2013年02月21日
冬のヴエルサイユ宮殿
アンバリッドのPERまで歩くのにも、疲れているのに、ヴエルサイユ宮殿に行こうと思う。
駅で、私の持っているカードを見せて、ベルサイユまで行きたいというと、調べて、 差額1,8ユーロの紙を渡して、これをガードしていきなさい、と。
チケットコントロールが来た時に、これを渡せばいい。滅多に来ないけれど。
3時を過ぎていたので、ヴエルサイユ宮殿も空いているだろう。
ヴエサイユ宮殿、何度行ったことだろうか。
でも、中に入ったのは、3度なかりで、ほとんど庭を散歩する程度だけど。
冬のヴエルサイユ宮殿、庭が好き、とばかりに、雪化粧の中、突風で、雪が舞う中を歩いたこともある。
宮廷に立つと、数々の映画の場面が浮かぶ。
「 去年マリエンバードで」は、強烈な印象を残している。
春の花盛りのヴエルサイユにお目にかかる機会がなかったけれど、ここ最近は、春にパリを訪れるので、4月、5月のベルサイユは、歩くと汗ばんで、緑と花々は美しいけれど、人がものすごく多くて、疲れすぎる。
息子が来た時に、歩き回って、へトヘトになった。
全部、歩いて回るのだもの。大トリアノン、小トリアノン、マリーアントワネットの田舎屋と、村まで。
それに、得てきた知識か、一番奥の池の周りを回れるとか言って、余計に歩かされた。 健脚だと自負している私でも、根を上げていまって、むっつり泣きそう。
引きずって歩く。草の上を探して、少しでも負担を和らげようと。
私は,冬のヴエルサイユが好き。
今日は、チケット売り場に、ほとんどいない。
カルト、ミュゼがあるから、無料だし、すっと入ることが出来る。
ヴエサイユは、遺産に指定される前から人が多かったけれど、観光の第一スポットなので、息子と来た時など、前に進まず、観られずで、大変だった。
人が少ない、冬の3時以降は、お勧め。
イノベーションで、昔よりもずっと綺麗になっているが、みられなくなっている所も。以前は、ルイ14世の、私的オペラハンスも観られた。
セゾンで、オペラ公演が、ベルサイユ宮殿で。そこに使われているのか、どうか、わからない。
宮殿でのパーティーに、従姉妹がよばれたことがあるらしい。
ベルサイユ宮殿と言えば、マリーアントワネットも住まったけれど、太陽王と呼ばれた、ルイ14世のお城。
夏の祭典、噴水の音楽、モリエールのお芝居、音楽家リュリ、ラシーヌ、などが、この宮殿で、ルイ14世を喜ばせるために、彼らの才能を開花させた。
バレー靴を履いたルイ14世の像。
黄金王にふさわしく、宮殿は、黄金をたっぷり使って、豪華絢爛。
日本の、質素倹約を胸とすべし、とは、超対照的、力を金と誇張された装飾、シャンデリアが,数知れず、床から天井、壁まで、これ以上何も出来ない、という装飾ぶり。
それに対照的なのが、シンプルで幾何学的な宮廷、庭、ジャルダンである。
住人達は、この庭に出て、初めて、ほっとしていたのではないだろうか。
解放された,自由な気分を味わっていただろう。
マリーアントワネットの田舎屋だって、そう。
ヴエルサイユ宮殿は、宮殿の美しさを外から眺め、ジャルダンを眺め、そぞろ少し、歩くのが、最も贅沢なのだ。
噴水のショーが始まる4月の中頃は、花々が美しく、彩られ、美しいけれど、
冬の、シンプルな庭も素敵だ。
2013年02月21日
ロダン美術館と、ナポレオンのお墓
ベルサイユ宮殿にいくつもりが、アンバリッドで降りて、先に、ロダン美術館へ。
というのも、PERで、C腺は同じなので、ベルサイユまでの電車は20分以上待たねばならなかったから、すぐに乗れる電車に。
ロダン美術館は、アンバリッドで13番線に乗り換えて、一駅。
地下鉄の乗り換えで、長く歩くときは、歩いても同じだった、と思うくらい歩く。
ロダン美術館は、元はホテルだった。貴族の館という雰囲気。
友人が、ロダンに、この館は素晴らしいので、訪れることを勧め、ロダンと妻、そして、 弟子達が、この館に引っ越して来た。
今、マーブル彫刻の特別展を開催中。
大理石を削って、古代の方法を使って,ロダンが、試みた彫像作品。大理石を削って。 愛人の手、パンセー、接吻、ユゴーのオマージュ、神の手、など、など。
撮影は禁止。
デッサンに懸命になっている人達の絵を覗くと、結構すごい。皆、年配のお年寄りばかりなので、すごい。
ロダン美術館は、庭だけの見学なら、1ユーロ。本館も、になると、9,5ユーロ。
本館の館では、写真はオーケー。
冬なので、まだ、花は全くないが、春になると、花壇の花が彩りを添えて、美しい庭になるだろう。
庭に、ロダンの代表的な,彫刻が観られるので、庭だけでも,素敵な美術館だ。
人が多いと、散策というよりは、観光になるけど、、冬は良い。 ほとんど人がいない。今日は朝、出て来る時は、随分寒くて、雲がかかっていたので、お天気が悪くなるか、と思ったけれど、今はすっかり晴れ渡っている。
ロダン美術館の二階に上がった部屋に、カミーユ、クローデルの作品が、5,6点ある。
とても可愛い少女の彫刻に心が惹かれた。他の作品も、繊細で美しい作品ばかり。
男の手とは全く違う。
例の、すがるカミーユの3人の像が、ここにも。
二階には、彫刻と共に、絵画も興味をそそるものが。
ムンクの絵、ゴッホの作品が2点、モネとルノワールのものも。
美術館を出て,近くの、アンバリッドにある、ナポレオンの墓をみに行った。
こおは、戦争で犠牲になった英雄達も奉られている。
」
お墓のあるドームの奥にカテドラルがある。
ここは、軍隊の美術館になっていて、庭には、大砲が飾られている。
中には、歴代の軍服姿の兵隊や将校の像、剣や、備品
ナポレオン1世から3世の時代までの、戦争の経緯の中で、ナポレオンの戴冠式という絵に描かれている、首にかけられたものに興味が。