2013年06月30日

ああしんど、ああ忙しい

 
    

 帰って来てから、雑用に追われて、その上に、時差ボケもひどくて、ブログを書き気力がなかった。
本当は、今もそうで、気乗りがしないのだけど。
赤坂シアターでの、玉三郎の「アマデウス」ネットでオークションに出したら、すぐに落札された。
10月に南座での再上演が決まったのは私がネットでチケットを買ってからのことだった。
東京に行っても良いとは思ってたけれど、東京までの往復チケット代を考えると、この際どなたか東京の人に行ってもらえれば、と思ったわけ。それに加えて、7月に松竹座での歌舞伎公演のチケットを、うっかり、その前後の24日と26日に取っていた。

松竹座の昼公演を見て、夕方東京に行けば、翌日の玉三郎は十分間に合うけれど、交通費をはずんで、東京へトンボ返りはつまらない。行くならせめて、好きな絵画の美術館巡りくらいはしたい。
即座に売れてしまうと、初日にネットでゲットした、前から5番目の席だったので惜しい気がする。
玉三郎のフアンで、チケット買えなかった人が、ネットに出ていないかと、きっと何度もチェックしていたのではないかな。出した途端に、ハイ落札、というエールをもらったのだもの。
今日は土曜なので、本局まで車で走って、無事チケットを送ってから、テーブルの下に、イグサのカーペットを買いにイズミヤに。



時間がないので、イケアだとかのセンスが良くて値段も安い店にまで行く余裕がない。
 今まで使っているカーペットは、洗ったものの、汚れが綺麗に取れなくて、夏だし、イグサがやかろうと突如買いに一気になった。
 イズミヤにいくと、広告の品として、半額になっているものがあって、しっかり織られたものなので、色合わせには、眼をつぶって買って来た。




 イグサの匂いが気にいって、それに足がすべすげして気持ちが良い。家じゅうに、イグサの香りが漂っている。
リビングのカーペットはまだ変えるに及ばないけれど、これもイグサにしたくなって、またイズミヤに車を走らせた。
 明日から、わずか1週間足らず短い滞在で、息子が帰っている。
 昨夜は、イカリでどっさりの食料品。今日はパジャマに、ビールなどを買い、寝具を干して、あれもこれも忘れてはならない、と奮闘している次第でございます。
 台風一過、去るまでは、気が抜けません。
 
  

Posted by アッチャン at 02:48Comments(0)日々の事

2013年06月22日

帰国

  ホテル
   
  
  午後2時50分発の飛行機だから、気持ちに余裕がある。朝10時半とかのパリからルフトハンザは朝早くでないといけないので苦手だ。
 アメリカからの帰りは,朝の6時の飛行機なので、夜中に出ていく。冬は凍てつく寒さのニューヨーク。タクシーを使うようになってからは、もうバスを待てなくなった。
 料金が安い,空港の近くにアパートがあったこともあって、最後に訪れた2回はタクシー を。



 今日も、チケットに料金がを残して、市電と地下鉄で空港まで。
タクシーは、10分で空港に着くのに、市電と地下鉄で、1時間以上かかった。
 市電の運転手に,シアド、と言ったのが良くなくて、丘の上の駅で下ろしてくれた。
 その前の駅も同じ駅なのだけど、その近くで降りると言っても、ここではないと言って下ろしてくれない。
 丘の上からは、長いエスカレーターがついているのだけど、最初は階段がいくつもあった、エスカレーターに乗って,途中のエスカレーターが停まっていたので、また階段を降りた。エイスカレーターなので、短くはない。次のエスカレーターは動いていたのだけど、駅でまた、階段を上り盗りしなければならなかった。
 仕方がないのでなんとか持ち歩いたけれど、腰がおかしい。土産をほとんど買わずに助かった。一杯入れていたら、どうなっていたことか。




 空港について、チェックインのゲートナンバーの所に行ってチェックインする。
 荷物を預けてしまう前に、ショップで、オリーブ油をいくつか、ファドのCDがあるので、2枚買った。その中の一枚は、前日、おじいさんのCDハウスで、お勧めの女性歌手のものだった。18ユーロだった。ここでは12ユーロ。なんでこんなに差が付くのか。
いいかげんな値段がついている。荷物に、入れてみるとまだはいるので、オリーブ缶と鰯缶を追加した。オリーブ缶は、前日買ったものよりも高い。様ざま。これらを詰めて、チェックインした。
 チケットをもらうと、1時間前にゲートに行くように指定されている。
 ラウンジへの行き方を教えてもらったが、わからない。空港の職員がいたので、聞いた。



彼女がついてきて,教えてくれたのくらいに、わかりにくい場所にあった。
受付で,チケットを出して,ゲートを調べてもらい、そこまでの所要時間を聞くと、
 「遠いですよ。15分以上はかかります。それにパスポートコントロールもあります。」
 「じゃそんなに時間がないですね。」
 「ありますよ」。」と言われたけれど、トイレに行き、お腹が空いているので、サンドイッチを一切れと水を飲んであわてて出て来た。
肝心の土産をまだ買わなくてはいけない。
リスボンのお菓子を、母の施設にいる職員さん達に。お菓子を買って、別のコーナーにも、ほしかったものを見つけた。あのポルトガルのナタ。重いけどそれらを買い板チョコを4枚、入れた。その値段を見ないで買ったら、なんと板チョコ1枚で10ユーロもしていた。なんで?と思ったら、外に巻いているのが、紙ではなく、ポルトガル名物のコルクで出来ていた。コルクで,鞄とかいろんなものが作られている。チョコを包むのには、勿体ない。棄てられる可能性がある。






 この値打ちはわかってもらえそうにない。皆、値段みたら買わないわ。あわてて、入れた,私みたいな人でないと。ナタのケーキと同じ値段。誰だって、ケーキの方が良いと思う。ずっしろ重いけど。
リスボンで慌てて、土産物を買い集め、重い荷物を持ってゲートに。ゲートからラ、バスに乗り、飛行機のある場所までも遠かった。なので、1時間まえなのだ。
 
 ゲートは一番端にあった。相当の余裕があると思っていたのに、電車を待つ時間、空港で探す時間などを入れると、あっという間に時間がたってしまった。
 そのたびに,ドキドキしなきゃやいけない。慣れた所だとすぐにわかることが、初めてだと、右往左往する。
飛行時間は4時間。間に食事が出た。お腹が空いていたので、有り難い。
 魚はなくチキンか肉。初めて肉を食べた。少し、羊の匂いがするが、牛肉に混ざっているのかも。
 イスタンブールの空港では待ち時間が多い。まだゲートが出ていない。




 ここの免税店は、ものすごく大きくい。これほどのは見たことがない。トルコ航空に乗るとまず最初に、爪楊枝にさした,甘いお菓子が振る舞われる。ナッツの入った飴菓子のようなもので、ゼリー状になっている。日本のゆべしに似ている。
私はゆべしが大好きなので、これがすっかり気に入った。このお菓子を、免税点で売っていた。いろんな種類があるので、飛行機の中で出されるのは、特別に美味しいものかもしれない。これを買いたくなった。
 母や、外国に行きたくてもいけない友人に,食べさせてあげたい、という思いで、私はあまり甘い物好きじゃないのだけど、最近は甘い物に目が行くようになった。
 海外に行ったことのない人は、そう行きたいとは思わないものだろうけど、 海外にいくには、自由と体力と時間が必要だ。土産話だけでは、つまらない。家に居ながらにして、美味しいお菓子を食べるのは、楽しい事に違いないと思う。
  イスタンラウンジもこんなのは見たことがない。巨大な広さがあって、お料理をするコックさんが、作りながら、提供している。





オムレツ、パスタ、ピザ、ステーキの各コーナーで、次から次に作っていても、どんどんなくなていく。
果物は、ピアノのあるサロンの一番奥にあり、食べたことのないようなものまで,豊富だ。
ワインの赤、白、厳選された高級なものばかり。
 サラダの種類も半端じゃない。
 ナッツは、それだけでコーナーを幾つも。
 入り口で、カードとチケットを見せて、中にいれてもらうbのだけど、係の人が、中のさらにドアの前で待っていて、チケットとカードを渡す。セキュリティーがついていて、勝手には入れない。
 イスタンブールのラウンジは、スターアライアンスの飛行機を利用する人達の為のもので、ブリティッシュは独自に提供している。他にプライオリティーなどラウンジは充実しているようだけど、 待ち時間が長いという不便を補う役目もあるからではあないだろうか。




 このでの待ち時間は、5時間とか、6時間異常に及ぶことは多い。
 6時間以上の人にイスタンブール見物がついていいる。
かつて、大韓航空で市内を見物させてもらった。
 イスタンブールまで来ると、様々な衣装に身を包んだ女性達がいる。
 アエロフロートも、随分良くなっているとか。




 私が乗った頃は、飛行機はぼろで、所々ガムテープを貼っていた。生暖かいビールも,数が足りなかった。
 モスクワで6時間の待ち。夜中の暗い飛行場に、寝転んで時間を待っている人達がいた。
 
   

Posted by アッチャン at 16:05Comments(0)旅行

2013年06月21日

リスボン最後の夜

    

       


   地下鉄のチケットを、12時間使える一日券にしておけば良かったのに、それほど使わないから、と5ユーロのチャージにしていたので、シントラ行きの電車にそれで乗れたけれど、駅で帰りに、この電車と地下鉄を使うと言うと、5ユーロのチャージが必要だと言われて、5ユーロ払った。
 まらさらに、ロシオ駅で、明日まで使える一日券に変えたかったので、聞くと、何ユーロチャージするのか?と言われて最低の2ユーロを買った。
どこにも乗れると言われるけれど、一日券に変えたいというと、これでオーケーだというだけでわからない。
 なので、おそるおそる乗ることになる。一日乗車券は、そんな心配いらなくて、便利だった。ロシオについて、子供服を買いたくて探した。


 


 妹の子供達に簡単なティーシャツだけど。妹の娘の子供達は、良く母を訪れてくれている。時々出会うときくらいしか会わないけれど,小さな子供は純真で可愛い。
 この買い物がすんで、来た時に見つけた,開業1919年の老舗だと言う店に行った。 7時過ぎなので、閉まっている店が多い。
 その店も、閉めている時だった。





 明日の朝、店は開きますから、と言われ、明日は日本に帰る、と言ったら、それでは、と良いですよ、と開けてくれた。少ししか買わないのだけど、その店では小さいものばかり買った。
 電車を使って、ホテルまで帰り、飛行機会社へのリコンフォームを試みたが、昨日と同じで、アポロジャイズ、アクセス出来ない。
 日本空港で,リコンフォームが必要だと言われて、何度もインターネットからアクセスしていたのに、全く通じない。空港の係員は、まったくでたらめな情報を与えてくる。
8時半になったので、今夜もファドに行く。昨夜と同じ所。





昨日とはうってかわって、満席に近い。朝から雨模様で、寒かったので、テラスの客は少ない。朝出るときに,寒さに服を増して,出直したくらいで、シントラにいるときも寒かった。

女性二人が座っている空きの席に座るように言われた。そこは、昨夜、私が座っていた場所なのだけど、向かいの席に座った。



 私の顔を見ると、又来て暮れたね、という挨拶で、常連客の扱い。
 彼女達はスイスから2週間のバカンスで来たそうだ。厚い皮のジャンバーを着込んでいる。彼女達は食事が終わり、一旦は勘定をしてもらって、ファドが始まると、 そのままファドを聞いて楽しんでいたが、一旦休憩にはいって出ていった。
 賑やかな音楽につられて、覗く人達が入ってくる。
 席は満席。




 私は今お店が勧めてくれた、コッドを注文。コッドとポテトを練ったような料理で、チーズもきいていて、美味しい。ハウスワインのハーフを頼んだら、多いなあ、と思っていたら、1リットルのハーフ、500もあった。
 昨夜と同じ歌が続いた。歌姫と呼ばれるファド歌手もやってきた。昨夜歌っていた,教諭風の男は来なかった。
 歌好きそうな女性がいて、しきりに歌に合わせて歌っていたが、彼女も、ギタリストに頼んで,歌い出した。とても上手で、情感が籠もっている。
 店の人達とも、すっかり意気投合の私に、通る度に店の主人が、いいね、というサインをしたり、ファドをリードしている,タクシードライバーは、歌に合わせて、私に歌わせる。家族のような雰囲気。
隣の席に、カップルがやってきた。
彼らは、私の料理を見て、美味しいか、と聞いた。彼らの注文は、同じ料理と、えびのカクテル。サングリアを飲んで,私に、試さない?と勧めてくれる。



