラントが見たい。
 
 「レンブラントとキリストのフィギュール」
これがどうしても見たい。



又荷物のチェックを通って、チケット売り場に。
14ユーロ払って、まずは、レンブラントを目指した。
中は、結構人がいた。それでもすぐに入られるというのは、夜だから。
何列も、作ってあって、昼真だと、ルーブルに入るまで、長蛇、やっと入っ
て、レンブラントを見るために、又、長蛇。入っても、人で見られない状態
だろう。

勿論、写真は禁止。



レンブラントは、オランダのプロテスタント。キリストを理想像として描くの
ではなく、レンブラントの生涯と、キリストの人間としての心の思索、苦悩、
生き様を、フィギュールに描き込むことで、レンブラントのフィギュールと重
ねて生き、描き続けたことが理解出来る。

もう、言い表せないくらい、深い感動を覚え、キリストのフィギュールを見て
いると、自然と涙が出てくる。
あるおばあさんは、手を合わせ,拝むようにじっと眺めていた。



キリストが十字架にかけられる絵は、筋肉の動きもわかるように、苦しみに歪
んだ顔、人間としてのキリスト、それまで、食べ、動き、労働に鍛え上げた身
体を持っていたキリストが描かれている。

キリストを描くのに、レンブラントは、ユダヤ人の横顔をいくつか描いてい
る。幾人かのユダヤ人の中に、キリストに共通する、深い思索、宗教感、生活
のかけらを見いだそうとした。

ボッティチェリ

ハーバードにある、キリストのフィギュールは、聡明で思慮深い眼をした,若
々しいキリストで、隣に展示された,キリストは、苦悩の中に、諦めにも似
た、深い憂いと、表現しようのない優しさを秘めている。

レンブラントは、自画像を描き続けた画家。
その中に、「人間性」の漂流の行程と、肉体と精神(魂)の変容を描きつづけ
けた。
キリストの苦悩、愛を、レンブラントのそれに合わせて、模索していったこと
がわかる。
素晴らしい展覧会だ。
見て良かった。



ほとんどの時間をレンブラントに費やして、残りの時間は、「モナリザ」と
フェルメール、そして、レンブラントのフィギュール。

モナリザも空いていて、前でしばらく見て。
贅沢。


後ろから、日本人の夫婦の会話。
「モナリザ」が世界で最も優れた絵画ということになっているけど、他にもす
ごいの一杯あるのに。映画にもなって。」
「最後の晩餐も行ったね。」



ルーブルはなんども来ているから、今回はパスしても良いと思って
いたけれど、やはり、今回の体験で、最も感動したのは、
「レンブラントとキリストのフィギュール」



出てくると、夕焼けが終わって、まだ明るい。
10時をすぎても、まだ。
今回は、いつも8時から9時までにアパートに帰るので、明るくて、
冬場のような、パリのイルミネーションは見たことがない。


  

Posted by アッチャン at 19:15Comments(0)パリにて

2011年05月28日

プティ、パレ


 

シャンゼリゼー、クレマンソーにある、プティ、パレに。
隣にある、グラン、パレは、商業的な展覧会が良く、催されている。大きな展
覧会もあり、入場料が高いが、プティパレは、特別展に入らなければ、無料。



随分沢山展示していて、中に,ブリューゲルの絵画まである。調度と陶器、絵
画など。


絵画の中に、セザンヌらしからぬ絵が4枚。季節を描いた装飾画。
シスレーが、サロンに出品した,大きい絵画は、比較的小さな絵ばかりのシス
レーの作品として珍しい。
セザンヌとボナールが描いた、画商の自画像を比べると、セザンヌは背景にな
にも描かず、ボナールは、背景にいろんなものを事細かく描いている。対照的
な描き方から、二人の絵画の特徴が推測される。



館が、広いので、展示品も結構多く、無料でこんなはずではなかった。
特別展をしていて、charlotte rerriard という、写真家
でもあり、装飾建築家でもある女性の作品展。
特別展には、入らないのだけど、常設各所に,彼女の作品が展示されていて、
なにもチケット買わなくても、充分見ることがで来た。
日本からも凄く影響を受けて、座敷テーブル、引き戸、布団、障子、卓袱台、
水屋、などから,巧みに取り入れて、合理的でシンプルで、心地良い作品を
生み出している。



写真は、庭だけ許されていて、中の展示は写せない。
最近は、すぐに疲れるので、根気がない。
見終わって、彼女の作品が置いてある,休憩所の椅子に座って、カタログを
見ていると、なんだか、疲れが取れていく。



橋からエッフェル塔が見える。橋の向こうに、アンバリッドの駅









ユゴーの家にも行こうかと思ったけど、お腹がぺこぺこなのと、従姉妹と食
事、今夜か、明日かはっきりしないから、家に寄って聞いておこうと,よった
ら,留守だった。
私の記憶では、明日の昼に、ということになったはずだ。
ルーブルが金曜日の夜は開いている。6ユーロで見られるので、疲れを押して
行っておこう。



甘いもの、前から美味しそうで、の、アーモンドのパンを買った。
美味しいパン屋さんで、土日は休みなので、クロワッサンとバケットも。

アーモンドのパン、甘い,甘すぎるくらい甘い。でも美味しいので、半分
食べたら、お腹が一杯。
  

Posted by アッチャン at 17:45Comments(0)パリにて

2011年05月27日

吉田さんが眠るモンパルナス墓地は、静けさに包まれて



 



 、吉田さんのお墓参りをして、それからバルザックの館に。
出かけるのはいつも昼頃になってしまって、お昼を食べて出かけるのだけど、
そんなことしてたら、どこも行けないと焦りだして、食べずに。
 木曜日なので、ジャンヌ、ダルクに市場が出ている。
地下鉄のナショナルまで歩いて、6番線に乗り、ラスパイユで降りた。
いちも買う花屋さんは、手前に駅に近く、歩いてそこまで買いに行った。
途中で,トイレに行きたくなって、カフェに入ろうかと思っていたが、花屋の
前に、公衆トイレがあった。今まで利用したことがなかったが、清潔だと聞い
ていたので。そこはタクシーの乗り場の側にあって、運転手さん達も,良く利
用するようだ。
一人づつ、入った音は、クリーニングの時間があって、それが終わると、ボタ
ンが青になり、次の人が入るようになっている。



