2011年05月15日

歩いてパリを知る

 歩いてパリを知る


 墓地から、サンジェルマン・デプレの方角に歩き、ルクサンブルグ公園に出
て、パンテノン神殿、植物園を経て、帰って来ようと思って歩き始めた。
 デュラスが住んでいたのも、サンジェルマン、デ、プレ。サルトルとボーボ
ワールが、夜を徹して議論した界隈でもあり、知識人のサロンになっている、
 ドー、マゴというカフェや、海鮮で有名な、ドームなど、モンパルナスと
デ、プレは、目と鼻の先。
 セーヌを挟んで、右岸と左岸に別れている。左岸は、大学の町として、知識
人が住んでいた。
 右岸といえば、金満家のブルジョワの町、シテとマレー、マレー地区には、
ユダヤ人地区があるのでも、想像がつく。
 芸術を語り、作家や、演出家、思想家など、お酒とたばこ、眠気を遮る、カ
フェがなくては、様にならない。モンパルナスや、デ、プレは、深夜も生きて
いる町。
デュラスが、「広島、わが愛」の中で、ヒロシマを、眠らない町、という表現
を使っている。パリの中でも、左岸は、眠らない町だ。

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パリの中は、歩いても回れるくらいだ、と言われている。
自分の足で歩くと、町がわかってくる。途中で、発見することも

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多い。美味しそうなレストランとか、安いホテルとか、、スーパーや
チョコレートの老舗だとか。

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 ルクサンブルグの公園を抜けて、出てきた駅は、特徴があってすぐに
わかった。
 私が、初めて1ヶ月の長期でパリににやってきた時に、泊まった安宿のある
駅。毛皮の上に、レイン、コートを羽織って、地下鉄を上がったり、下りたりし
ながら、たどりついた駅だった。

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 元気だった、あの頃が懐かしい。どんな体験でも、過ぎ去れば、甘く切な
い。

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 その頃と同じ名前の、サニーホテル。アメリカネームは、当時珍しかった。
部屋にシャワーがなく、鍵をもらってはいる。部屋にあるのは、ビデだけ。
 語学学校で、家庭滞在をやめて、ホテル暮らしを撰んだ。
サンミシェルまで通っていた。
 サニー、ホテルは、以前は星1つか、星なしなだったか、今は綺麗になっ
て、2つ星のホテルに変身している。バスタブ付きか、シャワー付きのホテ
ル。シングルだと、80ユーロは高い。
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 この近くにあった、ホリデーインも目茶な値段をつけていたら、つぶれて、
次に入ったホテルは、週に800ユーロ、ネットではもっと安くなるはずだ。

サニーホテルは、ゴブラン駅の方が近い。ゴブランからプラスイタリーまでは
すぐなのだけど、従姉妹にもらった、いいじくのジャムを忘れているのを取り
に行きたくて、オルリッツ駅の方に歩いた。

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こんな所に、カルフールがある。安いと言われる大型のスーパー。
腰が張ってきて、疲れがひどくなっている。かれこれ4時間歩いている。
途中で折れて、アパートの方角に歩いた。
地下鉄が走っている。アパートに近そうだ。

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 途中で、ホテルの値を見ながら歩いていた。それも70くらい。
ホテルと書いている、星なしのホテルがあった。
 シャワーなしが、35ユーロ、シャワー付きで43ユーロだ。
どんな感じか? こういうホテルもある。 

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犬も歩けば、棒に当たる。
吉田さんの近くに、安くて良いホテルがあると聞いていた。
日本からの客に紹介するホテルだと。


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ホテルは知らないと、値段に随分な差がある。
値段ばかり高くて、とんでもない、ぼったくりホテルもあるから
ご用心。

すぐに帰るつもりだったが、従姉妹とまたおしゃべりしてしまった。
彼女は、すごく逞しい、商才にたけている。
フランスは、果物の宝庫、甘い物好きなので、ジャム作りに凝っていて、
美味しいジャムを日本に輸出する計画が進んでいる。試作中らしい。

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レストラン誌に、グルメの店として、大きく写真で紹介された。そこには、女
シェフの顔が映っていた。様々な顔を持つ人だ。


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Posted by アッチャン at 22:44│Comments(0)パリにて
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