 大きな瓶に入ったサングリアなので、一人で注文するのは、と思ってたけど、彼らは二度注文していたので、一人でもいけるなあ、と。
 二人はロシアから来ていた。カリキュラムの一貫だそうで、好きな所には泊まれないし、いけないのだとか。
私のリスボンでの滞在ホテルの値段を聞いてから、彼らは空港のそばで、159ドル払っている、それも個室で、だという。
 いろんな泊まり方があるけど、確かに、リスボンの高級ホテルで、300ユーロくらいなので、それでも安いと思ったに違いない。ピンキリだから。
ずっといたいけど、遠いからと二人は心残りで帰って行った。
彼女の方は、ビクトールというタクシー歌手を、イタリア時代の全盛期の頃を知っているという。渡されたカードの写真を見て。





満席なので、盛り上がって、安みなく、誰かが歌い、終わりまで続いた。
 伴奏に合わせて、最初はビクトールが歌い、次に、私が指定された。 。日本んン
日本語で良いから、なんでも合わせて歌え、という。
 ええい、と歌い出したら,英語だった。日本語は出て来な、拍手。それから順番に客が歌っていく。
感想とか、楽しいとか。すごく楽しい。今度来る時は、ファドの一つぐらい歌いたいと思った。最後は,皆で踊りながら歌った。順番に抱き合って盛り上がった。
なんて楽しい夜だろう。
 日本のご飯と味噌汁と海苔、食べてもらいたくて、持って行った。キッチン付きではなかったので、使うことがなかったからだけど、使えていたら、このファドハウスを知らなかったかもしれない。
 それもラッキーだった。




歌は、ずっと離れないで耳に残っている。夜中、寝られなくて吐いた。
 食べ残していけないと思い、すっかり食べたのがいけない。ワインも500も飲んだ。それで踊ったりしたからだ。
 リスボンの最後の夜、楽しい思い出を抱いて,日本に帰ろう。  

Posted by アッチャン at 11:19Comments(0)旅行

2013年06月19日

世界遺産の町、シントラ

 

      


  ホテルは快適だけど、泊まるだけだから勿体ない気もする。
白一色の部屋は、イタリア映画に出て来そうなインテリアで部屋の広さは30平米近い広い部屋に、白のキングベッド。
朝食を食べる時間がなくて、飛び出した。
途中にある、小さなカフェで、ケーキとコーヒーで朝食。朝バナナとチェリーを食べていたので、それくらいでも調度良い。
ホテルのコンチネンタルは6ユーロだから高くないのだけど、教えてもらったスーパーでいつも習慣になっているバナナを買った。ついでのチェリーも。
その時、スーパーで,二人の日本女性が,ワインをどれにしようかと話しあっていた。冷蔵庫があるらしくて、それならビールやワインが買える。


カフェの主人は,愛想の良いアジアン風の顔した人で、流ちょうなフランスを話すし、しかも美味いそうなパン屋さん。
フランス人かと聞いたら、ポルトガル人だった。






歩いて,カテドラルの所まで行き、そこから下に降りると、広い通りに出た。
 町の中心まで歩いてもそれほど遠くなかった。
このあたりは、土産によさそうな店がいくつかある。
帰りに寄ろうと思った。




 今は歩いて、ロシオまで行き、そこからシントラに行こうと思っているので、買えないから。
 賑やかな中心街に出ると、CDの店がある。そこで,コインブラの店から流れている歌手のCDをみつけたので、二階に上がっていくと、ものすごい数のCDをストックしている。
 ファドだけではなく、」シャンソンからクラシックやジャズ、ブルースなど,オール。
 超有名な歌い手の、ファドを勧められたけど、録音が悪いのもあるので、訊いてからでないと買えない。
 聞かせてもらったけど、実際に聞いた声の方がずっと良いような気がするのでやめた。
 シントラまでは、ロシオ駅から15分に一本くらいの割合で出ている。

所用時間は40分くらい。
 ガイドによると、駅からのバスが、見所を巡回しているから、それを買えば便利だ、と書いているが、私は20分くらいの道なら歩きたかった。
歩かないと,素通りしてしまうので、途中にある素敵なものを見失ってしまう。
 公園があり、その通りには、彫刻がいくつも。
町の中心の広場までの道に、「ムーアの泉」がある。



そこから先に進むと、お城のような建物があって、中を覗くと、おじさんが手招きにて入れてくれた。
中国人の団体が外から写真を撮っていた。おじさんが私を入れてくれた時に、女性は首を振っていた。
 公共に解放されていないようだった。








中庭に連れて来て、ここから写真を撮れば良い、というしぐさ。素敵な回廊だ。
さらに、階段を上がって、このあたりから、と階段から二階も素晴らしいよ、と親切丁寧に指定してくれた。
親切のお礼を言って,出て来た。そこからしばらく歩くと、広場に出た。観光バスがいくつも止まっている。
 シントラでの見物は、ポルトガル王家の離宮の王宮と、ムーアの遺跡、それに標高529メートルに建つペーナ宮殿で、チケットは王宮とペーナの共通券は安くなる。
 ペーナまでは歩いて1時間かかるというので,やめた。



 王宮だけで充分。素晴らしい。
 落ち着いて、とても素敵な内装と調度の数々。部屋からの眺めがまた素敵。
きらびやかさがなくて、それでいて、エレガントで,落ち着いた色使い。
壁のタイル絵が,どれも素晴らしい。





タイルをはめ込んで家を建てる人が居るけど、ポルトガルのタイルを注文しているのかしら。






 王宮を見るだけで、疲れてしまった。もうこれくいで良い。幾つも回るよりも、深い印象が残る。
 王宮を見てから、小さな町のメイン通りというのかしら。お城の周りにある、店をぐるりと回って、美味しそうな,サンドイッチの店があるので、入った。
 サンドとりも、サラダ付きのキッシュがあったので、それを注文。




サンドイッチを食べている人が多かった。大きなサンドイッチ。日本の倍はゆうにある。
 私は,キッシュをあまり食べない。卵が沢山入っているから。
 ハムとチーズのキッシュ、あっさりして、とても美味しい。これほどキッシュが美味しいとは。軽い感じで、いくらでも食べられそう。



 サラダ付きのキッシュに、大きいサイズのコーヒー。どちらも美味しい。これくらいで、夜8時半からファドに行って,食べれば、調度良さそうだ。

 腹ごなしに20分,駅までの散歩道。
シントラは、バイロンが、「この世のエデン」と讃えた素晴らしい景観だとか。
確かに美しい。何もかも美しい。
世界遺産に登録されている町なので、観光化は進んでいるだろうけれど、ヴィラと呼ばれるにふさわしい、心癒される小さな離宮のある田舎だ。
 
  

Posted by アッチャン at 19:13Comments(0)旅行

2013年06月18日

本物のファドを体験




     ホテルの部屋



  駅についた。
ホテルへの行き方をプリントしているので、歩いて行こうと思い,通りを探していると、若い男の人が、手助けしましょうか、と言ってくれた。
 片手にパンを持っている。
フランスが出来るのか?と聞かれた。彼はフランス人だった。旅が好きで、今はリスボンに住んでいる。
 パリが嫌いで、ポルトガルの人達は暖かくて親切、とても気にいっていると。
行く方をみて、わかるから、と言って、急な坂道や階段があって、私の旅行鞄をずっと抱えて持ってくれた。とても一人では無理だった。

  




 アルファマ地区は、リスボンでも古くから住んでいる人達の庶民的な,地域。
 カテドラルや、城もこの地域にあるので、阪道の勾配、迷路を縫って行く細い道、時には階段がいく段もあって、歩いてだけならいざ知らず、重い荷物を持っては,無理。本当にラッキー。でも彼でも、番地が見つからない。食堂のおばさんに聞くね、といって聞いてくれた。するとおばああさんは、坂を上がってきて、ここではなくって、向こう側だ、と。おじいさんが割ってはいって、そうだ、向こうの何々、と言っている。




 本当に、とてもわかりにくい場所。番地が隣で切れていて、探しても見つからないはず。別の通りだった。
 そのフランス人は、ポルトガルの女性と恋に落ち、子供が出来た。
 若い頃良く働いたので、というが、まだ若いでしょ、というと、38にもなっているという。そんなにまだ若いのに。
 彼は成功して、マガザンを持っている。遊んで暮らしている。息子が一人いる、などの話をしながら、ホテルにたどり着いた。
 ホテルとは言えない。アパートで、番地しかわからない。


ホテルの中


 すっかりお世話になってしまった。彼がいてくれて、私は本当にラッキーだった。 中に入ると、出ていく客がいて、「ここが素晴らしいホテルだから、楽しんで。」と言われた。その夫婦は、オランダから来ていて、空港までのタクシーを待って,いた。
 このホテルから、空港までは10分。15ユーロくらいで行けるそうだ。

入り口
 
 私の部屋は,スイートなので、部屋だけだった。キッチン付きのアパートも中にあるが、私はスイートというので、当然キッチン付きだろうと思っていた。
 エレベーターはなく、3階までの階段。
部屋は素敵で,デザイナーホテル。
 ネットでは68000円の部屋が、割引きで10000円になっていて、それに飛びついたのだけど。

中に入ると

 アルファマに泊まったことは正解だった。
今度来ても、この地域に宿を取るつもりだ。
 本当のファドは、この地域にしかない、とこの前、ワインの店で言われたけど、本当だった。
 迷路のようにややこしい地域なので、コインブラで教えてもらった、ファドの家、というのを探しておこうとインターネットで調べたら、食事が不味くて、値段が高いと不評だった。受付の人に聞くと、そこは、10時以降は飲み物でファドが聴けるとのこと。そこまで歩いても近いので、行って見た。


犬が窓辺で


途中で迷って、そばの店で聞くと、その店は,カテドラルの下の道にあると言われて、一旦電車の通りに出て、電車沿いにカテドラルまで歩いた。結構遠い。
 そこに店を見つけて、店の人に幾らだ、と聞いたら、食事で50ユーロくらい。10時からのファドは、10ユーロに飲み物を注文すれば良い。






 通りを歩いていると、またファドハウスがあって、そこの方がよさそうだった。 食べものが美味しそうな感じ。7時からだという。
 そこからまた歩くと、ファドと書いたカフェのような店がある。ここは8時半から。
 ホテルまで帰り、もう一度出直して、帰り方をチェックしながら、歩いた。近道があって、電車ずたいにいかなくても良いことがわかった。





 7時ぎりぎりに、ファドの店に。
 店頭で、何が美味しいの?お勧めは?と聞くと、大きな魚、だという。他のも美味しい。美味しくなけければ、お金はいらない、とまで。




 中でウエイターにも聞いたら、同じ料理を勧めた。
ここは、料理がどれも15ユーロで、飲み物は、ワインがハーフで10ユーロ。
ミニマムで15ユーロの支払いで聴ける。





 どの人もとても上手だった。お料理は美味しくて、最後の最後まで、皿のそこまで食べつくした。お腹も空いていたけれど、今までで一番美味しい魚だった。






 お腹も大きくなって、歩き出した。またファドと書いているので、聞くと、ここは今日はないが、上がって行けば,良いファドがあるという。もう食事してしまったというと、そんなことは問題ない、と。




 本当のファドに出会ったのは、その店だ。素晴らしい声がする。
 すると歌い手の男の人が手招きして,私を中に誘った。
食べて来たので、飲み物でも良いか?と聞いた。
 そこは,飲まなくても,誰でも聴ける。





 飲み物のコーヒー一杯でもかまわないのだけど、サラダがあるので、それを注文した。そのサラダは、どこのサラダよりも美味しい。
 今お店は、さっき、美味しそうだ、と思ったけど、ほんと。女性ばかりでやっているカジュワルな店だった。
 そこで、私は結局11時半まで、いることになった。
休憩の間に,帰ろうとして、ギタリストとその歌手が外にいるので、ありがとう、と言いながら、ファドがすっかり好きになってしまったと言うと、アルファマ週末に泊まらないといけない。週末は、どこでもファドがあって、ハシゴしながら、次から次にファドを聴きに行けばよい、と。下から上の方まで,賑やかなのだと。
 バイロアルトは、観光客のためのもので、本当のファドはアルファマでしか聴けない。