、花は、白菊に決めている。
前回は、水をあげたかったのに、バケツを買えなかったので、ポリ容器を2つ
持参した。
水を入れている人がいて、その人のかと思ったら、彼女は一つだけ入れて、持
って行ったので、一つ残っていた。
それを拝借。水を入れると、すごく重かった。
入り口の近くで入れたので、吉田さんおお墓は、反対側の入り口かた近く、
これはしまった、と重いながら、お墓まで。ココで、関節やられたらやばい。



空に雨雲がかかっているので、雨になれば、水をあげても仕方ないとも。
枯れかけている鉢植え、すでに枯れているのもあった。
毎週、吉田さんは来て、水をやっていた。

また、誰かがお墓参りに来ているのが、お花でわかる。
枯れたバラの花束があって、もう一つは、鉢植えの花。
息子が買って来たのかな。以前にも、鉢植えを買ったから。

雨雲は、後ろに迫っているものの、前の方の青空が見え始め、白い雲の間か
ら、透明な蒼を描いている。




水は,一杯では足りずに、近くにある水場に,二度。
たっぷりあげておかないと、この所、雨がない。
この様子では、雨がふらないかも。

デュラスのお墓





今朝、明け方に,吉田さんの夢を見た。
奥さんがいて、吉田さんは、寝込んで,熱が相当高くて、
頭を触ると、沸騰しそうな熱気。
それを振り払うようにして、吉田さんが。
「ブログは後追いでなく、先行するもの書かないと。」

目が覚めた。まだ,吉田さんは、少し若かったようだった。
おそらく、私がそう思っている、私の言葉に違いないのだと
思うけど。

白いコスモス

お墓で、いつも,吉田さん、何か言ってくださいな、もし、本当に,吉田さん
がおっしゃってたように、お墓の中のしゃべる声が聞こえるのだとしたら、
耳を澄ませば、私にも聞こえませんか?

そう言っている,私の声に応えて、私が見せた、私の夢なのでしょう。
  

Posted by アッチャン at 17:43Comments(0)パリにて

2011年05月26日

CHEHUSCHI美術館とモルソー公園


 


日本からのメールで、叔母が倒れて意識不明の状態、救急で近くの病院に運ば
れ,入院したと言う知らせ。
発見が遅れていれば、助からなかった。
運が良かったし、寿命がまだあるということなのだ。
長年かかって医者がいるので、安心していたけれど、とんでもなかった。
年寄りには良くあること、家族が疑いの目を持って、しっかりしていなけれ
ば、老人の場合、誤診が多い。
原発で気持ちが暗い上に、叔母のことが心配で、急にめまい。身体って正直
だ。
状況がわかって、少し落ち着いた。気を取りなおして、出かけた。


地下鉄の中で、無性に泣けてくる。
ほどこしを求めて地下鉄の中にやってくる、人達も、痛々しく感じる。
先日、地下鉄に子供連れのアコーデオン弾きが、入って来た。
子供にも手に持たせて,調子をあわせて、何か振らせている。
子供は恥ずかそうに、しぐさが控えめ。
子供が席を回って、お金を集める。1ユーロあげた。
子供を使わないでほしい、と願うけれど、そうでもしないと、なかなか
お金はもらえない。
子供を抱いて、ふらつきながら、訴える女性にも、ほとんど無関心。
きりがない、と言えば、そう。
私はあげたいと思うとき、地下鉄の中で、財布を出すのが、危険だと思って、
出せないことが多い。



パリには、11の無料の美術館がある。
今、11の無料の美術館を発見しよう、という宣伝があちらこちらに。
で、その人一つ、Musee Cernuschiに行った。
アジアの美術品の中で、中国の逸品が多いいう。
大きな美術館とちがって、小さい所は、疲れなくて良い。


それに、なんとなく、仏陀など、心を安らげてくれるものが見たかった。
靜かで、ほとんど訪れる人のいない、美術館こそ、疲れた旅人が訪れるにふさ
わしい。


日本では、日本橋にある,ブリジストン美術館、疲れたら、あそこで、ぼっと
名画を見て、ゆったりした椅子に座っているのは、贅沢な時間だ。



中国の古い時代のものが多いので、色も素朴で、安らぐ。
おおらかな笑いを巧みにとられた人形が素敵だった。

 

透明感のある素晴らしい陶器

陶器が良い。千の利休が目指した、黒茶碗は、ここからのものなのだろう。

日本人作家のドラゴン、竜があった。



この竜のイメージから作られた、作品



この美術館の側にモルソー公園がある。



一杯の人。子供ずれのお母さん達、裸で身体を焼いているいる人達、ベンチに
座って本を読む人、恋人達、疲れたビジネスマン、
沢山の人で溢れていた。



かつてのフランスは、老人国になると心配されたけれど、なんと子供の多いこ
と。
2人は少ない方で、3人、4人の子持も。
子供だらけ、と言っても過言ではない。




日本から見れば,羨ましい話だ、いえ、だった、というべき。
放射能で汚染された国で、子供をどれだけ守れるのか、と思うと。






  

Posted by アッチャン at 17:44Comments(0)パリにて

2011年05月25日

ギャルリー、ラファイエットとユニクロが



身が軽くなって、隣のグランドマガザン、ギャラリー、ラファイエットの中
に。
40パーセントのプリベ(私的)バーゲンの製品を出している。
何かと言うと、ギャラリー、ラファイエットのクレジットカードや、
ここのカードを持っている人だけに、40パーセントもの値引きをします
商品を出している。
クレジットカードは、フランス人だけだ、と言われ、観光者様に、10パーセ
ント引きのカードはないのか、と聞くと、提携ホテルには置いているとのこ
と。


近くにある、グランド,ホテルに入って、きょきょきょろあたりを探しても、
自由に、もらえるようなカード置き場はない。
中は、さすが、一流ホテルで、豪華。オペラ座の前にあるホテルだから、
昔はオペラは、オペラ座だったので、すごく便利な場所にある。
中の方にずずっと入って、お茶のサロンを回って、ぐるっと探してけれど、
よくある、観光案内のパンフレットを置いている所はない。
トイレがあったので、ついでに拝借。



