2011年05月14日

 パリで、魚沼産のお米、がっついたよ。

 
  パリで、魚沼産のお米、がっついたよ。

 トイレに行きたくなって起きたら、まだ夜中、4時だった。
日本時間は、11時だ。
昨夜は10時に眠くなって寝たので、睡眠時間はこんなもの。

昨日の夜(日本)、十三にある、第七芸術劇場に、小出さんが来られて、
講演された。
残念だ。ニコニコ放送でも中継してくれたらしいけど、その時間は、
近くのEDという、低所得者向けのスーパーにいた。
帰って、チェックしたら、すでに終わっていた。
1号機は、小出さんが言っていたように、冠水は出来なくなった。
比較的安定していると思われていた、1号機でも、想定外?が続出している
のだから、後の2号機、3号機などは、もっと遙かに深刻な事態が、これからも
続くだろう。

 パリで、魚沼産のお米、がっついたよ。

パリに来て、地下鉄の中で、敬遠されるかな、と思ったけれど、誰も感心を示
さない。
荷物のラベルに、成田と書いているので、この人は、成田からやってきたと
思って、放射能を恐がりはしないかと思ったけれど、逆に、回りの人の咳で、
風邪をうつされないかと心配。

パリに行くと言えば、いいわね、羨ましい、と友人から言われるのだけど、
何度も来ていると、移動するという間隔が正確で、パリに住んでいる人人と、
日本で暮らしている人人と、共通しているのは、生活の場であること。
淡々と、日日、生活のために働き、家族という小宇宙の中で暮らしている。

 パリで、魚沼産のお米、がっついたよ。

こちらの人の主食は、パン。日本では、お米。
米を食っている人間と、パンを食べている人との違いは、大きい。
私は、毎日パンでは耐えられない。彼らは毎日パンしか食べられない。
そういう意味では、日本人は海外から様々な文化を吸収し、自分達の使い勝手
のよいように、アレンジして、新西洋風文化的生活をしているけけれど、
フランスのほとんどの人人の暮らしは、パンとスープ、チーズと肉。昔も今も


魚を生で食べられる人はほんのわずか、イタリア系とか、ちょっとした文化人とか、ギリシャなどの海辺で暮らした人とか。魚は、何でも焼いたり、火をむ、刺身とは
全く別ものの食べ物、ソースがメインの食べ物の一つに変身する。

 パリで、魚沼産のお米、がっついたよ。

息子が帰って来るというので、美味しい飯を食べさせたいと思って、魚沼産の
最高のお米を買っていたのが、残っていた。
私は、通常玄米に変えているので、お米の美味しさを再発見したからには、
パリにもそれを持って行かないわけにはいかない。

こちらに来て、パンで2食すませたら、もうお米が食べたくて、大事なお米
を、炊いた。
こちらでいつも買う、お米とは雲泥の差。
山椒ちりめんをふりかけて、食べると、世の中に、これほど美味しいものは
ない、と思えるほど。がつがつ。
残っているご飯をわけて、おにぎりに。
おにぎりのように、固めないで、ラップにご飯を包む程度にすると、ご飯の美
味しさが引き立つ。

 パリで、魚沼産のお米、がっついたよ。

従姉妹のレストランの客が引けた頃、持参した土産を持って行った。
息子達の所に行くときに、いつも持参する、柿の葉寿司を早く食べてもらわな
いとと思って。
お腹を空かして、作業を終えた従姉妹は、柿の葉を一気に食べて、美味しいと
満足。私は、このこともあって、あらかじめ、炊いたご飯でお腹を満たしてい
た。
もうお腹いっぱいだから、食べられない。
従姉妹は、柿の葉寿司を平らげ、好物のきんつばを3つ食べ、一気に。私が良
く買っている、あげた醤油のおかきにも。

 パリで、魚沼産のお米、がっついたよ。

フランス人用に、日本食まがいの料理を出しているけれど、純粋な日本食は
食べられない客がほとんど。
刺身と言っても、マグロのとろくらい。串カツ、鳥の唐揚げ、肉食がメインに
なり、魚は、えびのゆでたものとか、ソースを加えたソテーか、揚げ物。

そういうものの残りものが多いから、食べ物にうるさい従姉妹の口にも、
柿の葉寿司は、とびきり美味しいと感じられたようだった。

八つ橋、きんつば、甘納豆、あんぱん、羊羹に、お好み焼き、長年パリに住ん
でいても、ケーキや生クリームを使ったものよりも、和菓子を好む。

 パリで、魚沼産のお米、がっついたよ。

二人の意見が一致したのは、お茶や紅茶を飲むようになり、お茶受けがいるよ
うになったこと。
お茶を飲むと、何かつまみたくなる。お茶を入れる時間を持つようになるとい
うことは、生活にゆとりが出来ている証拠。一息いれる時間。休みながら生き
ていくことを、身体が要求している。つっぱしることが出来なくなっている。
お茶と和菓子の日本文化、千利休が生み出した、日本的美の空間の縮図のよう
にも思える。

夜が明けた。もう7時だ。
お腹が空いたから、パンを買いに行こう。
コーヒーとパンと、チーズにサラダ。

昨日、従姉妹から、えびのゆでたのと、いちじくのコンフチュール(ジャム)を
もらった。えびは昨夜、EDで買った、一本買えば、もう一本は無料という赤ワインと
一緒に食べた。ヌボーワインの残りもの。
格安にはわけがあった。どす黒く濁っている。
 ジャムは、持ち帰るのを忘れてた。今朝のバケットに楽しみにしてたのに、
残念。


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Posted by アッチャン at 15:32│Comments(0)パリにて
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