 また始まりそう。ギタリストが、席に座れと勧めてくれた。
そこからが凄かった。
 幾人かの人がやってきて、歌姫のカルメンがやってきた。カフェを切り盛りしている若い女性達と、かけないながら歌う。踊りながら歌う。
 店内の客達も、すごく楽しんで、席を立つ人はいない。若い客もも入ってくる。
男の人が二人来て 、それっぞれ、のど自慢で,ファドを歌う。ギタリストもやってきた。 
 これが本当のファドなんだ。民衆のファド。それも凄く上手な人達ばかり。鍛え上げた声。日本の民謡のようなもの。
 スペインのギターとポルトガルのギターとで演奏する。スペインのフラメンコの要素も入っている。
 ホテルに帰りたくない。この近くで良かった。ファドの好きな,ポーランドから来たカップルがいた。男の人は、随分詳しい。





 こんなに楽しいファド。皆とても素敵な人達。
 最初から歌っている人は、タクシーの運転手を生業にしている。CDを買った。ファドタクシーと書いている名刺を配っている。他の歌い手も、普通の生活をしながら、ファドを歌っているのか、週末ではないので、仕事がないので歌いに来たのか。
 こんなに楽しい夜はなかった。これが本当のファドだ。
レコードを買っただけでは、ファドの醍醐味はわからない。こんな体験をしてしまったら、誰でも、夢中になるだろう。場にあってこそのファド。  

Posted by アッチャン at 17:33Comments(0)旅行

2013年06月18日

再びリスボンに

 

    


コインブラ11時55分の電車に乗った。コインブラBで乗り変える 。待ち時間が45分ほどある。今日は肌寒い。日本の友人からのメールで、気温が37度とか。
ここは暑くてもからっとしている。日陰に入ると涼しくて、しのぎやすい。
駅で待っていると寒いので、駅の構内にある、カフェにはいっている人が多い。
 私もお腹が空いたので、なにか。
やはり、あのお菓子を食べよう。サンドイッチが美味しそう。



コーヒーとケーキで1,5ユーロ。男の人がきびきび働いている。男の人達がビールを飲みながら,サンドイッチを食べているのが美味しそう。
朝から,何度もトイレに行っている。昨夜食べた,鰯が辛くて、身体が塩でむくんでいた。
 だいたい、朝の内は、何度も行く。そんなに行くの?神経質になっているのではない。身体の水分が徐々に降りてくる時間が、午前中なのだ。
 だから、極力バスには乗らないようにしている。コインブラに停まっていた,長距離バスには、トイレのマークがるいていたので、車内にあるのかもしれない。
 コインブラのトイレは清潔で綺麗だ。





電車は、アルファー、という。ポルトとリスボンを3時間余りで走る、ポルトガル鉄道の自慢のものとか。ICよりもずっと綺麗で快適。
私はいつも、廊下側を指定する。
今日の席は,後ろの一人席だった。良く揺れるが広々している。ほとんど席は空いている。今の所は。時間もある。昼の時間だから。
速い目に着くので、ホテルに着いてから、買い物に出ようと思っている。




ここからは、空港に行くだけだから、買い物も出来る。空港バスを手配してくれるホテルだ。
フランス人の家族とは、その後会えなかった。ドーバー海峡に近い北フランスに嫁いだ女性は、幸せなんだろうか。
日本に帰りたくはないのだろうか。
 子供がいない夫婦だった。10年もフランスの田舎町に暮らして、子供もいない夫婦。フランスでは、親を大切にする。昔の日本ではそうだったけど。
 ポルトガルも家族大勢で暮らしている。




 彼女は、すぐ近くで別の暮らしている、とお母さん。 フランスの男は、マザコンが多い。母親が中心になっての生活で、それが一番円満に行く秘訣でもある。
 イタリアでも、ポルトガルでも、同様の兆候がみられる。日本でも同じ。
   

Posted by アッチャン at 15:42Comments(0)旅行

2013年06月17日

コインブラからリスボンへ再び

   
       


  ゆっくりと何日も暮らすようにいるパリでは、詳しいことも書ける余裕があるけれど、
次から次に違った町をいく場合は、書くことが多すぎて,極表面的になる。
 沢山写真を撮っているので、くわしいことは帰ってから、と思っている。
 
車で来ていた4人の家族、もう帰ったのかな。食堂で会えなかった。
 昨日も、ホテルに12時過ぎにチェックインしていたから、朝早くでて、次の目的地に向かっているのだろう。
 旅は、景色や見るものも魅力的だけけれど、結局は人とふれあう時間だと思う。
 人と出会い、人の温かさに触れるのが,旅の目的ではないだろうか。




 言葉の壁があるので、それほどの会話も出来ないけれど、橋で出会ったおじいさのように、言葉はわからなくても、人間賛歌を感じる。
 手の感触はいつまでも残っている。
皆、本音の所で寂しくて、人恋しい。それが真実ではないだろうか。

 昨夜、悪かったけど、レストランで、美味しかった?満足した?と聞かれて、「メイビー」と答えてしまった。テーブルにこばいが飛んで、ションベン臭い匂いのするテーブルだった。
幾ら舞っても、料理は来ず,帰ろうかと思ったほど。気の短い人なら怒って出て行っただろう。
 私が言える、最大の言葉で,メイビーだった。
こわばった表情をしたのは、きっと満足出来たという自信があったからだろう。



 様々な人がいる。私は贅沢な方なのかもしれない。鰯は、ポルトガルの庶民的な料理で、外で,焼いているのを良くみかけた。一
一度は食べて帰ろうと思っていたので、それは良かった。
 今日は,昼の電車に乗って、リスボンに行く。
あと二日。
リスボンでは、キッチン付きのスイートを予約している。今回の旅でもっとも高い部屋だ。 ゆっくり、ぶらぶらしていたい。
 
このホテルだって、とても快適だった。ポルトも、今度また泊まりたいくらい。



 4人のフランス人一家は、キッチン付きのアパートを借りて旅している。
 その方がずっとリラックス出来るので、このホテル、私は良いと言ったけど、
彼らは不満足だったかもしれない。

 彼らはパリが嫌いらしい。そうだよ。北に住んでいる人達だもの。
 喧噪の都会が嫌いなの良くわかる。リスボンも嫌だったらしい。小さな町を撰びながら
 旅を楽しんでいる人達だ。
 



お茶の準備がない。水をサービスしているだけで、後は受付に行くと、飴を出してくれるのがサービス。
 ベッドは良いし、トイレもシャワーも快適だし、部屋もゆったり。テーブルもある。インターネットのすいすい。それで私は充分。


古いサンタマリア修道院、廃墟になっている。

 最初の3日間は大変だった。それもリスボンへの悪い印象になっている。二日間、何を食べたのかしら、と考えて、思い出せない。そうだった。鰯でお腹壊して、持って行ったラーメンだった。   

Posted by アッチャン at 19:03Comments(0)旅行

2013年06月17日

大学の町、コインブラ



   


 良いベッドで快眠。ここに来て夜中起きないでぐっすり寝られるようになった。
 昨夜のファドで遅かったからもあるが。
 朝食は豊富。コーヒーもエスプレッソの機械も。果物のデザートも幾つか。
 ブログを書き、12時過ぎまでかかった。途中でルームクリーニングにやってきて、中に入ってもらって、私はブログを。
 早く書き終わらないと気が焦るのだけど、変な所を押してしまうので、動かなくて時間がかかる。
 終わって、下に行き大学への早道を聞いていたら、日本人らしい女性が「日本人ですか」?」と聞いて来た。
 日本人に会うことは珍しい。中国人は多いけどっと言って。
 彼女はフランスの北に住んでると。フランス人と結婚し、その両親と、旅行中だった。  しばらく話していた。6年は日本に帰っていないそうだ。





 ファドが良かったというと、彼女は、父の日のプレゼントに良いから、内緒で連れていくと。チェックインをする所だった。外から、あとの3人がやってきて、4人連れ。
3人がニコニコしながら,挨拶してくれた。
彼女は18時からあのファドの案内書をもらっていた。私が行った所は10時からなので、その話をしたり、大学の図書館は是非見なさいと言われたとか,話してから、
 私は出かけた。




歩いて観ると、同じ道を辿って、大学に行くのだけど、旧カテドラルの反対側を歩くと大学のある広い広場に出る。
 どっちにいくのかわからないので、車に乗り込もうとする学生風の女性に聞いた。地図を見て、美術館がここだから、とすぐ横の建物でだった。すると、としばらく思案してみてから、案内所を教えてくれた。
 大学内の建物の見学は,入場料がいる。
 4つに別れて,図書館、チャペル、宮殿、など。





 図書館は、確かに,眼を奪われる。写真撮影はどこも一切だめ。
 ラテン語の貴重な本が一階と二階に別れて並んでいる。これらの本を今も読んでいるのか?と聞くと、二階にある本棚のものは,読みたいものを撰んで,読むことも,借りる事も出来るそうだ。




 黒いマントをかけて、正式の学生服を着た学生達が、大学の歴史,建物の内部に、学生の田ファドもいれたCDのは入ったパンフレットを売っている。
 この暑いのに,難行苦行だ。



しばらく,彼女と話をした。彼女は法学部の学生だそうで、日本の大学生とは違って,いかにも真面目な学生といった感じ。








案内所では、美術館も、といって買ったはずのチケットは、大学内のもので、美術館は、国立の別のものだった。





 グレコローマンの遺跡部分が地下にあって、中に電球で照らしているのだけど、足下があぶないので、しばらく歩いて回ったけれど、途中でやめて上に上がった。誰にも出あわないので,気味悪くなった。古いものは、魂が籠もっているようで、そこにスポットライトをあてるようにしているので。



お腹が空いていた。中のカフェでランチを食べた。見晴らしの良いテラスにっ座る人達が多い。
 ランチは、美味しくて安かった。




 魚はまたまた鱈。スープもパンも、サラダも,ホットする優しい味で、私の口にあう。白ワインと食後のコーヒーまでついて,土日は8ユーロ50。
 豆と野菜のリゾットが沢山ついている。3時半を過ぎての食事だから、夜は食べられそうにない。

 かけらを集めて、復元した、イエスと弟子達の彫刻



 

 彫刻や絵画、装飾などを見て,新カテドラルを見て、下に降りてきた。かれこれ6時に近い。




 18時のファドは、どこにあるのだろうか、とローマン街道のなっている細道を探したがない。昨日広場で、歌っていた場所に行くと、今日は靜か。ファドは、その広場の一角にある。
チケットは、ワイン付きの10ユーロ。イスに座って舞っている人達の中に、昼に会った4人がいた。ここに、とお父さんが呼んでくれた。一番前が空いていた。







 このファドは、もっと素晴らしかった。昨夜のよりもずっと。50分間しかないので、あっという間に終わった感じ。
CDを買って、ファド歌手を話をした。リスボンで2つだけ推薦出来る店はあるといって、教えてもらった。
 ワインのテラスに行くと、4人がいて、私が帰ってしまったのかしら、と話していたらしい。
皆とても良い人達。お父さんはもとバリトンの歌手だったそう。

歴代のファド歌手


 フランスの家族は仲が良い。ポルトガルもそうだ。
近くに住んでいるが,一緒ではないそう。ベルギーのブルージュに近い所に住んでいる。
結婚して10年にもなるそうだ。
また、ホテルで会えるかも、と言って別れた。



川の対岸まで行って、大学側の景色をみたかった。橋を渡っていると、両手に杖を持って、よちよち歩いてくるおじいさん。自分の写真を取れと,合図する。 写真を,取ると,握手を求めて来る。橋向こうに住んでるおじいさん。
 陽気な人。散歩をかねて歩いているの?と聞くと、うなずいて笑っている。また握手の手をさしのべて。
道行く人は、手をふって挨拶してくれる。皆本当に陽気で親切だ。



 軽いものが食べたくなった。近くにあるレストランの沢山入っている所があって、値段も安い。
 軽いものが食べられそうな店、つまりはバルを探して,ガイドブックの店を探し回ったけれど、見つからなかった。ファドが聴けると書いている店。
ホテルに帰って、聞くと,今夜は安みだそう。日曜日は休んでいる所が多い。
 で5階のバルに上がったが、昨日の人はいなかった。
サラダくらいがよ良いので、また出かけた。ここにはそういうのなくて、パンだけだから。