パリのこんなに豪華なホテルでも、団体旅行では、良く使われている。
提携していて、安く提供しているのだ。そこに、グランド、マガザンが
1割引で,客を誘う。
プランタンは、観光案内所に一割引きの券を置いているが、ギャラー,ラファ
イエットは、ホテルだけ。



諦めて帰ろうとしたら、受付のベルボーイのカウンターで何となくありそうに
見えた。
絨毯を敷き詰める作業をカウンターの前でやっている。
どさくさに紛れて、カードを拝借して出て来た。



ラファイエットに、ロラン、ギャロス用に,作ったラコステのシャツが
あったので、買ってあげたくて、見たら、2とあとは5以上のサイズ。
シャツで38というのは、Sで3のサイズらしい。
他にティーシャツがあって、これは3サイズがあったのだけど、係の人が
階下に行けば、あるから、というので、ブルーの襟付きを探しに行った。
ロラン、ギャロスのグッズは階下で売っているが、ラコステはなかった。
聞くと、ここには置いてない。売り場は2階しかない,以前は置いていたけれ
ど、と。
また2階に行くと、ティーシャツも5以上のサイズしかなくなっていた。



ギャラリー、ラファイエットで、10パーセントの割引き券を持って、うろう
ろしても、値段がどれも高いし、使えないものもある。
ギャラリーラファイエットのグルメ売り場に行くと、観光客が沢山買い物をし
ている。
美味しそうなものばかり。










有名店が入っている。
テーブルがあり、食事も出来る。



お腹が空いて,どれも美味しそうに見える。
歩きすぎて、へとへと。一日中、デパートで過ごしてしまった。
割引き券も使ってない。
なにやっているのか。









ギャラリー、ラファイエットよりも、ユニクロの方が,売れている。
ラファイエットの向かいに、大きな建てもの全館、ユニクロの店がある。
ポロシャツは、19ユーロ、二枚で29ユーロ。
かっこよい。色も負けてない。その上,丈夫。
フランスの品葉、安いとすぐに破れるのだそうで、ユニクロの評価は
高いようだ。

キャシャレルが、ユニクロブランドに入っている。
デザイナーのTJかな、150ユーロくらいで上着が。

  

Posted by アッチャン at 18:36Comments(0)パリにて

2011年05月25日

プランタンで買った旅行鞄で右往左往


 


去年、パリのプランタンで買った,JUMPというマーク旅行鞄にも、ギャランテ
ィーがついていたことを思い出した。
バーゲン品で、安かったので、置いて帰ろうかな、と思ったけど、
使い勝手が良いので惜しい。

バッグの中を探すと、保障カードが入っている。
プランタンに持って行けば、新しいのに変えてくれる
かもしれない、なんて、都合の良いことを考えて、
持って行った。
これを捨てて帰るには惜しいので、なんとか、一緒に
持って帰ろうと思っていたから、修理してもらえれば
助かる。

プランタンのバッグ売り場で、チャックが藪れているというと、
係の人が来るからしばらく待ってください、と言われた。
女性がJ出て来て、修理は3週間かかるという。
新しいのに変えてくれないか、と言うと、出来ない、と。
パリに住所もなく、それまでに日本に帰るというと、
今度来るまで,預かってくれるらしいが、もっと早くしてもらえる
場所がある。ここは預かりだけだから、プラス、モンジュにある、店まで行けば
今週の土曜には出来るから、そこに行けば、と勧められた。

店のカードをもらって、ギャラリー,ラファイエットの前にある、
7号線の地下鉄に乗り、いくつもりでカードを見ていたら、どうも、ここは
無料ではないようだ。
修理屋のようだ。それで、途中で降りて、また、プランタンに戻った。
以前の女性はいない。
男の人が2人して、説明すると、待てと言って、中に入り、以前と同じ
修理のノートを持って表れた。
男の人は黒人の老人だった。

カードの店は、無料じゃないでしょう、と聞くと,その通りだった。
女の人が、次の時まで,預かってくれると言った、というと、うなずいて、
ノートになにやら書き込んで行った。途中字を間違え、訂正しながら、おぼつ
かない感じだけど。
こちらでの引き取りがあるのなら、デリバリーしてくれるけど、頼める人は
いない。日本に送ると、買った金額よりも高い。
で、以前に女性は、来年まででも預かると言ってくれていたのだ。

老人は、電話はないと、いうと、エトランジェー(異邦人)と書いて、自分の電
話番号を書いて、ここに今度来たら,電話するように、と言う。
自分が責任を持って預かるから、と。

大丈夫なのかね。この人、やめていることないのかな。
でも、まあ、いいや。
預かってもらえることで、気持ちは軽くなった。
反省を込めて、思うことは、インターナショナルで、日本にも代理店のあるも
のを買わねば。

サムソナイトは10年と5年、リモワは5年、日本でもアメリカでも、修理を
頼める。こういうのを買っておくべき。
ちなみに、JUMPアメリカにはあるそうだけど。

  

Posted by アッチャン at 17:27Comments(0)パリにて

2011年05月24日

パリの銀行、リモワの旅行鞄

 
 


23日の参議院行政監視委員会が気になって、昨日は朝から、インターネット
にかじりついていたが、なかなかアクセス出来ずにイライラ。

別のサイトから入ると、変な音楽が流れて、画面は見ることが出来たのだけ
ど、すぐに止まるし、バッファーローという処理を通している。
諦めて、ランデブーを取っていた,銀行に行った。

随分昔に、従姉妹の知り合いに紹介してもらった銀行で、
当時は、東京銀行が良く日本人に利用されていたが、クレディ、リオーネ
というフランスの銀行で、なんだか良くわからないままに、フランス人の
係と、長年、行くと、ランデブーを取って、勧められたものに、
ロジュモンという、住宅を買うためのつみたて貯金をプラスした定期預金が
あった。



最初の頃は、シーカーブという金利の凄く高いものに入れていて、金利が下が
ると、これが良いと勧められた。
普通預金には入っているお金を、投信にすれば、28パーセント金利がもらえ
るというので、それにして、失敗。
一つは、500ユーロの損で、2年で4500で帰って来た。
それで、リブレAという貯金は、金利が良いからとそれにした。