 さっきの店は,まだ一杯の人。鰯の塩焼きがある。
 多そうだから、サラダだけ注文したのに、鰯が食べたくて、追加。
 長い間待たされた。やっとサラダが来た。大盛り。そして、鰯も来た。



 鰯に、サラダの大盛りがついていた。
 サラダ2皿。頑張って食べた。鰯が辛いので,サラダがあう。



 鰯は美味しい。4匹もあって、頑張って食べた。ワインもまあまあ。
 支払いは13ユーロ80。安い店で、家族一同で働いている。子供もきびきび働いている。ポルトガル人は働きもの。  

Posted by アッチャン at 16:49Comments(0)旅行

2013年06月16日

コインブラ

   

    


   コインブラへの列車に乗った。私の列車の名前が23、席は119番。ベンチで、座っていた女性に、どこで待てば良いのか聞くと、ここでという。
 23列も電車があるのか、と思った。21から23までの3レーン。
 席は,最後の席だった。隣に中国人の若い女性達。ポルトワインを買っている。
 彼女達はリスボンまで行くそうで、途中のコインブラに降りるので、何時につのかわからない、というと、私の前にいた男の人が、1時間です。私も降りますから、と言ってくれたので、ほっとする。
 コインブラbに降りて、さて、一駅,コインブラ駅、どっち?ときょろきょろ。さっきの男性が,僕も行くから、と一緒に3番ホームまで来てくれた。
学生か?と聞くと、働いているという。ポルトに住んでいる。私はリスボンから来て、ポルトの方が好きだというと、彼もやはり,リスボン嫌い。
川沿いの町は心も潤う。

一人では勿体ないね。



コインブラは、ポルトガル最古の,大学都市。駅前のホテルにして正解。すぐにわかった。
 とても良いホテルで、受付の男性はとても親切。ファドと書いているので、ファドが聴きたいというと、ここでチケットが買えるという。


   


 7時半から始まるというので、教えてもらった道をたどって、その場所に行くと、9時半からだという。始まりは10時。大丈夫かな、と思った。
 まだ充分時間があるので、その辺を歩く。阪道から人が降りてくるので、そこを上がると、小さな広場になっていて、一杯人がいる。無料のファドが、毎日6時半からある。勿論、食べ物と飲み物も売っているのだけど、なにもなくても路上に座って聞いていられる。
 そこをさらに上がって行った。
 夫婦ずれのご主人らしき人が後から。鼻歌を歌っていたご主人が、私に声をかけた。 何か助けることはありますか?と。
前にカテドラルが見える。



 カテドラルを見て、大学の図書館は、素晴らしいので、是非見に行けという。
奥さんが,月曜日まで泊まっているの?という。
 私はまだ一泊しか取っていない。受付の男の人は、明日、見物してみて,時間なかったら、またホテルに来ればよい、と言っていたが、私はもう一泊すべきだと思っていた。
 疲れすぎて、唇が乾燥し,荒れ始めている。いつもこうなると、披露が蓄積している証拠。

 ご主人に,教師か、と聞いた。そんな風な知識人風の感じの良い人。奥さんが教師で、ご主人はロイヤー。二人はこの町には今住んでいない。隣町だそう。リタイアーしているけど。私もだ、と言った。

  とても陽気で親切な人達ばかりに出会う。ポルロガル人が気さくで好きで、海辺が好きだった、檀一雄の気持ちわかるなあ。
この坂で,ぎっくり腰になる、と言って笑っている。確かに、この坂はきつい。


   

 そこで別れて,私もカテドラルに入った。ミサの最中だった。

 12世紀のゴシック建築。シンプルで私はjこのほうがずっと好き。しばらくじっとしていたくなる。
 修道女が幾人かいて、皆相当の年寄り。終わってパイプオルガンが響き、皆、それぞれに散って行く。
 私も外に。修道女達が、支えながら,きつい坂を踏みしめるように登っていく。これは本当に大変だ、これが修行なのかしら?

   



 大学だという,阪道を上がっていった。景色の美しさを称えた,バイロンにあやかりたいと。
 でも景色の素晴らしい所にはいくつかない。少し見える所から、諦めて戻って来た。ファドは終わってして、店じまいをしている。


  


 町を歩いて、ホテルにもどった。まだ時間がある。夕食はたべないつもりでいたけど、お腹が空いた。
 5階にあるバーに行った。そこから素晴らしい眺め。探していた場所は、灯台元暮らしだった。
ファドで寝てしまったらいけないので、スープで我慢、美味しかった。スープを飲まない人何だけど、疲れている身体に優しく入って行く。

  




病気の人が飲むスープもこんな感じなのかもしれない。 それだけではお腹が持たないかもとサンドイッチも頼んだ。サンドとなると、ワインが欲しくなる。でもめた。
9時半になって、ファドの店に行くと、沢山入っている。
私は一番前の端席を案内された。ファドチケットは10ユーロで、飲み物は別に注文するようになっている。
 私は小さい生ビールを注文。
 コインブラでは、男の人がファドを歌う。
黒マントをひっかけて歌い。ギターとマンドリンの2人の演奏。
 本格的なファド。
 テノー歌手の声量を持つ人で、自信に満ち、スノッブな感じの文人タイプ。





ギターとマンドリンは、大学生で今年学位を取る人達。

 男の人が歌う、コインブラのファドは、古の吟遊詩人を思わせる。
貴婦人への切々な愛を告白し、その美しさを称えるという,愛の歌を。

マントを羽織っているのは、身を隠すという意味だろう。シラノ、ド、ベルジュラクのように、身を潜めて、愛の歌を捧げる。たった一人の、恋する貴婦人に。
コインブラのファドが、気品があって、紳士的だ。





 演奏家の肩に手をおいて、彼らを労り、包みこむようで、余裕のある教授風の歌い手。
 歌い手の友人が来ていて、有名なアーティストだと紹介、そかも素晴らしいファドの歌い手だから、とステージに上がってもらった。
 おじいさん。ピカソの頭を白髪にしやような人。自然体で、それでいて、どこか違う。歌は素晴らしくて、歌手よりも良いぐらい。何度も聞いていたい。ソフトと力強さの起伏,熟年の落ち着いた声,情熱の深さが心に響く。
アンコールの拍手に湧いた。





時間が経つに連れ、家郷に入っていく。人も多くなり、2階席も満席。
帰りたくなかったが、時間は12時。一人で細い道を帰るのが怖い。それにもう寝ないと。と店を出た。
なんのことはない。通りや町に、子供達までいる。眠らない町なのかしら。一度来た時に、路地裏で鰯を焼いて、外のテーブルで家族が一つになっている姿を見かけた,その人達かな。


 
ホテルに戻って、まだちょっと飲みたくて、5階のバーに。バーは1時に閉まる。
地元の人達だろう。ウイスキーの瓶を置いて、カード遊びをしている。
 もう一本ビールを飲んで,部屋に帰った。  

Posted by アッチャン at 20:37Comments(0)旅行

2013年06月16日

国立美術館とアサドールティピコ。ウン



   



 いつも朝早く眼が冷めるのだけど、,今朝は特に。昨夜は,顔も洗わずに、歯を磨きながら寝てしまった。夜中何度か眼が覚めた。ワインと食事がbげったり残っている。寝苦しくて、身体が熱く、布団を蹴飛ばして。
5時前に置きだし、ブログを買いた。
 今日はこのホテルを出て、コインブラに行こうと思う。
朝のうちに、ホテルを予約して、切符を買いに行かなくちゃ。
 ブログを書き終わって、シャワーを浴びた。荷物を整理し、荷物の整理をすませてから、駅に行った。
 順番のチケットを取った。いくつかのカウンター、どこも、英語で応対している。さすが、世界遺産。


夕方の時間を指定した。IICの方が良い電車だと思ってそれにしたら、駅員は怪訝そうな顔をしていた。それもそのはす。今乗り込んだ電車がそうなのだが、来た時とは多違いで、がたがた揺れるし、次に停まる駅の案内はなく、ずっと古い電車だった。
 それはさておき、ホテルに帰って、隣のカフェに行き,朝食代わりに、お菓子とカフェを買って持ち帰った。それも食べて見たいが、ポルトガルのパステル、デ、ナタははずさない。
 これは、ベレンの人気店よりもずっと美味しい。日本に持ち帰りたいくらい。




 
 
ホテルのチェックアウトをすませ,国立美術館に行く。顔見知りになったレストランのボーイが手をふって挨拶してくれる。
 楽しんでおいでよ、という風に。
ホテルから歩いて10分くらい。
散歩の範囲内で歩けば,行きたい所に行ける町が好き。

国立美術館は、それこそがらんとして,靜か。
 受付のおじさんが、荷物預けるのなら、と鍵を出してくれた画、パスポートを入れているので、持って行ってもよければ、と断った。




 受付の人は,館内の展示室と展示物の案内をしてくれた。
日本の屏風があるとか。ポルトガルとは縁の深い日本だから。
 パンフレットは?と聞くと、一枚しかないので、帰りに返してください。
 美術館で考えられない。それも日本語じゃないのよ。
各部屋に、案内人はいるけど、客は誰もいない。団体の10人ほどの人を除いては。
 ポルトガル最古の美術館で、1833年の開館。





 なんの前触れもなく入ったのだけど、彫刻の素晴らしいものがあるなあ、と感心していたら、ポルトガルを代表する 19世紀の彫刻家だった。
日本のは、南蛮屏風で、これは面白い。





ポルトは陶器が有名だから,陶器にも力を入れている。現代絵画も少しではあるが、惹かれる絵画がある。フランスの19世紀の作品に類似した自然主義から印象派の作品、すべてポルトガルのものであることは興味深い。美術館を出ると、美味しそうなレストランがある。テイクアウトに入れ物を持ってやってきたおばさん。つられて入ってみた。 中は素敵なインテリアで、一杯人がいる。




ここで食べてみたい。トオされた部屋はずっと奥の突き当たりで、サラダを置いてあって,横にウェディングケーキがある。そんな風にしているのか、と思ったら,実際にカップルと彼らの祝う人達の席だった。




 壁には,有名人のサインとコメントをいれた額縁がかけてある。ここは凄いのでは?
前には家族。おばあさんが、皆の皿に分けている,いかにも、ポルトガルでは、家父長制度が色濃く残ってるようだ。ここでもそんな風景が見える。
 娘夫婦に孫連れ、という風景とか、その隣は、どうも父と息子。そういうのはよく見かける。
 今日は、ガイドブックの後ろにあるメニューのポルトガル語を探しながら、鱈と、インゲンのリゾット、という料理を撰んだ。
やっとリゾットが食べられる。




 今お店は本当に美味しい。実に,実に美味しい。友人はきっと感激するだろう、と思いながら、一人で。
ワインは、今お店のハウスワイン。これも美味しい。ハーフを一人で。前の客は,ハーフを息子と母親で,子供達はコーラを。もう一方の親子連れは,垢のハーフ。父親はアクワを飲んでいる。4人のおばさんグループが横のテーブルで1一本をわけて。
 私は飲み過ぎ。食べ過ぎ。どのテーブルも分けて食べている。量が多いもの。

この店は,地球の歩き方に載っていた。地元の人に愛される,安くて美味しい店として。
 
 ポルトに行けば,是非。
 ちなみに、今お店で、料理は6ユーロ90 ワインは3ユーロだった。ポルトは良い。食べ物,ワイン、グルメの街

 満足して、お腹が膨れあがって、酔いもあって、どうしようもない。その辺の店をぶらつき、トイレにばかり行って、時間まで過ごす。





 ホテルに荷物を取りに行き、たっぷり時間あるので、ロビーでアイロンをかけている若い女性と話していたら、時間がなくなって、走って,駅に。
なんでこうなるの?いつものことで、また反省。
 ひやひやはもうごめんなんだけど。その彼女は、ポルトではあなく、もっと小さな静かな町から通っている。
 このホテルは、昨日、マダムが紹介しますよ、と言ったホテルと同一経営だった。へんな事聞いちゃったよ。清潔か?とか。





 私はそう思う、と何も言わずに言ってた。安い値段だったのできがかりだったのだけど、それは彼女の特別料金。普段はそのホテルで働いているそうだ。 リスボンは良くないというと、若い彼女も、同じだと。
 靜かで小さい町が好きというので意気投合。またきっと来ると私は言った。 ポルトとその周辺の小さな,美しい町に。

    

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2013年06月15日

世界遺産の町,ポルト


     

  朝食を食べに出た。いくつもカフェが並んでいる。パンとケーキを売る店が。
その中で,教えてもらった店に、客は集中している。
 パンとコーヒーを買って,立って食べている。持ち帰りの人も。
 どのパンもケーキも,とても美味しそう。
 私は、サンドイッチとカフェグランデに決めた。どちらも美味しくて、満足。




 まだ食べたい。心残りで、近くに時計はないか、と散歩しながら探す。
 坂を下りる道ですぐに見つかった。おそるおそる中に。高級そうな店。
 時計のバンドが切れかけているのが気になっていた。時計を見せると、老人の店主はうなずいて、ゆっくりとケースの中のバンドを見ている。出そうとはせずに、別の箱を出して、これを見て,箱を閉めると、奥に入っていくつかの箱を出してきた。その間に、私に,待て、といしぐさを何回もする。
 あうのがないのか、と心配になってくる。最初に見た陳列ケースから,取り出した。
 高そうなので、心配。黒い皮のがあいそうなので、これは?と私が。
 値段は?聞くと、8ユーロ。安いので、ほっとした。
 皮バンドを変えてもらって、支払いは?というと、紙に14ユーロと書く。
で、ついていた紙の値段を見せたら、8ユーロだと。ぼけているみたい。



 これで安心。散歩して、その辺の教会だとか、案内所だとかに立ち寄って、ステーションの場所を聞いた。ホテルからも遠くない。
 内装に蒼いタイル絵が貼っていて,建築の素晴らしい立派な駅。電車で来れたのだ。
 コインブラへの切符は、ここで買えるか?と聞いた。順番待ちの番号を取りなさい、と言われた。
 明日、ポルトを出て,コインブラに行こうかな。
 延泊しても良いけど、部屋がないみたい。



 一旦ホテルに帰り、ゆっくりしてから、本格的に出ていった。すぐそばに、グレゴリー教会があって、そこを見てから、カテドラルに向かって。
 お昼前になあっている。途中に,高い塔のある教会あがあって、この町を一望できると言われた。1ユーロ50セント。
 この前のノートルダムでの心臓のことがあるから、諦めた。そんな塔に上がらなくても、カテドラルの景色で充分。素晴らしい景観を味わえる。



カテドラルから、支持通りに、細い道を降りて行くと、いくつか食堂らしきものが細い路地裏に並んでいて,美味しそうな匂いが立ちこめている。
 パレスに行きたいと、とそばにいた、おばさんに聞いた。




彼女は、働きものらしく、籠に何か入れてかかえながら、ポルトガル語で一生懸命教えてくれた。その方向に行くと、かかえたまま、彼女は、こっちだ、と手招きして、すたすたと前を歩く。
 途中で、籠の中のものを棄てたりしながら、パレスの前まで一緒に来てくれた。すごく親切で、絵になりそうなおばさん。日に焼けて、たくましい顔が美しい。
 頭にスカーフを巻いて、長いエプロンをして、小さくてきびきびした動き。働き者ね、と言いたいけど、言葉がわからない。ありがとうだけしか。





パレスは、予約制になっていて、英語の案内は、1時間後。トイレに行きたいというと、中に入れてくれた。その中に、ワイン之試飲場と、素敵なレストランがある。
 レストランで、案内の時間までに食べられるか、と聞くと、無理です。3時まで空いてますから。



 ワインに試飲は、1ユーロ50セントでカードを買って、飲みたいものを撰ぶ。
 ここで時間つぶし。ポルトの方が,ワインはずっと美味しい。ポルトワインは、日本では、ポートワインとして、甘いものだけど、凄く沢山の種類と膨大な生産量を誇っている。 良い気分になって、待っている人達のいる受付のそばに。日本人かな、と思って声をかあけたら、中国人の女の子。可愛くてフランクな人なので,すぐに意気投合。
 受付に、ファドの案内があるので、そのチケットを買った。彼女はファドをしらないが、スペインから来たばかりで、二日ポルトに滞在し,リスボンに行くらしい。
私は,エボラに行きたいとか、ファドの話になって、それを聞いている受付の女性が、ポルトは、ローマン街道にあって、ブラガ、ポルト、コインブラ、エヴォラに通じていると教えてくれた。
 ファドは素晴らしいので、是非,行けば良い。ここのチケットを買っている人は割り引かれると。
 入場券を込みにして21ユーロになった。ワイン倉でのコンサートだ。
 パレスは、商工会議所に使われていたので、飛ぶ勢いの全盛期を彷彿とさせる。アラブの部屋は、見事。

     


見学のあと、二人で,その中にあるレストランに行った。





 ワインがついて、スターター都、メイン料理にデザートがついて、15ユーロ。
観光客のために特別メニュー。
 パレスの中にあるので、美味しいはずだ。高級レストランだ。




 彼女も、ファドを聴きに行きたいという。彼女は、帽子が買いたいというし、私はファドの会場をチェックしておきたいので、6時半に会場であうことして別れた。
 会場は、向こう岸にあるワイン倉庫の建ち並ぶ場所の一角だ。それを確かめってから、フランシスコ教会を見に行った。
 地下の墓所に,沢山の墓があって、気味悪かった。床に埋められているので、その上を歩くようになっている。
 キンキラキンの協会内の豪華な装飾は、落ち着かない。キリストは、この世でこれほどの苦しみはないだろうというくらいに、眼を背けたくなるような姿の彫刻。



 
 一旦、ホテルに帰り、受けつけにいる女性に,明日の空きがあるか聞いたが、フルだった。代わりのホテルを紹介すると言われた。






 6時半に間に合うように、ファドの会場に行った。ワインの行程や,歴史などの説明があって、白と赤のワインを試飲しながら、ファドを聞く。
 甘いデザートワインとクラッカー。
彼女は、甘いので、気に入ったよう。ランチのワインは飲めなかったみたいで全部残してした。スペインのサングリアが美味しかったと言ってたので、酸味のきいたワインは苦手のようだった。








 ファドの歌い手は、本格笛な歌手で、すごく上手だ。自信に満ちた表情。
 リスボンでは、アルバイトの学生という感じで、格が違う。
 やっと、望みのファドにありついた。



 夕暮れの,ポルトの景色を二人で見ながらお喋りが続く。
 彼女は、絵はがきで見た、この景色を見たくて、ポルトに来た。





彼女はマカオの人で,海辺の景色に似ているのだそう。
 別れた間に、手作りの麦わら帽子と、水彩画を買っていた。
お金がつきて来て、ユースホステルに泊まっているとか。




夕食に、彼女を昨夜のレズトランに誘った。
同じ、サーモン。今回は中に入った。中は案外広くてキッチンの両側にいくつもテーブルがあって、若い人達で満員だった。




夜は更けて、彼女は、2時間しか寝ていないのに、若いから元気。
彼女のユースも、ここから近くにある。

日本に来たら、是非に、と言って、別れた。
旅での出会いは、一期一会だけど、彼女はきっ日本にも来るだろう。
以前にご両親と日本に来たことがあるそう。
無印が好きだという彼女のファッションはごくシンプル。白のブラウスに、黒のパンツ。無印?と聞くと、ユニクロのパンツをはいていた。

 

  

Posted by アッチャン at 17:17Comments(0)旅行

2013年06月14日

ポルト

  
      


  列車は,ポルトに到着。これから、地下鉄に乗って、ホテルのある駅まで行く。
地下鉄は、少し離れた場所にあった。なんでも聞きながらの旅。
 地下鉄駅で、一回だけの地下鉄券を買った。1時間以内は,何にでも乗れる。





 そばのホームで待っていたが、気になって、横の女性に、サントロに行くかと聞くと、 それは、あちら側のホームだという。一旦出て、回ろうとしたら、何もない。警察官に聞くと、やはり地下鉄の駅はこちらあだ、という。
又もどって、ホームの地下に降りて反対側に行き、地下鉄に乗ったら、反対の駅に着いた。また出て、ホームを変えた。さっきの所で良かったのだ。あっちに行ったり、こっちに来たり。ポルトは、エスカレーターがついていて、それはありがたい。
 地下鉄に乗ると、おじさんが、しきりに、教えてくれようとして。英語は出来ないの出、手振りで,私の降りる駅からの乗り換えを教えている。
 有り難い親切。みすぼらし身なりのおじさん。おじさんとは言えないな、若い人。




 地下鉄の駅は、ポルトの中心にある。そこからあは、手帳に行き方を書きうつしている。 通りに出ると、右か左か、どちらが南かわからん。
 犬を連れた夫婦がいて、聞いた。男の人は、知っているのだが、どこだったっけ、とい風。そばのレストランで聞いてくれたら、私の立っている角から上のわずかな道を言うそうだ。ありがとう。オブリガード。上に上がって、さてもわからない。道を探しながら、辿って行った。これでは、見つけられない、と弱気が出る。
 6回くらい、曲がって,道を変えるように指定されている。
 やっと広場に出た。その名前だ。そこから?


 女性がいた。彼女地図を持っていて,すぐ前のゲストハウスに滞在している。
 地図でもわからないので、そばのスーパーマーケット件、ホステルと書いている店で聞いたら、向かいを指さした。
 彼女のゲストハウスと並びの場所にある。ちゃんとした一流ホテルでないとだめだ、と後悔しながら,探していたアパートだったけど、見つけられた。
彼女は、ケベックから来ていた。カトリックの聖地への巡礼が目的だったみたい。明日リスボンに行く。ケベックだから、フランス語が通じた。彼女の英語もひどいもので、わかりにくかったけど、フランス語なら。



 ホテルに入ると、階段だ。エレベーターと書いていたのは嘘。
 受付の男の人は、すぐに私の荷物を持って,部屋に案内してくれた。
キッチンがない。それを説明出来ないのだ。しばらくしてから、彼もフランス語なら、わかった。
 部屋は快適だ。ホテルのように、お茶の設備もなにもないけど、部屋は新しく、シャワールームは広くて、インターネットの速度も速いので、すいすい。
 ここは、アパートホテル。24時間、いつでも受付に人がいるので、ブザーを押せば良いとのこと。



 お腹が空いて来た。美味し射い店があるか、と聞くと、隣にあるレストランを。
 外にある、席に案内された。
 回りに客が沢山座っている。
 サーモンが美味しい、というので、それと,ハーフの白ワインを注文。
 サーモンと、野菜サラダが欲しいというと、何か考えて、と言われた。
少しでよいのよ,サイドサラダ、と言ったのに、沢山出て来た。




 サーモンの大きさも、日本で食べる4倍以上ある。
どれもとても美味しい。ワインも美味しい。
 最初に、ポルトガルソーセージがテーブルに来たので、いらないと言った。
パンもいらない、というと、気にしなくて良い、とそのまま置いてあった。



 一生懸命食べたけど、最後までは無理。サイドの野菜は、二皿。じゃがいものボイル、に、いんげんとブロッコリーとにんじんのソテー。
 健康的な食事。今お店は,肉料理も美味しそう。





 中は満席だった。外もほとんど、客がこの店に,次から次にやってくる。

 デザートは?と聞かれて、もう胃が残っていない、と答えたら、笑っている。
 注文を聞いた男の人が、指をたてて、旨かった?というしぐさ。

 支払いは、ジェジェの10,5ユーロ。
サーモン7ユーロと、ワインのハーフが3,5ユーロ。



お腹が一杯なので、あたりを散歩した。ホテルを見定めて,慎重に歩いた。ここは、本当に、旧街のど真ん中だった。歩いてどこにも行けるとホテルの人が地図にマークをつけてくれたけど、夜なので、何かわからない。警官が立っている。



 30分ほど歩いて、ホテルに帰り、洗濯した。明日までには渇くだろう。
やっと、落ち着いた場所が出来た。




 明日の朝食は、教えてもらった、隣の店。ここも美味しいのだという。
昨夜は、お腹が大きすぎて、食べられないと思ったが、早起きしているので、お腹が空いている。
   

Posted by アッチャン at 15:45Comments(0)旅行

2013年06月14日

 リスボンを手中に納める眺め。ポルトへの移動


      