本店から、日本人のいる、オペラの支店に変えてもらってから、
つまり、去年から、日本語で良いので,楽になった。
今年から、別の人に変わっていた。
その人はすごくフランクで、昔からの私の状態を調べてくれた。
リブレAというのは、フランス人は、皆これに入れている。
最高額が15千ユーロまで。金利は今2パーセントもついている。
 ロジュモンというのは、今から入ると、2,5パーセントくらいだけど、
私はそのままの金利で4パーセントほどついている。
入れた額が4000ユーロくらいで、ついた金利が倍になっていた。その中に
は、満期でボーナスが560ユーロ含まれている。今は、ボーナスなどつかない
という。
すごいね、と係の人と感心。
だめなのは、23ユーロ残っている口座
これも金利は1,7と高いし、上限なく入れることが出来るもので、口座の維
持に、年間35ユーロ取られる。毎年、支払って、今23ユーロ残っている状
態だった。毎年、引かれいるのを知らずにいた。多額を預ける予定もない。
これを閉めたらと勧められた。こんなこと、フランス人との応対ではわからな
かった。

ジャム

当時は,フランで30円くらいの時に入れたお金で、使ってもいるので、、入
れた額から半分くらいになってしまった。
私が死んだら、どうなるのか、それが心配なので、聞いてみると、遺族と死亡
証明書をフランス語に翻訳したものを提出すれば、送金されるという。

わずかしかないけど、金利が良いし、円高だから、リブレAの上限くらい、入
れたい。
使う時は、すぐに移してくれるから、すごく便利な定期だ。



一旦帰って、モノプリによって、ヨーグルトを買い、野菜と生ハムをついでに
買った。
昼すぎなので、従姉妹のレストランに客がいるところを写して、アパートに帰
ろうと、立ち寄った。
フランス人は、外で食事を楽しむ。月曜日は暇なそうで、それでも何組か。
彼女の家の後ろにも、レストランがある。
そこはずっと値段が安く、二組外に座っていた。



昼食に、料理だけで17ユーロは、マドレーヌで見た店と同じぐらい。飲み物
別だから、
コーヒーを入れると20ユーロ。お菓子も別料金。




高いと思うけど、言えない。それで良いという客がいるのだから。
日本のデフレになれているので、何でも高いなあ、と思う。

一旦帰って,間単な食事をして,プランタンに。



鞄と頼まれたバッグを一緒に買った。
息子が勧めるので、リモワを買ったけれど、
私はやはり、サムソナイトのコスモライトの方が強いと思う。
サムソナイトは、2つ買えば,3つめは1ユーロというキャンペーンを
やっている。殆どの人が3つ買っている。
仲間や二人ずれの観光客,3人でとか、そういう人は良いだろうね。

息子が,サムソナイトで良いのなら、私も3つ買うつもりだった。
息子はリモワでないとだめだという。
確かに、デパートに行くと、そんな売り方をしない、リモワは、ドイツ製で
品質が違うという。

サムソナイトの方が駒もしっかりして、10年ギャランティーだけど、
息子が一度はリモワを買ってみてよ、と言うので、リモワを買った。
私のように、貧乏旅行で、持ち歩く人には不向きの様。




去年バーゲンで買ったものが、もうファスナーが、破れている。
それは持ち歩きに楽で、重宝したけれど。しっかりているものは
重い。軽くてしっかりは、高い。


  

Posted by アッチャン at 19:20Comments(0)パリにて

2011年05月22日

パリを満喫して、


 


 朝早く、息子がアメリカに帰った。
今日から、テニスは本戦が始まるのだけど、
仕事が休めないから、予選だけ見て帰らねば
ならなかった。
けれど、凄く充実して、来て良かったと。
最後の夜も、近所の魚屋で、牡蠣とホタテ,貝と海老をを
買いに行くと,終わりかけだった。

牡蠣を向いてもらったら、最高の味だと言っていたので、
やはり牡蠣を向いてください、というと、男の店員は、出来ない
と言い、奥さんが剥いてくれた。
牡蠣6個とばい貝少し、ホタテを4個、えび5個で、24ユーロ払った。

帰って来てから食べることにして、モノプリに土産物を買いに行き、近くに住
んでいる従姉妹に会いに行くというので、寄ってみたら、留守なのか、寝てい
るのか、
しばらくは待っていたけど、仕方ないね、と言って帰って来た。






アパートに帰り、牡蠣を開けると、ほとんど食べられる状態ではない。身がな
ないものがほとんど。
袋の中が臭いのは、バイ貝だった。
ホタテと、海老は大丈夫だった。
こんひどい牡蠣を平気で売るなんて、考えられないけれど。バイ貝は捨てた。
モノプリで買って来た,テリーヌと焼きそばが美味しかった。



朝早く、パンを買って、鞄に詰め、卵もほしい、トマトもほしい、朝早くから
店は開いているので、買い走り、チーズも、ロケという野菜の残りも。まだ開
いている場所に詰め込み、卵とトマトは身体につけて、検査をくぐるそう。

フランスは、パンも野菜も魚も、味が違うと思い込んでいる。
パリの味を食べさせてあげたい人が待っているから。

直行だから、昼には、ニューヨークに着く。
私は洗濯。
  

Posted by アッチャン at 19:35Comments(0)パリにて

2011年05月21日

マドレーヌ界隈のレストラン

  蜂蜜の店



 地下鉄のマドレーヌで降りて、プランタンの方に歩いて行ったら、美味しそ
うな、レストランが並んでいる。
ミシュランとか、グルメの評価をばたばたと扉に張っている店もある。

値段はそれほど高くない。こんなところに来てみたい、一人で
歩きながら、良さそうなビストロやパブ、レストランを見ると、いつも
そう思うのだけれど、一人で入るのは気が引けるので、
息子が来ているから、一緒に、と思うのだけれど、
テニス会場ですっかり疲れて、そんな元気はないようだ。

近くの店で、また同じような、牡蠣とえび、ワインを赤と白の二本、
新鮮なサラダ菜や野菜を買って来て食べる。



今日は、フランスから留学して、デンバー時代に仲の良かった友人と
会うらしい。
どうしているかな、といつも気にかけていたけれど、所在がわからなかった。
フェース、ブックが、その友人を見つけた。