 ポルトへの列車の中で、ブログを書いている。揺れるので、思うように打てない。 リスボンからポルトまで、2時間45分の旅になる。この電車は、ブラガまで行くので,途中で降りることになる。終点だったら、寝られるのだけど。
日本は、夜中の12時半。
あくびの連続だ。

高層のビルが建ち並ぶ。


 ホテルを12時前に出た。コンピューターをキッチンで使って、バッテリーがへってしまったから,充電していた。
 受付で,満足かと聞かれたので、そうではなかった、と。今度来る時は、ダブルの部屋を予約すれば、快適な部屋になるから、という。
このホテルは、ボンバル侯爵広場からアクセス出来る。歩いて8分くらい。

 今日は,まだ見ていないので、そちらの方に歩いて行った。高級な高層のホテルが建ち並ぶ地域は、道路は,整備されている所もあり、道路も広くて,全く違う。


   

ボンバルト広場から、リベルダーデ通りの公園を上に上がっていった。斜面を使って公園が続く。昨夜使ったのだろう。小さな小屋がいくつも残骸のように置かれたままになっている。
  公園の先に豆粒ほどの人の姿が見えている。大分あるそう。途中に公園のテニス場があってトイレがないかな、と歩いてそちらに。でもなかった。犬を連れた男の人が歩いて来たので、地下鉄の駅はないか、と聞いたら、さっき上がってきた、場所に行く方が楽で近いと言われた。
     
     
  
 登り切った所からリスボンの町並みが見渡せる。晴れているので、テージョ川の向こう岸まで見える。船が通って行く。
右手に、バイロ、アルト。左に城が見渡せる、素晴らしい景色。
    
    団体客が、ぞろぞろとやってくる。彼らはバス停めて、見るだけだから、良い所どり。
    案内の人が,昼食をとります、と言っている。近くに美味しい店があるのかしら。さっきのおじさんが教えてくれた地下鉄は、スペインの名前のレストランを横切って行くjと行っていた。それがパルクだった。

    



 登ってきたかいがある。パルクという地下鉄からだかと、なんなくこの場所に立てるけれど、山登りと一緒で、この醍醐味を味わうには,登ってこないと。

       

  レストランの側に池があって白鳥が泳いでいた。芝生の上で散歩している白鳥も。

      

帰り道、地下鉄の駅まで行貴、一旦は地下にもぐったのだけど,ガイドブックで、日本料理の店があって、そこがこのパルクの駅から徒歩3分なので、行って見たくなった。
   
       

今日は休日で、休んでいる所が多い。その店もわからなかった。
 ホテルがあるので、トイレに。ずっと我慢していて、限界だった。和食の店に入って、と思っていた。
そこは5つ星の綺麗なホテルだった。
 ランチビュッフェが16ユーロでワンドリンク付き書いているが、中は暗くて、ほとんど座っていない。こんな少ないのに、ビュッフェはないだろうと思った。
 トイレもすませたので、地下鉄の駅に歩いていると、カフェテリアがあって、沢山の人がいる。覗いていると、道路に車いすに座って居る女性が、こっちからだと指さした。スーパーマーケットに併設された、カフェテリア。
 見ると、5ユーロの定食みたいだ。


   


 入り口で,リゾットはあるか、と聞いた。
 5ユーロで、飲みのとメイン、それに、スープか,デザートの選択が出来る。
 飲みものにワインを撰んで、 デザートにパンナコッタを撰んだ。フルーツの盛りあわせも結構大美味しそうだった
 リゾットは味が美味しいが、肉が私の苦手。好きな人は美味しいのだろう。客は殆どの人がそれを撰んで、綺麗に食べていた。私は肉を全てよけて、リゾットと付け合わせのサラダだけを。
 パンナコッタも美味しい。
 なんと安いこと。観光客はここにはいない。スープのボウルも大きい。野菜のスープだ。
 ワインが美味しい。昨夜のレストランよりも遙かに。
 ポルトへの列車は4時。
ちょっとだけ、下町を見に行こうなんて、とんでもなかった。
 地下鉄の電車が少ないので、待つ時間がかなりある。
 途中で引きかえして、イライラしながら、ホテルに帰った。
荷物を取って、元来た道を汗をかきかき。心臓がぱくぱく。
いつも使うロタからでは乗り変えになるので、間に合わないかもしれないと思ったので、ボンバル侯爵広場から乗ることにしていた。
 階段を駆け上がり,下に降り、必死のパッチ。
なのに、あろうことか、駅とは反対のホームに降りてしまった。

 また階段を上がり、また下がり。荷物のキャリーを持ちながら。
地下鉄に乗ったら,汗がしたたり落ちる。心臓はあえいでいる。
こんなにあわてて、サンタ、ポロイーニア駅に歯、30分も前についた。
 地下鉄の電車に、乗り遅れないように走って、出る所に滑りこんだからだ。
 電車は停車していて、中に入って、やれやれ。

     


外気温度は、32度と書いている。中は21度。クーラーが入っている。
 2等だけど、充分。日本の新幹線と同じくらいか、ちょっと上等。
疲れに来たような旅だ。
ポルトには、夕方の18時45分に着く予定。
  

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2013年06月13日

ベルンと、音楽祭


    

このホテル、掃除をしている部屋がちらりと見えた。広く,調度も洒落ていて、悪くない。
膝にクッションを乗せて、不自由しながら、ブログを書いている私の,息がるまりそうな部屋も,快適な部屋も同料金なのは、納得がいかないけれど、あたりが悪かったと思って諦めている。

身体の疲れが取れないままに、リスボンをうろついている私は,一体何者なの?
日本にいても落ち着かないし、異国に居ても、身体の調子が狂って頭が朦朧としている。日本の良さを再認識するために、ここに来たようなものだ。

    

 何度も言うようだけど、石畳を歩くのは疲れる。
ポルトから、リスボンに帰る時に予約している、アルファマ地区の,スイートまでの行き方を調べておこうと、ホテルから、ロシオ広場まで歩いた。
 すでに日は高く、11時を過ぎている。

    


 リベルターデの大通りの両側に,パレードの観客席が階段席になって、高く組まれている。
 ロシオのあたりは,賑やかで、便利そう。友人は駅前にホテルを取ったというが、正解。
 どこでも駅前が無難だ。そんなホテルは随分前から、空室がなかった。この時期、この祭り。
 次のホテルは、28番の市電がそばを走っていると書いているので、それに乗ろうと思って、他の人達も一杯待っている、バイシャ、シアードの地下鉄から近い停留所で待っていても、一向に電車が来ない。昨日はあれほど沢山走っていたのに。
自動車に乗った人が叫んだ。すると、隣にいた若い女性が、電車がないらしい、と。観光客達は路頭に迷うような不安顔。

    


彼女は、例の私が前日乗ろうと思った,733番のバスがあるから、と教えてくれた。遙か,向こうに、ポリスがいる所。
 案内所の近くには、12番の市電がいて、それも城の回りを行くので、それに乗ろうと思って、そこまでもどった。
15番の市電もそこから出ている。
私の一日券は、15時まで有効なので、15番に乗って、30分でベレンまで行くので、先にベレンを見物して、と15番に乗った。

        
     

ベレンで見物してから、チケットを買えば、明日,ポルトに行く地下鉄にも乗れるだろうと。
ベレンについたら、2時半。お腹は空いて,トイレに行きたくて。ここには、チケットを買う場所はない、と教えられた。15番の中で、あるいはバスの中しか。 15番の中は、2,8ユーロの一回券しか買えない。
時間がない。一旦地下鉄のある駅まで帰って、6ユーロの一日券をチャージしなくちゃ。
バスに乗った。地下鉄のマークがあって、そこで降りようと。
バスの停留所は、主要な場所だけ書いている。運転手に聞くと、15分くらい先なのだそう。
満員のバスに乗って、地下鉄のある駅で降りた。6ユーロで一日券を買い。トイレのマークがあるので、助かったと思いきや、工事中・子供達を引率中の先生が、係の人から聞いた場所に、移動するので、それについていく。
別棟の新しい建物の中にトイレがあった。
 やれやれ。もう一度15番の市電に乗った。



ベレンに、美味しいパステル、デ、ナタの店がある。そこに入ると、一杯の人で、椅子に座れそうな席はあいていない。
 これはお菓子の店,カステラとプディングをあわせたようなもので、シナモンと粉砂糖をかけて食べる。
 コーヒーのエスプレッソと2つ買って、店内に入ると、席にいたカップルが、ここに座れと言ってくれた。
 ありがたや。彼らは、英語は全くだめな、年配の夫婦で、観光客ではないよう。美味しいか、と聞いているようだ。美味しいと言わねば。まあまあだけど。 お腹が空いていて、中途半端なものでお腹が満たされた。




そびえ立つ見事な、ジェロニモス修道院に。
教会には、バスコダガマの墓がある。片側には、詩人のカモンイスの石棺。
荘厳で立派な教会。ステンドグラスも素晴らしい。
 そこに併設されている,修道院は有料。
修道院の中庭を挟んで、静かな瞑想の場にふさわしい,回廊が続く。しばらく、座りこみたい気分。疲れを感じる。
 楕円形の広い食堂の壁を飾るのは、素敵で,落ち着いたタイル絵。
上の上がると、中庭を見下ろして、明るい太陽は燦々と降ぎ、まぶしい。


    

 グラビアなのか、素敵な男女のキスシーンを撮影している。何度もやり直している。
 結婚式をあげた,カップルの白と黒のドレス姿で。モデルか、スターか、背が高くて、とてもスタイルもルックスもよい。


     

 修道院を出て、もうあまり歩く元気がなくて、発見のモニュメントのある近くまでは、のそのそと歩いたが、もう諦めた。どおってことないわ。
 15番に乗った。ホテルは気になって、12番でも良いから,乗っていようと。 幾ら待っても、昼間は走っていたのに、来ない。
 30分待っても来ない。他の人達も待っている。線路にそって、歩いて行こうと思って、細い坂道を行くと、市電の所を封鎖している。年寄りのおばあさんも、その道を上がって行く。荷物をもって。
 上がっていくのもいやになって、途中で引きかえす。鰯を焼いている。炭火をおこしている。店の前でビールを飲んでいる。

     


 時間はすでに夜の七時半だ。
 ロシオの近くにある、ニコラという店と、魚のレストランが、ファド、と書いていたので、ニコラにまず聞いてみたら、明日だと言うので、もう一軒の,少々は高そうな店に入った。
一人客は,私だけ。
10人くらいのグループ。隣も向かいも皆カップルか、家族。


    


 白ワインをグラスで注文。ボトルでもそんなに高くないけど、飲めない。
 ミックスサラダと、カルトフィッシュのフライ。
 隣のカップルは、生ハムを注文していた。沢山あるので、食べられない。
 ファドは、3曲歌って、席を立つ。回りががやがやして、聞こえにくい。
歌が終わると、拍手をするのだけど、彼らは、お喋りに気を取られて、聞いていない。
 カルトフィッシュが、いかだと言うことを忘れていた。
 焼きすぎのイカだけど、美味しい。
 普段はコレステロールが多いから,好きだけど食べないイカ。一杯あって、だんだん,辛くなる。
 ワインをもう一杯注文。グラスに一杯は入っているので、ハーフはあるだろう。
途中で、店長だしき人が来て、
「もっと色の薄いものをだせますが、どうでしょう。」というので、お願い、と言った。少しだけにして欲しい、とも。
 ほうれん草のソテーが、またついてきて、これが美味しい。

    



野菜サラダと、ほうれん草のソテーが、身体に染みこむように入った。
 隣の人の料理は、海老のリゾットだった。リゾットなんてどこにも書いてなかった。聞けば良かった。
 リゾットが食べたかったのに。
勘定を頼むと、今後の為に名前を、と書いている。そんな必要ない。古い歴史のある店のようだし、とても親切だけど、来ることはないだろう。JCBが使えると書いているから、そうまずくはないだろと思って入った。




 店を出ると、ものすごい人になっている。沿道に、ぎっしりと人、人、人。パレードが始まっている。
 空いた所を探しながら、パレードを見ていた。男の人が、「あの人は有名なアーディストだ。」という男の人は、手を振って声援に応えている。
絵描きか、と聞くと、映画スターなんだそう。