 友人は、ルーブル美術間の近くに住んでいて、彼女と子供がいるという。
フランスでは、結婚しないで、一緒に住んで子供をもうけている人が多い。
結婚しなくても、子供手当など、保障がされる。



ルーブルの近くとは、リッチなのかも。
この13区の気楽な場所とは、随分違う、優雅なアパルトマンに暮らしている
かもしれないね。

テレビ局に勤めていて、音楽事務所を立ち上げた。
高校の時から、音楽をやりたいと言っていた。
その道を一筋に、進んで来たのだろう。

あんがい、彼女の方が、働きウーマンで、彼は子育てしながら、
食べさせてもらっているかも。



フランスは、生活力のない男と、仕事の出来るけれど、子供はほしい
女性とのマッチングが多いと聞いている。

離婚になると、金銭問題で、持っている方がない方に、どどっと取られるか
ら、結婚しないのだという。

息子の友人は、両親がパリに住んでいて、アメリカに留学していたのだから、
きっと裕福なのだろう。

フランスの貴族やブルジョワは、元々、働かずに暮らしてきた。
働き手は、外から入れて、彼らは芸術を楽しみ、美味しいものを食べ、おしゃ
べりに費やして来た。





今は、そうはいかなくなっているだろうが、カフェでおしゃべりしている人の
多いこと。

日本では、喫茶店でだべっているのは、若い恋人達、おばはんグループ、
学生。暇人達。



パリのカフェは、ブルジョワ、知識人のたまり場、サロン。今や、観光客のたま
り場にもなっているが、それにしても、カフェの多いこと。

ニコラで、ワインを撰んでもらうと、安くても美味しいワインを勧められる。

牡蠣に合う白ワインと、肉でも魚でもあう赤ワイン。







  

Posted by アッチャン at 19:36Comments(0)パリにて

2011年05月20日

フランスオープン




息子が急遽、パリにやってくる。
フランスオープンを見たいと言っていた。
エールフランスの直行便で、11時着の予定。
以前は、安い飛行機を買って、経由便で来ているので、
時間と労力をかけて、体力も消費していたけれど、
仕事が終わって、夜行便に乗れば、7時間で、パリに着く。
着いた日に、フランスオープンを見に行くと言っているから、
空港で荷物を預かって、帰ってくることになるかな、と
思って。


朝時間を充、取ったつもりで、地下鉄に行き、私が持っている1-3のカード
を使って、買い足せないものかと、機械を動かしていたら、ここでは出来ないというアナウンス。
インフォメーションに行く。
係の女性は、出て来て、トライしてくれたけれど、だめだから、と
3区の所まで、乗って、そこで下りて、空港までのチケットを買いなさい、と
教えてくれた。
その間に時間が経ち、それでもまだ、と駅に入ろうとすると、トイレに行きたくて。
従姉妹の家まで走った。



途中で下りる時間がないので、空港まで、8,9ユーロの券を買った。
エールフランスは、第二ターミナル。
シャトレで乗った電車が、運良く直通のだったので、時間が早く、間に合った。
待つこと、15分の余裕があった。
 6万マイルを使って、無料でやってきた。私のなら、あげるよ、と言っているが、
UAは、経由しかない。
 私も、ニューヨークには、経由で、遅れを気にしたり、はらはらすることが多い。
その上、時間はかかる。疲れる。

 ANAで、パリに来るときは、成田経由とはいえ、成田からの直行は、ありがたい。



フランスオープンのチケットは、まだ買ってなくて、売り場で買える。
予選は、一日20ユーロで、好きに見ればよい。
ブーローニュの森の中にある、ROLLAN GARROSという会場。
 錦織圭は、日曜日に出るらしいが、息子は見れない。朝一に飛行機に乗って帰る。

UAオープンでは、予選は無料で見られるが、パリは20ユーロかかる。
レストランに行くつもりでいたのに、食材を買って来て、食べるほうが良いという。


 
 牡蠣、ホタテ、海老、と貝など、野菜とチーズ。
 オープンに行っている間に、あちらにこちら、と店を歩いて買い込む。
ビールはベルギーの、ステラ、下のスーパーにおいてない。


 バスに乗って、買いに行く。重たいもの、いつまで持てるかな、なんて考えながら。
ワインもシャブリを買った。ベルギーのシメイというビールは、こちらで、1,6ユーロ。
せっかくだから、美味しいワインを飲み、最高のビールを。


 海鮮は、ちょっと買って、30ユーロ以上する。牡蠣は6個で、11ユーロ。
 レストランで食べるほうが安い場合もあるが、ワインは、家で飲むのがベスト。
ビールは、生ビールが美味しいから、違いはあるけど。





  

Posted by アッチャン at 19:16Comments(0)パリにて

2011年05月20日

生き方の中にこそ命の尊厳がある


 



生き方の中にこそ生命の尊厳がある。
廃刊になってうずもれていた本が、復刊になって、発売された。
「放射能汚染の現実を越えて」小出さんが書かれた本だ。



今は時の人となり、10人分身体があれば、と言われるくらい、忙しい毎日
を送っている。
休みなし。週末は、全国で待っている人人の為に、飛んでいって、講演をし、
人人の不安や質問に答えている。

私は思う。

一筋の道を、誰に顧みられなくても、我が信ずる道を誠実に歩いて来た人は、
人間の命を大切にして、人人の幸せを願って、生きて来た人は、
必ず、いつか、それが報われる時が来る。
生きているうちでなくても、死んでから、必ず。

芸術であれ、学術であれ、文学であれ、発掘され、明るみに照らされる時が来
る。

人間は、極わずかな少数の人を除いて、一生の間に多くのことを出来な
い。それほど、神様は、人間の命に時間を与えていない。

生き方が不器用で、人に遅れを取っているように見えても、一筋の道を脇目も
ふらずに、精進していけば、誰にも真似の出来ない「固有の美学、固有の領域」
に達することが出来るのではないか、と思う。

吉田さんも、学者の小出さんも、共通する生き方がある。

自分に恥じない生き方、自分を戒めながら、人人の平和の為に、命をかけて
質素で、つましい生活の中で、仕事にかける情熱は、いつも赤々と燃えてい
る。自分の命を燃やしながら、人間の命をの火を絶やさないように。

私のように、その一片ですら、もっていないものは、ただ憧れ、尊敬するばかり。
それがどれほど大変なこ
とか、想像を超えて、大変なことだろうと思う。

感心してだけいてはいけません。
あなたにもあなたなりに、何か出来ることがあるのですよ。それをやりなさ
い。神様は、そのために、私達を生かしておられるのです。
吉田さんの声が聞こえる。

   

Posted by アッチャン at 17:49Comments(0)パリにて

2011年05月19日

フランスの物価高で暮らせない市民


 

小出さんの「たまねぎ」へのコメントは、かかせない。
毎晩帰って、ご飯を食べ終わると、聞くのだけど、朝6時には起きているの
で、9時頃から眠い。
国会に呼ばれて、言いたい放題、話して来ると。国会中継するのかな。
見たいなあ。

ジャンヌ、ダルク広場の朝一、確か、水曜日にやってたかな、と行って見た
らなかった。


明日、息子がやってくるので、新鮮な野菜を買っておこうと思った。
もう少し、先にある、地下鉄の高架下は、朝一を良く見るので、そこに行っ
た。
野菜も美味しくなくなった、バイオは美味しいけれど、ちゃんとした土で、作
らないから、と従姉妹から聞いている。
農業国なのに、バイオが特別になって、値段はぐん高い。
市場では、バイオと書いている店には、誰も並んでいない。
それほど、味が違うのなら、とそこで、少し買った。
サラダ菜は、4倍の値段だ。






ちょっと買って、9ユーロ。それから、バイオではない店で、新鮮な野菜をい
くつか、こちらは安い。
海老も、バイオ、魚もバイオ、肉もバイオ、お酢とか、油、パンに至るまで、
バイオというラベルが目立つ。





物価が上がって、市民は悲鳴をあげている所に、安全な食べ物まで、お金を出
さねば買えなくなっているなんて。
農業国から、原子力の国に変わったからだろうか。

イタリアは、スローフードを推進し、原子力発電は使わない。
フランスとは、全く逆の方向に進んでいる。
同じラテン系民族なのに。
ローマは一日でならず。スローであせらない、不自由さを楽しみながら、陽気
に暮らす、イタリア人のラテン的な生き方が、これからは、新しい生き方にな
るだろう。






フランス人も、方向転換を模索し始めてる。
シラクから、サルコジ大統領へと、アメリカないずされてきたが、フランスの
国民は、ミッテランを懐かしく思い始めた。



パリ市庁舎では、「パリコミューン」の展覧会が開かれている。
1870年代、労働者が立ち上がり、労働組合を結成し、過酷な労働条件を撤
廃し、自分達で、作りあげる規則を作った。
教育の無料化、パン組合の声明文など、興味深い。


  

Posted by アッチャン at 16:27Comments(0)パリにて

2011年05月19日

フランスの物価高で暮らせない市民

 

小出さんの「たねまきジャーナル」へのコメントは、かかせない。
毎晩帰って、ご飯を食べ終わると、聞くのだけど、朝6時には起きているの
で、9時頃から眠い。
国会に呼ばれて、言いたい放題、話して来ると。国会中継するのかな。
見たいなあ。

ジャンヌ、ダルク広場の朝一、確か、水曜日にやってたかな、と行って見た
らなかった。


明日、息子がやってくるので、新鮮な野菜を買っておこうと思った。
もう少し、先にある、地下鉄の高架下は、朝一を良く見るので、そこに行っ
た。
野菜も美味しくなくなった、バイオは美味しいけれど、ちゃんとした土で、作
らないから、と従姉妹から聞いている。
農業国なのに、バイオが特別になって、値段はぐん高い。
市場では、バイオと書いている店には、誰も並んでいない。
それほど、味が違うのなら、とそこで、少し買った。
サラダ菜は、4倍の値段だ。






ちょっと買って、9ユーロ。それから、バイオではない店で、新鮮な野菜をい
くつか、こちらは安い。
海老も、バイオ、魚もバイオ、肉もバイオ、お酢とか、油、パンに至るまで、
バイオというラベルが目立つ。





物価が上がって、市民は悲鳴をあげている所に、安全な食べ物まで、お金を出
さねば買えなくなっているなんて。
農業国から、原子力の国に変わったからだろうか。

イタリアは、スローフードを推進し、原子力発電は使わない。
フランスとは、全く逆の方向に進んでいる。
同じラテン系民族なのに。
ローマは一日でならず。スローであせらない、不自由さを楽しみながら、陽気
に暮らす、イタリア人のラテン的な生き方が、これからは、新しい生き方にな
るだろう。






フランス人も、方向転換を模索し始めてる。
シラクから、サルコジ大統領へと、アメリカないずされてきたが、フランスの
国民は、ミッテランを懐かしく思い始めた。



パリ市庁舎では、「パリコミューン」の展覧会が開かれている。
1870年代、労働者が立ち上がり、労働組合を結成し、過酷な労働条件を撤
廃し、自分達で、作りあげる規則を作った。
教育の無料化、パン組合の声明文など、興味深い。


  

Posted by アッチャン at 16:27Comments(0)パリにて

2011年05月18日

パリのスリ集団の手口にご用心

  

 



 朝は早く起きているのに、出かけるのは、午後になる。
 おばあさんの店で買った、卵がけのうどん、鎌田の出し醤油を持ってきたの
で、それをかけて、本格讃岐うどんを賞味。ああ、美味しい。
 ねぎがないので、サラダ用の赤タマネギで、充分。
初めて、コンロを使った。全く問題なく使えた。ただ、ダイヤルを回すだけ。


 
 さて、またバスに乗って、いつもおなじコースになる。地下鉄よりも、窓外
見ながら、アパートのすぐ近くにあるのも、バスに執着してしまう。
 ああ、バスが来ている、と飛び乗る。




途中で下りたくなってエコールの駅で降りた。昔、良く歩いていた場所。パリ
大の文学部がある。その奥には、パンテノン神殿。
本屋さんが、多い。いっぱし、フランス語からフランス文学へ、と勉強してい
るつもりになっていた頃、パリに来ると、本屋を覗いては、フランス語の本を
買った。
 美術館に入ると、分厚いカタログを買った。美術書は重い。その上重いの
が、辞書。ロベールの大型の辞書など、送料を払って送ってもらったものや、
バガージュに詰めて、持ち帰ったもの。