 しばらく歩き、また覗くというように。だんだん混んでもう近くに行けなくなって、時間も遅い。もういいわ。どこでも同じようなものだもの。
 パレードは、見物席のある場所で、パフォーマンスしているので、間は歩いて通るだけだ。地下鉄に降りると、下から上がってくる人達の多さ。




夜通しとか言ってた,音楽祭。ベビーカーを持って来ている人達もいる。
仮面をつけたり、鰯の帽子をかぶったり、緑のナイロン帽子を配っていた。
 大騒ぎのリスボンだけど、もう眠くて仕方ない。背中は,洗濯板みたいに張り付いて,曲がらない。もういいや。  

Posted by アッチャン at 17:18Comments(0)旅行

2013年06月12日

リスボン二日目、

    

今回の旅行は最悪の部類に入れてもよい。
疲れすぎて、どうにもならない。
宿がいけない。コメントで高得点だから撰んだのだが、失敗。
 9陣半を過ぎると、鍵ナンバーでは入るのだが、暗くて,番号が見えない。



 お風呂の電気は、1分のしないうちに切れて暗くなる,そのたびに身体を電球の下にかざしさないと電気がつかなない。いい加減にしろ、といいたくなる。
 朝食は8時から。それまでは靜かに、とのことで、それなら、トイレくらいは部屋にないと、鍵の音がするので、トイレに行くのもはばかられる。
 早く行動したい人は、朝食抜き。




 このホテルが良と言っている人は、キッチンで自炊して,節約している人建だろう。
 中国人らしき、男連れ。一杯買い込んで,何人いるのか、何日いるのか、と不思議。
 調理して、庭にろうそくに火をともして,夕食。
 身体中が匂っているから、バスは使っていないようだ。




 私はといえば、昨夜は疲れすぎて、このキッチンで持って来た,カップうどんと,飛行機の中でもらったにぎりですませた。
 ファドを聴きに来たのだけど、眠たくて,疲れすぎて、とても。
 今朝は,朝食のパンは美味しかった。ブログを書くのに時間かかって、11時まえに宿を出た。
市電のある所まで歩き、カテドラルを見て、聖アントワーヌ教会をみた。13日の生誕記念のお祭りにための準備で、放送局の人達が作業していた。





 そこから、世界遺産に指定されている、サン、ジョルジュ城に。
 どこもかしこも、石畳ばかりで、足の疲れようが半端じゃない。回りに気を取られていると、足下が危ない。
 リスボンと言わず、ポルトガルはどこも石畳ではないだろうか。



 カテドラルのアーカイブと宝物観のデュオチケット買った。考古学の好きな人なら、興味深いだろう。12世紀に作られたのは、発掘された跡地に残っていて,カテドラルそのものは、15世紀から17世紀頃のものらしい。



 宝物を見るのに、階段を上がるので、カテドラルのように、長い階段だといやだな、と思ったら、たいしたことなかった。ポルトガルの親切は、階段の上がり場に,必ず休むようにベンチが置いている。それも少しの階段事に。広い階段だから、そうできるのだけど。 宝物は宗教にかかわるものばかり。
 聖杯や クルス、司祭の上着などに、銀製品など。




リスボンはタイルが至る所に使われているが、このカテドラルの中にも素晴らしい模様と色のタイルが。
 会議室の壁にも。
聖アントワーヌ教会の方は、花を捧げて祈る人建。白いお花を活けている婦人がいる。この聖人は、ここで生まれたので、地下の生まれた場所を見ることが出来る。
そこでも祈る人達は、良縁の望んでいる若い女性が多い。
 13日に結婚式をあげるカップルが沢山いるそうだ。



ここから、カステルに行こうと、城前でト停まるバスを待っていたが、いっこうに来ない。すると、28番の電車の前に、城のマークを貼っているのにきがついた。
 それに乗って、カストロに行くかと聞くと、運転手は、イエスと。
 なんてことはない。すぐ上の停留所で、降りろと指定された。
そこは,733番のバスを待って,一向に来ない場所だった。




 そこから降りて、カテドラルまで戻る阪道を,杖を付きながら上がってくる老人夫婦が、城への道は?と聞くので、私は733のバスは、城前で停まりますよ、なんて教えてあげたんだけど、その後、カテドラルの前でも来なかったので、28番に乗ったら、さっき待っていた場所で降りることになった。
そこからは、登り座かを歩く。すると、途中で,733番の小さなバスが横道から出て来て、城の前で停まった。別の道を走っているのに、28番の停留所にも表示があって、来るのか、と思って待つだろう。
 城壁の回りから,リスボンが四方八方に見渡せる。長めが素晴らしい。
さっきの停留所の側も展望台があって、眺めのスポットになっている。





城の中に,美味しそうなレストランがあって、アメリカンの団体が出て来た。
値段は、ランチの最低で25ユーロ。一品は25ユーロから30ユーロ以上の高級そうな店。入ろうかと思ったが、やめた。




城から出て歩いていると、ワインの店があっって、覗いていると,店主の女性が入るように促す。
そこはワインの販売と、ワインに合う食料品を売る店で、鰯とコッド、鱈の3種の料理が食べられる。
 彼女は、パナソニックに勤めていたとか。
ハウスワイン3ユーロと、勧められた鰯を注文した。




試飲が出来る店で、彼女は、これを飲んで,無料です、といって白ワインを勧めてくれた。
若い,フレッシュな,白ワイン。全てポルトガル産で、緑の葡萄を使っている。口当たりの良い、さっぱりした味で美味しい。



 注文した赤ワインも豊穣で香りの良いワイン。
鰯にトマトを挟んだパンに、たっぷりのオリーブをかけたサンド。少し辛いけど美味しい。三つ目になると、ちょっとという感じだ。赤ワインとも相性があまり良くない感じ。でも残さずに食べた。
彼女は親切にも、この界隈で美味し胃レストランがあるから、と生き方まで教えてくれた。そこは値段も高くなくて、とても美味しい店だという。






 料理の指定ろワインまで。だけど、帰り道にそれらしい通りを探してもわからなかった。
ファドも、アルファ地区の方が良いという。たった一軒だけ、良い店が、バイロアルトにあるので、住所と名前を書いてくれた。絶対に予約をしていから、いかないとだめよ、と言って。
 お腹も一杯、初めとのポルトガル料理は鰯。





 そこから、酔っていて、スペイン広場にある、グルベンキアン美術館を目指した。本当はもう大分疲れていた。
地下鉄の駅を上がると、広い。出会った女性に,聞くと,道を教えてくれた。その方に歩いて行っても、見当たらない。宮殿のような建物の前で検問の係員らしい男の人が立っているので、聞くと向かいの緑の中だと言う。




通りを渡って、階段を歩くと、男性が入っていくので、そこに入ると、美術館は、まだその奥にあると教えられた。
 この美術館は、イスタンブール生まれの、アルメニア人で石油王として財をなし、晩年はリスボンで暮らした人の収集品で出来たもので、ペルシャ絨毯た、ペルシャの陶器、トルコの陶器などが随分素晴らしいものが沢山ある。


レンブラント
 日本の蒔絵もいくつかと、印籠のコレクションも。
絵画では、ミレーの,虹のかかって,プランタンの小作品と、モネの雪景色、それにモネの珍しい感じの黒を大胆に使ったもの。


モネ


 ターナーの作品も2点。ドービニの作品が幾つか,好きだったのだろう。
調度品のコレクションも凄い。広い館内は、ワンフロワーで見られるようになっている。




 相当疲れが出ている。しばらく閉館までソファーに座っていた。
 それから、えいと立ち上がり、また地下鉄の駅まで歩く。足が痛む。
 地下鉄の同じブルーラインの終点が、鉄道駅。そこで13日のポルト行きのチケットを買っておかねば。
 駅のチケット売り場では、英語が話せるのは、インターナショナルを扱う一人だけ。




 13日は、お祭りなので、午後までいたいので、午後4時の切符を買った。
ポルトで予約をいれたのは、アパートだから、あまり遅いと困る。
 今のゲストハウスのようだとわかりにくいのに、アパートだと尚更だろう。
 チケットを買って一安心。そこから、また,バイア,シアードの地下鉄駅まで行って、有名なエレベーターに乗りに行く。

   


 エレベーターの前で並んで待っている人達にまじって待っていたら、なかなかエレベーターが降りて来ない。しびれをきらした,若い中国人のカップルは、あきらめて出ていった。私の後ろにいた中年のカップルは、女性が台湾人で男性は白人で夫婦だった。日本人かと聞いて、福岡と京都に行ったとか。
 長い待ち時間の末に、彼らもうんざりして話しかけてきた様子。




 福島の地震の話が出て、台湾人の女性は、政府の横柄さに腹を立てていた。
援助にたいして、なんの挨拶もなかったといって。
確かにそんなこと聞いたことあるなあ、と思い出した。今の首相なら、そんなことなかったでしょう、礼儀を大切にする人だから、と言った。
確か、その頃は、管さんだった。誰でも自分以外の人間の悪愚痴ばかり言って、自己弁護に走る人だから、さもありなん。
 相当沢山の援助を真っ先にしてくれたのが、台湾だったと記憶している。
彼女は、民間は良かったけれど、政府が酷いと非難した。



今夜こど、バイロアルトのファドを聞きに行くと思っていたけれど、界隈を少し歩くと、どこも観光客相手の店のようで、しかも、お腹がとても食べられそうにない。
鰯のオリーブとワインが腹に残って,使えて、胃がおかしい。夕暮れのリスボンの景観が素晴らしいと書いているので、そこの行くと、曇っているので、夕日が見られない。
時間は,ファドが始まる9時を過ぎた。とても食べられないので、ホテルに帰ろう。






バスの行き先に、ラドと書いているので、それに乗れば良いのに、3停留所だから歩いても、それほどではないだろうと歩き出した。歩いている間に、バスが三台通り過ぎた。随分遠い感じ。足がよれよれになって、やっとホテルに辿りついた。
 食べなければ良かった、と思いながら、どんべいの蕎麦に、お湯を入れて。
美味しくない。 それぞれに、夕食を作りにキッチンに立つ人達にとっては、このゲストハウスは,気に入りの宿なんだろうな。




 ほとんどの客は,カップルだから、宿泊費も、私と変わらないで、もっと広い部屋に泊まっている。
私の部屋は、キッチンの裏側で,バスルームから最も遠い,一つだけ、コメントでぶつぶつ文句を言っていた、その小部屋だった。

   


 夜中、お腹が痛くて起きた。時計は真夜中の二時半。日本なら朝。
 それから、足がずきずきして、なかなか寝られなかった。
  もう旅は終わってもおかしくない、疲れ方。

  鰯オリーブで、もうポルトガル料理をみても、うえー、うえー。サッカーじゃないのよ。

 昔、神戸のギリシャ料理の店で、ムスカのオリーブにあたった時ほどはひどくないけど。

  

    

Posted by アッチャン at 17:22Comments(0)旅行

2013年06月11日

リスボンは丘と谷を巡る、坂道と石舗道の町


   

 無事、リスボンに到着。
勘違いしてて、イスタンブールから2時間くらいだろうと。
4時間の飛行時間だった。食事が出るわけだ。
サッカー選手なのか、なにかわからない若いスポーツ選手達と年配の人達との団体客が入っていた。満席。私の隣に座った大男は、真ん中で窮屈そうだった。





 飛行機が着地すると、拍手が起こった。飛行機が珍しい頃は、そういうのもあったけど、久しくなかった。
 宿泊に撰んだ宿は、部屋にはトイレもバスもないが、各階に4つぐらいあるので、かち合うことはない、というコメントだった。
私の部屋は、小さくてテーブルもなく、バスローブが備え付けのキャッチフレーズは良いけど、ぼろに出してもおかしくないようなもの。ダブルベッドの大きさが目立つ狭さ。
 共有で使う部屋やパテオがあるので、ゆったりしている。キッチンも大きくて綺麗だ。調理が出来るようになあっていて、冷蔵庫も、共有で使える。