 今は、あれらをどうして処分すればよいのか、と思いつつ、放置している。

イギリス人の、元貴族の女性で、自然と共に暮らしている人が、大切な書とし
て、わすかに、何冊かを、何度も読み返しているうちに、もろくなって、本を
作りなおしてもらっていた。

そう、聖書のように、愛読書というのは、毎日手に取って、どこかを読みなが
ら、眠りにつく。そういう本が、心の支え、人生の羅針盤になり、苦を慰め
て、次に勇気を与えてくれるものなのだ。
あれも、これも手当たり次第、というのは、何もないのと一緒。

映画館

サン、ミッシエルの近くで、1ヶ月間の短期で語学学校に通っていた。

そのあたりを歩く。古書、売ります、買います、という店がいくつか。
その中で、私が、レオノール、フィニの美術本とグラビューを買った店は、閉
まっていた。図書館になっていて、週末しか開かない。

映画館はそのままあった。この映画館だったか、忘れたけれど、多分ここだっ
た。かゆくてしかたなかった。蚤がいた。後ろの男のポマードのきつい匂い
で、鼻がつまりそうだった。


パッサージュの中に、レストランと、クレープの店がある。この辺は、クレー
プ屋が多い。
クレープといえば、チョコとか、バナナを想像するが、クレープにチーズや
卵、ソーセージを包み込んだ、食事の店。昼食や軽い夜食の店。



パッサージュを抜けると、オデオンに出る。その反対側は、セーヌに出るま
で、画廊が立ち並ぶ。
 サンミッシェルから、サンジェルマンへ、画廊街が続く。このあたりには、
美味しい店が多い。反対側の、観光客目当ての店とは違って。
 
 魚料理、サンドイッチ、クレープに肉料理、値段も安くて、フランクな
店が多い。

 



各画廊が、今、100年祭の展覧会をしている。

売れてた。



セーヌ川に出て、橋を渡っていくと、ルーブルに。
橋の上に、沢山鍵がついている。観光客が残していったもの。風景としてはあ
まり良くない。



そこで、聾唖の若い女性に声をかけられた。
書類をさして、ああ、ああ、と手振りで。
ああそう、署名なのね、と思い込み、名前を書いた。
彼女は、寄付のお金の部分を指さした。



え、寄付なの?いくつかの名前があり、15ユーロ、10ユーロ、あるいは20ユー
ロと書いている。
財布を見ると、20ユーロしかないので、だめだ、と断ると、彼女は、胸から5
ユーロ出した。
うさんくさいものを感じて、だめだ、と言って歩き出したら、彼女は怒って、
後ろから、声が聞こえた。
振り返ると、他の女性と話ししているようにも。

ブキニストがデュラスの本を売っていた。33ユーロが22ユーロ。

歩いていると、やはり同じような女性が沢山いて、聾唖を装って、同じ手口で
金を巻き上げようとしている。
 寄り合っては、しゃべっている。

途中で、お金を払わないで、断る人もいれば、可愛そうに20ユーロ出している
人もいる。二人連れの男性の一人は、断って、もう一人の男がやってくるのを
待っていた。後で、なんと話しているやら。



ジプシーだ。女性達の顔立ちが似ている。ジプシーは、様々な手を使って、
お金をもぎ取る。彼女達の背後に、泥棒集団がある。彼女達はパリに住んでい
ない。集団でやってきて、荒稼ぎして、ルーマニアなどに帰っていく。
数人の男の子が囲んで、お金を巻き上げるのも。
吉田さんが、スープをかけられ、コートを脱がして、財布を取ろうとされたこ
とを、笑ってはいられない。あらゆる手で、泥棒軍団が存在する。




小さな子供達を使って、お金をせびらせたりもする。
かわいそうに、なんて、うっかりあげると、背後には、大人が手を引いてい
る。ご用心、ご用心。
  

Posted by アッチャン at 17:05Comments(0)パリにて

2011年05月17日

パリの銀行とデパート

  

 一週間のチケットを買ったので、早速、バスで、パリの中心部に出かけた。
 埃っぽくて、工事をしている場所が多い。
 店がつぶれたりして、代替えしている所もあれば、シャッターで閉ざされた
ままの場所も。
 
 日本の震災と原発のことが、頭のすみにいつもあるので、憧れのパリ?の
見慣れた景色が、色あせて見える。



 5月ともなれば、アメリカから、観光客が殺到していたのは、昔のこと、
 中国語や韓国語が飛び交って、もう銀座通りのような混雑ぶり。

 セーヌに観光客が固まって歩く姿は、あまり見たくない。

バスは、サン、ミッシエルを、せーヌ川に沿って、ルーブルに入って行く。
ルーブルの前には、いつも人の列。



とりあえず、しなくてはならないのは、銀行に行って、わからいままに勧めら
れ、満期がいつなのか、損はしていることだけがわかっている、投資信託につ
いて聞きたい。わずかしかないのに、置いておくのか?もっと有利なものがあ
るからと、勧められ、普通預金のお金を移してしまった。
銀行で落ちるカードのお金が心配なのだ。わずかしか残っていない。




銀行で作っているカードは、便利だけど、年会費も高い。他の日本から持って
行ったカードは、地下鉄や、スーパーで、通らないケースがあるが、フランス
の銀行が出しているクレジットカードは、どこでも大丈夫。
 

本店から、日本人の為に日本語で接客してくれる、ピラミッドの店に変わって
から、随分わかりやすくなった。
係は来る度に変わっているけれど。
ランデブーが必要で、後日、日を決めてもらって、出直す。当日行っても、予
約で詰まっている。3日間くらいは待つのが普通。
お金を移してもらったり、入出金はいつでも出来る。



ピラミッドには、観光案内所があるので、そこによって、向かいのジュンク堂
の本屋さんに。
以前は、伝言板があり、留守中にアパートを貸したい人の案内がいくつも出て
いた。いらないものを処分して日本に帰る人のもの、アルバイトに語学を教え
たい人など。

そういうのは綺麗さっぱりなくなっていた。



中村のりこさんのパリ暮らしの本とか、ここで暮らした人達の、美味しい店を紹介し
ている本など、日本から来ていて、どこか、美味しいレストランはないかな、
と思ってる人には、かっこうの案内書がいくつもある。

友人から頼まれている、バッグを探しに、プランタンに行く前に、有ったはず
の三越がなくなっていた。
三越にも同じ物があったので。三越のトイレは便利だったのに。
シャンゼリゼにあった、三越エトワール、という見事な文化会館も閉鎖され
た。
その案内は、日本にはがきで送ってきた。
パリからの完全撤退なのかな。会館も、三越も、寂れて、日本人村は、崩壊し
ていたのかもしれない。
原子力村は、直ちに崩壊してもらいたいものだけれど。



プランタンの一階に、ビタミンジュースの店が出来ている。そばに、運動用具
が置いてあって、自由に誰でも、運動したい人は出来る。
健康志向は、高まるばかり。人気はスリム化。



その裏側で、マカロンを売る店もある。ラドレのマカロン。
友人のお母さんが、プランタンのケーキなのか、甘いものには違いないものを
たべるのが楽しみだと聞いている。

重宝しているバッグ。

従姉妹が試供品だとくれた、ジャムも、すごい甘さ。
パリで、甘くないとだめなのだそう。

こちらの食べ物で、私はもう太り出した。
身体に悪いものばかり。コレステロールの
宝庫だもの。



デパートは買い物客で、いつも賑わっている。
プランタンとギャラリー、ラファイエット。

ビタミンの店

二つのデパートに集中している観光客のメリットは、
専門店にない気楽さ。
手に取って、気軽に品定め出来る
居心地の良さ、間単に免税の手続きが出来る便利さ。

プランタンのリビング用品は色とりどり

パリのブティクに入ると、買うぞ、と覚悟していかないと、
バーゲン時期を除いては、入りにくい。
バーゲン時期だと出入りが多いから、買わなくても平気だけど、
客のいない、店に入ると、手ぐすねひいて待っているので、
飛んで火に入る夏の虫になる。



買わないと出てこられない雰囲気がある。


オペラ座も裏がある  

Posted by アッチャン at 18:27Comments(0)パリにて

2011年05月16日

パリの朝一

   

 アパートの近く、ジャンヌ、ダルク協会を囲むようにして、日曜日の朝市があります。

 おばあさんの卵を買うために、この朝一を待っていました。
 一年ぶりに、おばあさんは、変わらず、元気です。



 農場から直接運んで来る、産みたての卵です。
 一個からでも売ってくれます。
 いつもだと、3つしか買わないのですが、
 6個買いました。



 息子が、来た時に、ポケットに入れて、ニューヨーク
まで持ってかえった卵、美味しいから、食べさせてあげたい人が
 いたからでしょうか。
 ポケットの中で、ぐしゃっと割れたら、と心配しましたが、
 無事に、ニューヨークまで連れて行ってもらいました。



 農場から運ばれ手来る、新鮮な野菜や果物は、近くの野菜屋さんで買うよりは
すっと値段は高いのですが、質が違います。

 とても美味しい。日本でも、丹波だとか行って、地野菜を買うと感激してしまうほど、
 味が違うでしょう。もっとも、丹波に行けば、近くの野菜屋さんよりも遙かに安い
 のですが、市の野菜は、野菜にしては、高級品です。

 ぐるっと回って、どこで買おうか、品定めをしながら、決めた店。




 美味しいトマトは? サラダに最高といわれて、最後に残っている房を買いました。
 こぶりのトマトが6個ついて、6ユーロ。700円以上です。
 匂いも良く、味が素晴らしい。
 息子の好きな、フリゼを求めると、八百屋のおじさん、裏を見せて、こういうのでなくちゃ、と
 教えてくれました。


 にんじんの美味しさ、アスパラガスは一房6ユーロ。
 サラダに入れる、ハーブも、値段は高いけれど、値打ちが違う。




 せっかく、パリに来たのだから、高くても美味しいものが食べたい。
 野菜で、20ユーロ買いました。






 焼き鳥の店に、並んでいる人の後について待っていると、いざ、自分の番が来る心には、うえーっという感じ。焼き鳥の見過ぎです。気持ち悪くなってきて、仕方なく、大きな鳥の半分と、じゃがいもを買いました。
 これは1200円ほど。








 魚屋さんでえびを少し。6匹で700円ほど。甘くて、ぷりっと身が締まって、美味しい。



 ジャンヌダルク教会から、礼拝を終えて、人人が外に出て来ました。
 教会は、太陽を背に受けて、神秘的な輝きを見せてくれます。




 美味しいチーズも、朝一ならでは。
 チーズ屋さんが、先客のために、とびきり上等の、コンデを切って、味見させ、最後の私にも
 くれました。1キロ32ユーロのチーズは、本当に美味しい。ミルクの味が一杯に広がる。
 私は、カマンベールをかうつもりだったのですが、ドイツからやってきた友人から、ゴーダチーズ
の美味しさを教えられていたので、ゴーダを一切れとカマンベールを買いました。





 スーパーだと2ユーロも出せば買えるカマンベールですが、ここでは6ユーロ。ゴーダの一切れとで、
 9ユーロ。 
 日本で、1500円くらいしているチーズが、こちらのスーパーで2ユーロですから、いかに高級なチーズか、わかってもらえるかしら。
 
 味が違いますと、値段もぐんと跳ね上がる。手間暇かけてアリティザン、職人が作りあげた食材です。

 チーズ屋さんが、「アビアント-、シェリ」と言ってくれました。
 またね、可愛い人とでも言いましょうか。また買いに行かなくちゃ。


 前日歩きすぎて、夜中に、足がつって、両足とも、こぶらかえり。痛い、痛い。

 なので、一日中、ごろごろ、夕方散歩に出て、結局、歩かず。
 
  ぷくっと肥えて来た。シンプルな食事で、調理しないのに。
 まだ、IHを使っていない。
お湯を沸かすのに、ティーファルが入っていたので、それでお湯を沸かす。
 以前に借りていた人が、讃岐の乾麺を残していたから、
 おうどんは、炊いていたのだなあ。湯がかないと出来ないもの。


 
 いただいても良いらしいから、いずれ、と思っているのだけど、

 すぐに食べられるものばかり食べている。
  

Posted by アッチャン at 16:35Comments(0)パリにて