 空港の案内所に行き、リスボンカードの内容をパンフレットで調べた。3日間で39ユーロ。美術館は26軒無料で、乗り物自由。美術館に振り回されるのがいやで、やめた。のんびりしたいもの。地下鉄の駅に降りた。マシーンで、まずチャージをするか、一日券で迷った。24時間で6ユーロのフリー券を二日分買った。
 パリでは,地下鉄にクレジットカードが使えるのだが、スペインでは、ポルトガルの銀行カードだけで現金払い。
 リスボンの地下鉄は、エレベーターが止まってたり、階段も多いので、荷物を上げ下げしるのが大変だった。タクシーもそう高くないので、タクシーか、空港バスを使うことをお勧め。



 ラトという駅が、ホテルの最寄り駅。駅を出ると、なんとも言えない匂い。おしっこの匂いがする。立ちションのたまり場ではないのか。どっちに行くのかわからなくて、しばらくうろうろ。
リスボンの道はほとんどが、石舗道で、キャリーを引のが大変だ。



ホテルを、すぐに飛び出して、リベルダーデ通り,リスボンのシャンゼリゼと呼ばれる広い道を下って、ロシオ広場をめざした。
 道路沿いに、臨時の客席を作っっている。


6月13には、聖アントニオ祭で休日になる。その日に結婚式をあげるカップルが多いとか。その前夜は、音楽祭があって、当日は、パレードがある。そのための準備らしい。前日は夜更けまでに賑わう。
 私は、このお祭りに合わせて、リスボン行きを決めた。



 ロシオの近くで、ケーブルを見つけた。ファドが聞ける、バイロ,アルトの丘に上がるケーブルカーだった。短い距離だけど、ここを登るとなると大変。見上げる阪道。
 ケーブルは乗る時買うと、往復で3,6ユーロくらいだけど、一日券が使えるし、チャージした地下鉄カードだと、もっと安く乗れるので、ほとんどの人はこのカードを機械にあてて,乗っている。







上がった所に、サン、ペテロ、デ、アルカンタ展望台がある。
その前の通りで気炎をあげている,デモ隊の行列に出くわした。




なんのデモかわからないけど、皆陽気で賑やか,楽しんでいる。

展望台からの眺めは、夕日を受ける頃が最高らしい。素晴らしい眺め。
 リスボンの梅が見えて、向こうにサン、ジョルジュ城もみえる。
 下に降りて行くと、教会があった。







 バロック式の建築で、まばゆいばかりの金ばかりの彫刻で、超豪華だけど、天使達の顔が少しも可愛くなくて、不気味。
  恐ろしいさ漂って、落ち着かない教会だ。

    サン、ロケ教会という。1584年、苦難の航海の末に,リスボンにたどり着いた日本の、天正遺欧少年使節がここに一ヶ月ほど滞在したイエズス会の教会だった。

  右手にバイロ,アルトの界隈を見ながら

      



 
   さらに歩いて降りて行くと、観光に便利だという、28番の市電の停留所があった。ロシオ通りでこれに乗るつもりだった。

  




リスボンは、阪道の街。歩くのはとてもきつい。細い道をアップダウンしながら縫うようにガタゴト走る,市電は、市民の足の代わりを担っている。
リスボン観光の抑え所を走っている電車で、次から次に走っているが、いつも満員。  

Posted by アッチャン at 18:08Comments(0)旅行

2013年06月10日

イスタンブールの空港から



    

 前日、2時間しか睡眠をとっていなかったお蔭で、飛行機の中で,私にしては結構寝ていた。

 夜の10時20分の出でる飛行機なので連日、母の所に会いに行き、お掃除をして、家のゴミを始末して、
よく働いたせいもある。
 空腹を我慢して、関空のラウンジで、おにぎりとお寿司をお腹一杯食べて、機内食はほとんど食べなかった。

 
 トルコ航空は、空いていて、各席の人が隣に席が空いた状態の人が多かった。
 トルコブルーのシートが明るくて,ビデオも大きく、座席の前が広いので、見やすい。
 今回は小さなキャリーなので、座席の下に入れられた。座席に足置きがついていて、それに足首を乗せると、足を伸ばせて楽だった。

 



 トルコ航空は、エコノミーでも、飛行機内でリラックス出来、備品が ついている。
 12時間余りの飛行時間、6時間は寝ていて、あとは映画を見て過ごした。
 コンピューターも開かず,本も読まず。
 今、イスタンブールのラウンジにいる。リスボンへのフライトは、5時間間待ちだけど、きょろきょろしている間に、時間が過ぎて行く。
免税点も広くて豊富なのに驚く。賑やかで活気に溢れている。




 このラウンジは、スターアライアンスの航空各社が合同なので、しごく広くて、食べ物や飲み物も充実している。
 飛行機の中で軽食が出た時に、おにぎりも食べたから、お腹は全くすいていないので、残念。美味しそうなものが溢れている。





 甘い物が好きな人が喜びそうな,ケーキがいくつも。
 トルコは、甘いお菓子が多そう。これから行くポルトガルもきっと甘いのだろうな。
 飛行機がイスタンブールに降り立った時に、階段で下りて,バスでターミナルに移動した。空港によって、そのまま入れる所もあれば、タラップを降りてバスで移動の所も。
 トルコ航空は、機内持ち込みを8キロに制限している。これぐらいだと力のない私でも腰に来ないで運べる。
 イタリアで荷物が出ないで、3日間過ごしたのが堪えた。
 友人が、クレジットの付帯保険はあてにならないから、行く前に入っていけば、と言われていたので、カウンターで,値段聞いて、やめた。





 飛行機の延滞や、荷物が出てこない場合にも、保険がつくとおいうのが魅力だし、治療費は無制限になっている。
 昔は,必ず、旅行保険に入ってから出ていった。パリでリウマチだと誤診された医者に紹介してもらったのは、この保険会社だった。
 今の季節、飛行機の延滞はあまりない。冬は雪でシカゴなどいつも遅れるから,入っておくと良いなあと思うし、荷物を預ける時には、この保険は安心出来るが、今回は手持ちだし、というので、やめた。
 パリで心臓に問題があったから、救心を買った。医者でもらっていたニトログリセリンがどこにも見当たらないので。
 飲んだことはないけど、持っていると安心するもの。
 長い間、医者の検診にも行っていないし、体重は増えていて、足に負担かかっている。 海外に出るのはだんだんおっくうになると思っていたけれど、12時間以上もエコノミーで,鞄を持参でやってくると、まだまだ行けるかもと変な自信が湧いてくる。




トルコのイスタンブールに降りてみたいとか。今度はトルコだな、とか。
 団体旅行だったら、ポルトガルの主要な場所を、時間刻みに,無駄なく案内してくれるけれど、一人旅は、どうして行くかとか、どこで切符買うかとか、うろうろ時間がかかるので、そんなに、盛りだくさんとおいうわけにはいかない。
ポルトガルの旅行書を見ていると、あそこもここも行きたくなって、1ヶ月はいるだろう。 昔は,2ヶ月なんて,長旅もした。その頃は体力があったし、いきあたりばっったり飲無計画でなんの不安もなかった。


 
 さて、今回の旅の始まり。ワクワクしながら。   

Posted by アッチャン at 13:49Comments(0)旅のグルメ

2013年06月04日

オステリア ディデンドラ 

  

 扇町から、南森町、西天満あたりに、イタリアンレストランの激戦区になっている。
中之島から、法務局のあるあたりは、弁護士村なので、口に煩い客を満足させる店が
多いのだとか。その中で、イタリアンは、金額的にフレンチほど高くないし、気取らない普段着のレストランだから、というわけなのか、イタリアンの店で、食べログの点数が良い店が多い。




 友人はイタリアン好きで、一週間前にも、梅田のヒルトンプラザにある、店でアルコールを飲み放題でイタリアンのコースを食べたばかりなのに、以前から行きたいと思っていたとか、扇町のイタリアンに。




 イタリアン人のストラカン氏お勧めの、オステリア、ディデンドラ、というレストラン。
 私が予約を入れる、一休なんかは嫌いなのだそうで、一品料理の注文で、好きなものをアラカルトで食べるのが好きなのはわかるけど、割高になるわよ、と思っていたのだけれど、そうでもなかった。
 レストランは、私たちの為にあるように、一組だけ。時間がまだ6時前だったからでもあるのだけど、後で一組、これでは赤字ではないかと心配。
 美味しくて良いなあ、と思っている店が、やめてなくなるというケースがいくつかあって、経営は難しい。



 ディデンドラは、パンが別売り、ピザがないので、お腹いっぱい食べたい人には向かない。
 どこでも、本当に美味しいものを出したい店は、量は多くないもので、もっと食べたいという所で抑えている。
 若い人達に人気のレストランは、たいてい、量の種類も盛り沢山でリーゾナブルな値段に設定されている。
 オードブルは、二人分注文して、私はサラダも欲しかったけれど、量を見てからということに。
 出て来たオードブルの盛り合わせは、とても上品で、ほんの少しづつの盛り合わせなので、サラダも取ろうと、メニューにあるものを注文したら、オードブルの盛り合わせに入っているものと同じだと言われた。
隣のカップルは、4000円のコースを注文しているようで、前菜に、そのサラダが出ている。



次に、ワタリガニのトマトソースを注文したのが、二つに分けて出て来た。
とても細いスパゲッティーに蟹味のトマトソース。とても美味しい。
これもすぐに食べてしまって、途中で、また、もう一品パスタを注文。
 ラザーニアにした。メインは、友人の好物である、子羊。その間に、ラザーニアを入れた。パンを注文というよりも、料理の方が良いわね、ということで。

ラザーニア


このラザーニアほど、美味しいラザーニアに出会ったことがないくらい、とても美味しい。
 なんともいえないくらい美味しくて、少ししかなくて。





メインの子羊も、二つに分けて出て来た。私は、子羊は少ししか食べられないので、
ほとんど友人に食べてもらった。油が回りについているのが、美味しいのだそうだけど、
あの独特の匂い。
 でも、臭みが少なくて、ここのは、上品な味で美味しかった。付け野菜が美味しいので、満足。

果物のムース

パンナコッタ


赤ワインを二人で一本飲んで、デザートとコーヒーも。デザートも口に甘みを感じる程度の上品な量。
店を出てから、私はまだ、お蕎麦くらい入るな、と思いながら帰って来た。
 このくらいで、また行きたいという思いにさせる。
 
 
  

Posted by アッチャン at 19:21Comments(0)旅のグルメ

2013年06月03日

ボストン美術館展

   

    

 大阪市立美術館で開催中の「ボストン美術館展」を観に行きました。
昼食は、地下街にある、鮨屋に。でかでかとランチメニューが買いてある
店で、美味しくはなさそうだけど、と期待せずに入った店です。
 カウンターの隣に座っている人が、荒だき定食のような感じのものを食べていて、
美味しそう。



 鮨ランチを注文したのですが、運んでいるランチに、荒炊きがついていて、ここはそれが美味しいのかと思ったら、誰にでも、サービスでついているのです。潮汁もついているのですが、そこにも鮭の切り身が一杯入っていて、荒炊きの魚も鮭の頭。


いったいそんなの鮭を何に使うのかと不思議です。
隣の人が出て行ったら、その奥に、座っている人が、
「アナゴの刺身旨いわ。」と言うのです。
 すると店の若い店員が、注文していた、鱧ちりを半分は、アナゴにしませんか、と。
 私は鱧のほうが美味しい気がしたけれど、味がわからないからかも。
 鮨に、荒煮に、うしお汁、魚で生くさくて、あれではもう次に行く気がしません。



  鮨のネタも、べったり大きいのは良くない。

 天王寺公園の中はお花とハーブの季節です。


  
 昼食後に入った美術館は混んでいいて、絵巻物のあたりで団子になって、順番待ち。
空いた所ばかり探しながら、見られるものから見て、それでも、ちゃんと見られました。
どうでもよいところはパスしながら。
 http://www.boston-nippon.jp/ ボストン美術館特別展

曽我蕭白の、大胆で、おおらか,ユーモラスのある作品が見ごたえがあります。

国宝級の作品も含めて、寺などから売りに出された名品の数々を、その価値がわかる
3人の収集によって、こうしてボストン美術館で大切に保存されていることを思えば、
ラッキーだったと喜ばねばならないでしょう。
おそらく、世界中で、素晴らしい作品が、埋もれ、喪失しているものも多いのでは?
それとも、本当に人の心を打つ作品は、その真価のわかる美術愛好家が、資材をなげうってでも、世に残すものなのかもしれない、とも。

  

Posted by アッチャン at 11:09Comments(0)art